のっぽのスイブル155

  • 偕成社
4.11
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本棚登録 : 130
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033325002

感想・レビュー・書評

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  • 〝古い建設機械が置かれたガレ-ジに、錆びたからだで長い間眠っていたスイブル(水陸両用ブルド-ザ-D155W)。 ある晩連れていかれたのは、大きな修理工場だった。そこで彼を待っていたのは、全身をすっかり綺麗にする大修理でした・・・〟東日本大震災をきっかけに息をふきかえしたスイブルが、再び海や川、橋の工事現場で活躍することとなった、感動の実話絵本。

  • 倉庫で長い間眠っていた、古くて錆びたブルドーザー、スイブル。彼は水陸両用ブルドーザーなのでした。整備されて、東日本大震災の復旧工事に頑張ることになりました。スイブルたちが活躍しなくなった事情はわからないけれど、古いタイプの重機を保管してくれていた会社があってよかったなぁ。

  • 図書館で借り。
    こもりまことの本を読みたいと思って。
    東日本大震災で壊れた港や橋の復旧作業に従事した水陸両用ブルドーザーのお話。
    大人でも色々な発見があった。

  • スイブル頑張りましたね

  • 倉庫で眠っていたスイブル155が揺れを感じて目を覚ます話。

    スイブル155って何だ?と思って読み進めていったら、水陸両用ブルドーザーでした!
    そんなのがあるんだ!という発見や、水に強いペンキだから緑色をしている、エンジンの排気管が長い煙突になってた、など初めて知る事が出来て面白かったです。

    活躍の場が東日本大震災の被災地というのは悲しいことだけど、復興のための力になったんだろうと知れて良かったです。

  • 実際のお話を元に描かれている。とても興味深かった。

  • ガレージでずっと長い間眠っていた緑色の古いブルドーザー。
    ある日工場に連れて行かれて、全ての部品が新しく交換され、大修理が行われた彼が働くことになったのは激しい地震と津波によって剥き出しになった橋の脚元の工事現場。
    川に飛び込んだスイブルが、自分が水陸両用ブルドーザーであることや自分のやるべきことに気がつく瞬間は、読みながら急に胸が熱くなる感動に襲われる。スイブルの働きに復興の希望の光が宿っていたんだなぁ。思いを馳せる10年前の震災…。
    5歳5ヶ月の息子はじっと無言でスイブルの復活を見守っていた。

  • K
    三歳四か月

  • はたらく車、乗り物絵本を探していて見つけた本。
    東日本大震災の絵本だったことに読み始めてすぐ気付いた。一番最後の奥付のページにスイブルが復興に使われた事情が簡単に説明されているけど、子ども達は震災前後の事情を知らなくても乗り物絵本として楽しめるストーリーになっていると思う。

    使われていなかったブルドーザーがある日ガレージから連れ出され分解されて、部品を新しく交換してピカピカになっていざ仕事へ。他の乗り物達と少し違う形は何のためだったのか。
    活躍するスイブルにわくわくする。

  • こんな風景をみたことがありません、が当時のショックを思い出させる。バルンくんの魅力に気がつけないハハも釘付けで読んでます。そしてスイブルの活躍に泣く。なんでやねんです。

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著者プロフィール

1948年京都生まれ。大阪デザイナー学院卒。子どものときから紙とエンピツを持たせると自動車を描いていた。おもな絵本に『のっぽのスイブル155』、「バルンくん」シリーズ、『はたらくくるま みちをつくる』、『ダットさん』、『はやいぞぶんぶん』、『このおとだれだ』などがあり、すべて自動車に関するもの。http://www.komori-illust.net

「2021年 『おそうじロボットのキュキュ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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