島ひきおに (絵本・日本むかし話)

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033300207

作品紹介・あらすじ

人間と暮らしたいと住みかの島をひっぱって鬼が村へやってきましたが、こわがって誰も遊びません。鬼は再び島をひいて歩きます。

感想・レビュー・書評

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  • オニがかわいそうだった。今も南の海をわたっているのかと思った。見つけたらいっしょにお酒をのんじゃう。のんじゃう、のんじゃう。オニは、毛が体中に生えていているし、きんにくもりもりで、会ったらふみつぶされちゃうかも。でも、かわいそうだから、いっしょにいたい。(小3)

  • 鬼はみんなに嫌われてしまって、鬼がすごくかわいそうだと思いました。

  • 幼い頃、読んだ覚えがあります。子供心にも鬼がかわいそうでなりませんでした。

  • 12分

  • 広島県の能美島のすぐそばの敷島という無人島があります。
    もとは引島と呼んでいたそうです。鬼が引っ張ってきた島だから引島と呼んだそうです。

    そんな伝説ののこる話を作者が後世に伝えるために、しるした絵本。

    こういう日本の昔話は好きですね。

  • 「人間と暮らしたいと住みかの島をひっぱって鬼が村へやってきましたが、こわがって誰も遊びません。鬼は再び島をひいて歩きます。」

    心優しい、さびしがりやの鬼。受け入れてくれる村はあるのだろうか。

    『泣いた赤鬼』とセットで紹介するのもいいかも。

  • 寂しがり屋のオニはいつも誰かが遊びに来てくれないかと思っていた
    ある日嵐にあった漁師が島にたどり着いた
    オニはどうしたら漁師たちの村で暮らせるか訪ねると、島を引っ張ってきたらよいと言われる
    その言葉通り島を引きやってきたがどの村も受け入れてはくれん
    どんどん沖へ南へ向かう間に島は波に削られなくなってしまい、オニはどんどん痩せてしまった

    読み聞かせ時間は9分くらいです

  • <山下明夫さんの童話の島じまシリーズ>容姿とは真逆のとっても弱腰の鬼がなぜか「島を引く」。寂しがり屋の鬼が、相手を探して海を行ったり来たり。日本画の色彩も魅力です。(ちいさな帆)

  • なんだか救われないすこし悲しいお話。
    続編があるみたいだけど、そこでは救われるんだろうか、、

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著者プロフィール

山下明生(やました・はるお)
1937年、東京に生まれ瀬戸内海の能美島に育つ。児童文学作家、翻訳家として活躍中。児童文学として『うみのしろうま』(理論社/絵・長新太/第11回野間児童文芸推奨作品賞)、『海のコウモリ』(理論社/絵・宇野亜喜良/第16回赤い鳥文学賞)、『カモメの家』(理論社/絵・宇野亜喜良/第32回日本児童文学者協会賞/第15回路傍の石文学賞)。絵本は『はんぶんちょうだい』(小学館/絵・長新太/第24回小学館文学賞)、『まつげの海のひこうせん』(偕成社/絵・杉浦範茂/第6回日本の絵本賞絵本にっぽん大賞)、『島ひきおに』(偕成社/絵・梶山俊夫)、『きつねのぼんおどり』(解放出版社/絵・宇野亜喜良)、『あふりかのあかいみち』(教育画劇/絵・しまだ・しほ)。翻訳に『バーバパパ』シリーズ(偕成社・講談社)、『カロリーヌ』シリーズ(BL出版)など、数多くの作品がある。

「2011年 『カワウソ村の火の玉ばなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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