木はいいなあ

制作 : マーク=シーモント  さいおんじ さちこ 
  • 偕成社
3.64
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本棚登録 : 412
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033270906

感想・レビュー・書評

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  • 地元の図書館主催の初心者向け読みきかせ講座で紹介されたので、図書館で借りた

    木のいいところをかきつらねた絵本
    1957年コルデコット賞受賞作

    「こんなにはっきり作品の意図を素直に表わしている絵本の文は珍らしいと思います。そのままついていっただけで、この絵を描くことができました。」という、絵を担当したシーモントの言葉の通りだ
    真っ直ぐで、素朴で、安心する
    難しいことをいっていないぶん、身近に感じられる
    落ち葉を踏んだときのこと、たき火のにおい、上ったときの木のしなりと、足とおしりに感じた樹皮の感触、葉っぱのさざめき、折れたばかりの水分を含んだ枝の柔らかさと落ちていた乾いた棒の軽さなど、いろいろと思い出した
    木は いいなあ

  • 1957年に「コルデット賞」を受賞したという、ユードリイの作品。
    保育園に勤めていたときに絵本の楽しさを知り、絵本を書くようになったという作者さんですが、それはとても良く分かります。
    子供たちの反応を、日々見て過ごしたのですからね。

    でもこの本の良さは、決して教育者の立場にたっていないことです。
    ただ素直に、「木はいいなぁ、木があるとこんなにいいことがあるよ」と子供の声でおおらかにうたっている点です。
    春・夏・秋・冬と、木が一本あるおかげでどんな暮らしが出来るか、鮮やかな絵とともに見せてくれます。
    とりわけ、『木には、みきとえだがある。えだにのぼるととおくのほうがみえるよ。えだにすわって、じっとかんがえることもできる…』というくだりには、新鮮な驚きを感じます。
    ああ、そうだ、そう言えばそうだった、と思い出すでしょう。
    ケンカして、友だちから姿を隠して物思いにふけっていた、木の上。枝や茂みの陰。
    そしてもっと新鮮に感じたのは、『ぼうきれも木からとれる。ぼうきれで、すなにえをかくんだ』というところです。
    そんなことは、はるかに忘れ去っていました。
    まるで親しい友のように木と過ごしていたのが、今では嘘のようです。
    緑が少なくなって、枝を折ろう物ならたちまち叱られてしまう現代。
    緑以外の物なら、あふれかえっているのに。

    今から50年以上も前に、アメリカで出された本というのもいささか衝撃です。
    日本では、なぜこういう本が書かれなかったのでしょうね。当たり前の緑だったからでしょうか。

    最後には、「木をうえるといいよ」という文字が現れ、少年が苗木を植える場面が現れます。
    ほっとする本なので、ゆっくりと語るように子供に読みたいですね。

  • 子供の生まれた時に義父が植えてくれた樹を思い出しあの樹を植えてくれてとてもよかったと改めて嬉しく思った。

    とても素直に木のよさを表している。
    そのストレートさゆえに響く。
    木のよさを概念的ではなく、もっと身近なものとして感じることができた。

    最近あんまり樹をみてないな。

  • 木があるとこんなにいいんだよ、と友達に話すように書かれている。自然の中でのんびり暮らしたくなる。
    “そうすれば みんなも、いえに かえって じぶんの木を うえるよ”という最後の一文は、ちょっと強引な感じがしてしまったけど。
    (読んだ時期:4歳8ケ月)

  • 9月のおはなし会でよんだ本。
    今、木が身近な存在でなくなってるから
    こういう絵本はいいんだろうと思うけど、

    途中までの流れはいいんだけど、
    最後の
    木を植えてみよう、
    そしてみんなに『ぼくが植えた木だよ』って
    言ってみよう
    そしたら、みんなも木を植えるよ

    っていう終わりはないなーと思った。
    どうなんだ?って疑問に想った。

  • どこかでみたような風景が、次々と鮮やかに絵本の中に現れる。
    まぶしく照りつける太陽と、どこまでも広がる森の風景。
    それは、思わず目をおおいたくなるほどのまぶしさ。
    絵本をみているだけなのに。 
    木に登って遊んだこどものころの風景。
    木に登って遊んでいるときって木がほとんど全宇宙だった。
    そのころの一瞬一瞬の幸福感がよみがえる。
    絵本をみているだけで。
    ほんとうに、木っていいなぁと思えてくる、素晴らしい絵本。
    自然と触れ合う機会の少ない子どもたちにこそ。
    この本を読んで夢をみてほしい。
    きっと豊かで満ち足りた気分になれる。

  • 細長い形が木の大きさを表しているようで良い。
    モノクロとカラーが交互に現れる構成も内容に呼応していて面白い。
    簡潔に、木の様々な側面を示していて、すっとタイトルが入ってくる。

  • 3分

    季節とともにかわる木の様子
    木があることによって受けられる恩恵

    木の良さが淡々と語られる絵本ですが
    木との共存をしなくなってきた今の
    時代に、子どもたちが共感をえられるかなと
    思ってしまいます。

    メインの本以外に、ちょっと休息という
    感じで読むには良いかなと思いました。

  • 子どもが木登りをしたり、木陰で休んだりする。
    昨夏の講習で司書がイチオシだった作品の一つ。
    その割には食いつきが悪い。恐らく、聞き手がみんなスカート履きの女の子のためか、これまで(年少すぎて)木登りとか木陰のような経験がなかったのか。
    絵はいいんだけど。。。

  • 田舎育ちの私。この世界がよく分かります。
    絵本なんてそんなものが身近にない環境、時代に育ってしまったので、時空を超えての鑑賞。色々想像してしまいます。

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