学校ななふしぎ

著者 :
  • 偕成社
3.85
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本棚登録 : 240
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033323404

作品紹介・あらすじ

学校に夜いってはいけません。もし、いくとね…。「トイレの花子さん」他おなじみの学校の怪談に創作怪談を加えた7編のショートショート絵本。

感想・レビュー・書評

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  • うーん、星4つは甘めな評価かもしれませんが、
    良くも悪くもお手軽なのが、使うがわとしてありがたい。

    小学校低学年でも怖い話の需要は高いにもかかわらず、
    彼らの読む力のレベルで読める怖い話はなかなかないものです。
    昨今は岩崎書店の怪談えほんが、それなりに注目を集めていると思いますが、
    あちらは創作であることもあってか、
    著者さんやら、絵の方たちが全面的に出て来て、
    本当に子どもの為に書かれているのか、
    ちょっと考えるところもあります。
    本シリーズは少しそれとは違う路線であると思います。

    前作の『本所ななふしぎ』は伝統的な怪談を、
    シンプルながらにきちんと紹介してあったのが良かったのですが、
    本作も王道感あふれる学校のななふしぎをぱぱっと紹介してあり、
    読む力の低い人たちにも届く怪談になっています。

    正統派怪談をストイックなほどに骨格だけにしてあるこのシンプルさ、
    遠野物語みたいで(褒めすぎ?)意外にキライじゃありません(笑)

  • 「おばけずかん」シリーズの斉藤洋さん、「アブナイかえりみち」などの山本孝さんという、有名どころの2人が組んだ本。ホラーの雰囲気は残しつつ、どこかコミカルで怖すぎないところが幼稚園〜低学年にちょうどいい。でも怖い話好きの子には物足りないかも。

  • 4歳2ヶ月、とにかく気に入って何度も読んでと言ってる。ベートーヴェンが気になる様子!

  • いきなりお化けがいっぱいでて、とても怖かったです。

  • 学校に夜いってはいけません。もし、いくとね…。「トイレの花子さん」他おなじみの学校の怪談に創作怪談を加えた7編のショートショート絵本。

    もくじ:
    トイレの花子さん
    理科室のがいこつ
    音楽室のベートーベン
    れきだい校長かいぎ
    おどりばのかがみ
    おばけんぴっく
    あの世のこくばん

    姉妹編に江戸の怪談を集めた『本所ななふしぎ』もある。

  • 自分が通った小学校にもいたトイレの花子さん。うん十年経った今も怖い。

  • もうちょっとそれっぽい方がいいかな

  • 7歳6ヶ月の娘
    4歳6ヶ月の息子に読み聞かせ

    娘が学校の図書室で大人気ということで
    ほんと怖い話すきだよねー小学生
    そして
    怖くなって
    夜眠れなくなるという
    トイレにいけなくなるという

    絵も結構こわいよ

    学校のこわい話
    七不思議って
    自分のときも語り継がれていた
    ある意味、伝統文化だよな

  • おもしろいです

  • 真夜中の学校。
    こわいけど、ちょっぴりクスッ。

  • 怖くて、鏡ごとお化けだってびっくりした。

  • 音楽室、理科室、トイレに潜む怪談……学校の怪談が絵本になりました。

  • ベートーベンの話しが、“運命”という言葉が出てきて怖くて面白かった。

  • ちょっとギャグっぽい絵柄で、怖さが緩和されている?
    最初の3つはメジャーだけど、後はどうかしら。
    校長会議はシュールだなあ。

  • 2018/8/29 9:06

  • それがあなたのうんめいなのです!と、温故知新に笑えた

  • 30年度 仲よし高学年
    5分

  • 普通に怖い
    ちょー怖い

    それがあなたの運命なのです!

  • ・おばけがいっぱいでてきて、こわかった。がいこつがおどったり、ベートーベンがいきてたりしてこわかったです。
    ・学校ななふしぎをよんでみたら、すごくミステリーがあって、とてもすきになりました。

  • 学校図書館新着本。
    先生に読み語ってもらっている時の、子どもたちの表情の真剣なこと!
    こわい絵本、怖い話が、子どもたちは本当に好きです。

  • 2015年3月25日

  • 20140718AS
    夏ゾクリとするおはなし。花子さんがリアルこわい。

  • 学校の七不思議。
    トイレの花子さん、理科室のガイコツ、音楽室のベートーベン、歴代校長の会議、踊り場の鏡、おばけんピック、あの世の黒板。

    トイレの花子さん:花子さんのトイレに入った子供はいても出た子供はいないとか。

    理科室のガイコツ:だいたいは偽物だけれど、中には本物があって夜な夜な音楽に合わせて踊る。

    音楽室のベートーベン:写真から抜け出してピアノを弾く。
    気付かれると写真に戻るときに一緒に連れて行かれる。

    歴代校長の会議:校長室の歴代の校長先生の写真やまだ生きている校長先生たちが夜な夜な集まって会議を開く。
    生きている校長先生は寝たままパジャマのまま参加。

    踊り場の鏡:警備員が鏡に映った自分の姿だと思うけれど、翌日見てみるとそこには鏡はなかった…。

    おばけんぴっく:学校中のお化けたちが運動場で競技大会を開いている。

    あの世の黒板:翌日のテストの答えが書かれている。
    見たら消さないと答えた文字も消えてしまう。
    満点を取るとあの世の試験に合格したことになってしまい、連れて行かれる。

    ありそうでなかった、七不思議だけを題材にした絵本。
    主人公とかはいなく、七不思議だけが順番に説明されていく。
    中表紙の絵が怖くていきなりで、どきっとした。

    現代では「踊り場」を知らない子供もいそう。
    校長の会議や、あの世の黒板は聞きなれない。
    あの世の黒板は結構怖い。
    ベートーベンの「それが君の運命だ」には笑った。

    七不思議の七番目は全部知るとよくないというのが定番だけれど、それは外したのか…。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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