りゅうの めの なみだ (いわさきちひろの絵本)

著者 :
  • 偕成社
3.87
  • (23)
  • (26)
  • (25)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 342
感想 : 32
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033020105

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 龍は日本で言ったら鬼とかなまはげ?みたいな存在なのかな。
    でも子供の純粋な優しさに触れて子供の喜びのために生きようと姿まで変えた。
    ねじれた心に光をさすのは真っ直ぐな心なんだな。
    語彙力がないからなんだか変な文章書いてる。
    自覚はあるんだけど、上手くまとめられない。もどかしい。

  • 絵は、好きないわさきちひろさんです。

    りゅうの めの なみだ (いわさきちひろの絵本)
    1965.11発行。字の大きさは…大。

    不思議な少年の勇気と友情が、凶暴で人々に恐れられていた竜の心をなごませる物語です。

    最初、絵だけを見ていきますと、輪郭のハッキリした水彩画で描かれた。可愛らしい少年が出て来ます。本当に、いわさきさんの絵は、見ているだけて、心がなごみ、気持ちが落ちつきます。

    物語は、恐い恐い竜を少年は、誕生日に呼ぶために、山に探しに行き。山奥で大声で「山の竜、山の竜」と呼びかけると、竜が穴から出て来て、少年と話をして、少年のやさしい心に触れて、人を怖がらせるのを止めて、人に好かれる竜になると言うお話です。

    【読後】
    絵がいいですね。
    少年が美しく、やさしく、清らかで、とてもいいです。
    物語も判り易くていいです。
    2021.04.08読了

    ※いわさきちひろさんの作品 感想と読了日
    ちひろ 花の画集 2020.03.10読了
    https://booklog.jp/users/kw19/archives/1/4062146932

  • 人間と龍の話大好きなんですけど、これは買いたい…(図書館で読んだので)
    龍の泣きそうな表情にこっちがしんどくなる。いわさきさんの淡いタッチの絵がよく合ってる。
    こういう話を読んでいると、同じ種族同士じゃなくても絆って結べるよね…と改めて人外と人間の話が好きになる。

  • 大人は子ども達にいい子にしていないと龍がくるよ
    と何かにつけて口にしていました。
    そんな中、不思議な子がいるという話が聞こえてきました。
    なんと,龍を怖がらない子供がいるというのです。
    その不思議な子は誕生日に龍を呼びたいと母親にいいました。
    ところが母親は怒ってしまいます。
    その子は龍を呼ぶために,龍がいるという山に向かいました。
    誕生日に来て欲しいという男の子に,龍は涙をこぼして喜びます。

    読み聞かせ時間は11分ちょっとです。

  • 「ふねになって、やさしいこどもをたくさんたくさんのせてやろう」

    にほんむかしばなしのオープンニングを思い出した。一つの善意が次々と広がっていく様子は、真実の愛だと思う。(12分)#絵本 #絵本が好きな人とつながりたい #りゅうのめのなみだ #浜田広介 #いわさきちひろ #偕成社

  • 竜は怖いものをされ、悪い子にしていると竜が来ると言って子供たちをしつけていた。
    ところが、不思議な子供がいた。
    家族のものが竜は怖いということを教えずに育てたらしく、竜を怖がらなかった。
    その不思議な子供が誕生日を迎えることになり、竜を誕生日に招待したいと言い出す。
    これにはさすがの母親も冗談を言うなと言うが、不思議な子供は誕生日が近づくと山の中へ入り、竜を探し出すことにした。
    竜を呼ぶ声は竜にも届き、不思議な子供は竜を誕生日の招待する旨を伝える。
    竜は今までずっと畏れられていたため、こんなに暖かく接されるのは初めてだ、と涙を流す。
    これからは人のためになることをしよう、と不思議な子供を背に乗せ川を下る途中で、竜の体がだんだんと固くなり、気が付けば大きな黒い竜の形をした舟に姿が変わっていたのだった。

    中国の昔話かと思ったら濱田廣介だった。
    最後がいかにも濱田廣介らしい。

    どうせなら一回くらい誕生日の席に並んでもよかったのに。

  • りゅうという恐れられている存在でみなが避けている。そんなかたくなにこころを閉ざしている人は、思いやりと優しさをもって接すれば、心を開いてくれる、そんなことを言っているような気がした。優しさは時として大きな力となるんだなと。

    見た目や外見でその人を判断するのではなく、ちゃんと中身をみてあげることって大切だなーと思った。見た目で9割とかいう本もあるけれど、見た目もある程度大事だけれど、中身だよね。ま、不細工な人ともつきあったけれど、やっぱり毎日みるなら、ある程度の人がいいかもとか最近思う。イケメンだけしか認めないというのも行き過ぎていると思うけど。

  • みんなが恐れる竜を怖がらない子どもがいました。みんなが竜を忌み嫌うので、何もしていないのに嫌われてしまう竜が可哀相だと思った子どもは、自分の誕生日のお祝いに竜を招待しようと思います。山の奥深くまで竜に会いに行き、竜に声をかけた。
    竜は今まで、なにもしていなくても人に嫌われてきた。だから人間を恨み、怖がらせてきた。けれど、子どもに優しい言葉をかけられて、竜は嬉しくて涙をながすのでした。
    竜は子どもを背に乗せて、いつしか蛇体は船となって、人間の街にやってきました。
    忌み嫌うと憎しみに、やさしい気持ちで接すると、やさしいさが返ってくる。いわさきちひろの絵がいい。

  • いろいろな事ごとに固く心を閉ざしてしまうことがある、頑に凍りついた心を溶かすのは議論でも、諭しでもない。偏見のない、相手をそのまま受け入れる真の思いやり、優しさなのだと気づかせてくれる。

  • 見た目が怖くても 心が優しい人はたくさんいます

    まわりの情報に振り回されず 本当にその人を見て

    自分で判断することが 大切なのです


    小さな頃から 何度も何度も読み返し 泣いた絵本です

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1893年、山形県生まれ。早稲田大学在学中より、児童文芸雑誌『良友』などに作品を発表。卒業後、編集者を経て1923年より作家活動に専念。『泣いた赤おに』『椋鳥の夢』『りゅうの目のなみだ』など約1000篇に及ぶ童話は「ひろすけ童話」と親しまれる。1973年、80歳で他界。

「2019年 『うさぎのみみしばり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浜田広介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
なかがわ りえこ
湯本 香樹実
マージェリィ・W...
平田 研也
モーリス・センダ...
荒井 良二
ばーじにあ・りー...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×