かぜは どこへいくの (世界の絵本)

  • 偕成社
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本棚登録 : 293
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033271200

感想・レビュー・書評

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  • 昨年の11月19日に、98歳で亡くなられたシャーロット・ゾロトウさんの作品。
    80作もある作品は、どれもあたたかい癒しの魅力にあふれ、読んでいるこちらの声も次第に優しく優しくなってくる。
    大きな声で読むことなど、むしろ恥ずかしいくらいだ。
    約8分かかるが、小さなお子をお膝に乗せてお母さんかお父さんの肉声でどうぞ。
    本も小さめで挿絵が繊細なタッチの鉛筆画のため、大勢での読み聞かせには向かないが、家庭で読むには最適。

    お話は、母と子の眠る前の問答がメイン。
    「どうして、ひるはおしまいに なってしまうの?」
    「かぜはやんだら、どこへいってしまうの?」
    「たんぽぽのふわふわは、ずっととんでいって、どこへ いくの?」
    等々、次から次へと子は母に質問を投げかける。

    それに対する母の答えが秀逸で、その行為が終わるのではなく、形を変えて始まることを丁寧に諭していく。
    小さな子には、すべてのことが繋がっていると聞いても理解が難しいかもしれないが、幼いながらも命のありようと不思議さを考える非常に大事な機会になるだろう。

    すでに大きくなった子をお持ちのお母さんなら、「ああ、こんな質問をしたことがあったなぁ」と、懐かしい気持ちになるかもしれない。
    小児病棟によく置いてある一冊で、難病を抱えた子にお母さんが読んできかせたことも多々あることだろう。
    そんな想像をすると、シャローット・ゾロトウさんの仕事の大きさに、深く尊敬。
    子どもというものに敬意をはらいながら書かれたこの内容は、いわば「小さな哲学」で、小さいながらもこういう本は心に強く残ることと思う。

    • vilureefさん
      こんにちは。

      nejidonさんのレビューを拝読し、さっそく読んでみました。
      いや~、まいった。
      最初にグッときちゃって読み進める...
      こんにちは。

      nejidonさんのレビューを拝読し、さっそく読んでみました。
      いや~、まいった。
      最初にグッときちゃって読み進めるのがしんどかった。
      私ごとなのですが、とても大切な友人が今闘病中でして・・・。
      重ね合わせるっていうと、それも辛いものがあるのですが読んでて切なくなりました。

      4歳の我が子の反応はと言うと、まだ早かったかな(^_^;)
      人の死は理解しつつあるのですが、亡くなったおじいちゃんおばあちゃんはお墓にいると思っているみたいで・・・。
      もうちょっと大きくなったら是非もう一度読み聞かせたいと思います。

      いつもいつも素敵な本の紹介ありがとうございます。
      2014/04/24
    • nejidonさん
      vilureefさん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます。
      ちょっと忙しくしていてお返事が遅れてしまいました。ごめんなさいね。
      ...
      vilureefさん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます。
      ちょっと忙しくしていてお返事が遅れてしまいました。ごめんなさいね。

      この本、お読みいただいたのですね!嬉しいです!
      サイズも、絵の繊細さも、おうちの中で読むのに最適ですよね。
      そしてその内容が・・まさに哲学的。
      そうですか。ちょうど闘病中のお友達がいらっしゃるのですね。
      切ないし、辛いし、考えてしまいますね。。
      この本のはいわゆるハッピーエンドではないし、(たぶん)投げかけられた命題を、時間をかけて解いていくものだと思います。
      それこそ、その人なりの生き方の中で。
      時が熟したときに、生きる力になるような、そんな一冊ではないでしょうか。大げさかな?

      お子さんも、小さいなりに何かしら感じられたかと思います。
      不思議な本だなって。きっとそれで良いのだと思います。
      vilureefさんのお友達が、お元気になられますように。
      2014/04/27
  • この秋の時期にぴったりの一冊です。長い冬の足跡が近づく秋になると、どうも心がセンチメンタルになってしまう。それはきっと、始まりと終わりの境界の季節だから。そしてめぐるめく自然(人も含む)の生き様をまじまじと映し出し、儚さをあらわにするからだと思う。(ちいさな帆)

  • 5分

  • 何気ない言葉で、こどもは安心するんだと思う。

  • モノクロの線画が、素朴。
    子どもの質問に答える言葉が、上手い。
    この世はぐるぐる回っているという真理が、温かく、優しく伝わってくる。

  • おだやかにつながる終わりと始まり。
    子どもと寝る前に読んだ。
    男の子の質問に全て答えるお母さんの様子に
    「ものしり!」と言っていました。

  • 小さな子なら誰もが考える質問に、大人が丁寧に答えていきます。何事も自分の前から過ぎ去ると終わりではなく、また次の場所で新しく始まるというのがとても良いと思いました。柔らかな感じの絵もお話と合っています。

  • こどもの問いかけにやさしく、かつ、適切に応える母親。母子関係の一つの理想が。絵は優しいタッチで描かれていて、これが結構マッチョタイプの男性によるものだとは最初気が付かなかった。
    ある方から貸して頂いての出会いだった。「児童文学」の世界にも触れていきたいと思う。

  • ◆きっかけ
    ブクログ。ぐらさんの本棚。2016/9/26

  • こんな時間を生きられる子どものしあわせを考えた。子どもが子どもらしくいられるってこういうことなのね。

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著者プロフィール

1915-2013年。米国ヴァージニア州生まれ。ウィスコンシン大学卒業。出版社で50年以上にわたり児童図書の編集者として活躍するかたわら、絵本作家として60冊以上の作品を出版。主な絵本に『うさぎさんてつだってほしいの』(冨山房)、『かぜはどこへいくの』(偕成社)、『ねえさんといもうと』(福音館書店)、『あらしのひ』『いつかはきっと』(ほるぷ出版)、『はるになったら』(徳間書店)などがある。

「2018年 『かあさん、だいすき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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