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- / ISBN・EAN: 9784033270609
感想・レビュー・書評
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「ロベルトの作った紙ネズミは、すばらしい力を発揮します。夢への想いと、作者の芸術家としての信念が結晶した絵本です。」
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優しい気持ちになるわ
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夜寝る前、ロベルトが隣の部屋のエイミーにベランダ越しに紙で作ったねずみ人形を見せる。
けれど、エイミーはあまり興味を示さない。
寝る時間になったのでロベルトは窓際にねずみ人形を置いて眠る。
アパートの窓には子供たちの見ている夢が映っている。
夜中、目が覚めたロベルトが窓の外を見ると、アーチーのところの猫が犬に追い掛けられて箱に入って出られなくなっていた。
今にも飛び掛かりそうな犬。
すると、ロベルトの腕がねずみ人形にぶつかって、ねずみ人形が窓の外へ落ちて行く。
街灯の光に照らされ、ねずみ人形の影が大きく映し出される。
地面につくころにはとんでもなく大きな怪物のような影になり、驚いた犬は逃げて行く。
猫あその隙に箱から逃げ出すことに成功する。
安心したロベルトは眠りにつき、翌朝、他の子供たちが起き出す中、ロベルトだけがまだ眠っているのだった。
なんてことはないとある夜の出来事だけれど、どこか幻想的。
窓にそれそれの子供たちの夢が映っているのが面白い。
表紙の裏紙にはねずみ人形の作り方が載っている。 -
キーツさんは、とても子どもの気持ちを大事にされてると感じます。いつも子どもの目線なので、とても気持ちが入りやすいです。