おそとがきえた!

著者 :
  • 偕成社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033316307

作品紹介・あらすじ

大きな町の小さな家に、おばあさんと猫がすんでいました。窓からみえるのは、灰色のたてもののかべばかり。「すてきなおそとがあったらな」それが、ふたりのねがいでした。そんなある日、おばあさんがいいことを思いつきました。そして冬の夜だけあらわれる、ひみつのおそとができたのです-。5歳から。

感想・レビュー・書評

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  • 絵が綺麗。自然があるって幸せ。

  • とてもかわいらしいおばあちゃんとねこちゃんのストーリー。
    お話に出てくるスープがおいしそ~。
    窓の外の景色を綺麗だと思えるこころ、
    当たり前の日常を幸せと思えるこころ、
    ずっと持っていたいです。

  •  大きな町の小さな家におばあさんと猫が住んでいました。家の周りには大きな建物ばかり。窓がたくさんあっても見えるのは建物の壁しかありません。そんなおばあさんと猫の願い事は「素敵なお外があったらいいな」でした。朝でも夕方みたい。夕方でも夜みたい。
     そんなある寒い日のことでした。おばあさんがチラッと窓を見ると、あらら、お外が消えちゃった。いったいお外はどこに行ったの??

  • 周囲を高い建物に囲まれた家に住むおばあさんとネコ。

    ページをめくるごとに、白とグレーの世界から、最後には鮮やかな色彩の世界に変わっていくのが印象的でした。

    曇った窓に指で絵を描くところは、遊び心があって好きな場面です。

  • 自然に囲まれて生きることの素敵さを再認識しました。

  • 3歳0ヶ月。カフェの読書スペースで息子が持って来た。

    随分大人っぽい本を持って来たなと表紙から思ってたけれど、内容も大人っぽい。まあ、息子はあちゃこちゃ歩き回ってしまいほとんど聞いてなかったけれど、母ちゃんが音読しながらチラさんとネコのやりとりをひたすら楽しんでいた。


    ふたりの空気感というか、世界観がたまらなくいい。ほんとのこと言うとこの日ちょっと母ちゃんは疲れていたんだけど、息子に読み聞かせしているようで自分の時間を過ごして楽しんでいられた気持ちになった。
    こんな時間も作れるんだね。読み聞かせって。。

  • おそとがあるって、素敵ですね。
    チラさんとねこちゃんが幸せそうに暮らせて、よかった!

  • 絵に惹かれました。
    素敵なお外が見えるようになって、よかった!

  • 歳をとって、1人になって、子どもたちもあまり訪ねて来なくなる…
    家の周りの環境も変わり、住み慣れた家の周りは大きなたかいビルだらけ。窓はあっても空が見えない日々。

    チコさんと猫ちゃんは老人住宅の抽選を夢見てハガキを書いて、スープを作って仲良く過ごす。

    ある日、当選ハガキが届き、2人はお引越しをすることになる。でも、とんでもない山おくかもしれない…と不安になりながらも荷物を積んで車で出発。新しい家に着いたのは夕方過ぎ、まっくらで何も見えません。「ここも空がないかもしらませんよ」

    さて次の朝…

    とっても愛おしいおばあちゃまと猫の二人暮し。丁寧な暮らしぶりが良く分かる。

    着ているものやお家の中の雑貨もとてもかわいい。ターシャ・テューダーみたい。こんな老後、憧れるなぁ。

  • おばあさんと猫。角野さん定番のほのぼのストーリー。絵は写実的で美しい。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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