まなちゃんはおおかみ

著者 :
  • 偕成社
3.07
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本棚登録 : 61
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784033327709

作品紹介・あらすじ

もうすぐおゆうぎ会。すみれ組は、『おおかみと7ひきのこやぎ』の劇をすることになりました。あかね先生から、ひとりずつ役が発表されて、背の高いまなちゃんは、おおかみ役をすることになりました。

いっぽう、からだのちいさなかいくんは、強くてかっこいいおおかみ役がやりたくてたまりません。
「えー! ぼくがおおかみやりたい!」

ところが、何回練習しても、まなちゃんはだまったまま。かいくんがやきもきしているうちに、とうとう本番の前の日がやってきます。とびきりすてきな衣装を着て、みんなうきうき舞台にあがりますが……「あれ、まなちゃんがいない!」

正反対なふたりの、まっすぐな思いがぶつかって……。子どもたちの「ちがい」が「おなじ」にかわる瞬間を色彩ゆたかに描く、おゆうぎ会の絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 種村さんの本は絵がかわいくて好きです。

    オオカミと七ひきの子やぎを演じることになり、まなちゃんは子やぎになりたいのに配役はオオカミ。でもかいくんはかっこいいオオカミをやりたいのに子やぎ。お互いのやりたいものになれずお互いがうらやましい…

    そして発表の当日お互いのやりたい役の衣装に着替えてみたら身長の違う二人の衣装は全然合わなくて…。

    結構読み込み方としては深いものがあると思うんです。
    子供は最初は単純にストーリーと絵を楽しむかもしれません。でも、成長していく中で望んでいることが思うように叶わないことなんかいくらでも出てきます。
    羨んでいた相手が自分を羨んでいたり、やっと望みをかなえたらそれが実は思ってた現実とは違っていたり。
    私はこの本を読んで「適材適所」という言葉を思いました。
    なんて、深読みでしょうかね?
    この本を読まれた他の方々がどうとらえるのか興味があります。

    大人は大人の、子供は子供の楽しみ方が出来る、可愛いだけでない存外深い物語だと思うのです。

  • 図書館本。長女選定本。幼稚園で「オオカミと7匹の子やぎ」を劇ですることに。まなちゃんはオオカミ役に任命されたけど、どうも気が乗らない。オオカミ役をやりたかった子が出てきて…!?

  • おおかみと7匹の子ヤギをやることに
    先生が配役を決める
    かいくんはこやぎ、まなちゃんはおおかみに

    まなちゃんはおおかみはやりたくなくて、かいくんは逆におおかみがやりたい
    最後にお互いに交換してみることになるけれど、身長の関係で衣装が入らなくて、それぞれの役をちゃんとこなす

    先生も身長の関係だって、きちんと説明すればいいのに…と思った。

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著者プロフィール

北海道生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。講談社絵本新人賞受賞。絵本に『きいのいえで』(講談社)、『サンタクロースになるひ』(小学館)、『あのこのたからもの』(ブロンズ新社)などがある。

「2021年 『カラフルなひとりごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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