くろいの

  • 偕成社 (2018年10月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (64ページ) / ISBN・EAN: 9784033328805

作品紹介・あらすじ

ひとりで帰るいつもの道で、女の子が不思議ないきものをみつけます。どうやら、自分にしか見えていないみたいです。ある日、思いきって声をかけると、その〝くろいの〟は、台の上からおりてきて、とことこ歩きだしました。ついていくと、へいの穴からもぐりこんだのは、ほどよく古びた日本家屋。そこは、くろいのの家でした。
おしゃべりはしないまま、居心地のいい居間でお茶を飲んだあと、くろいのは女の子を、押し入れの中から屋根裏につれていってくれました。そこに広がっていたのは、暗闇の中にキノコやコケが光る幻想的な世界。ブランコやすべり台で思いきり遊んだあと、ふたりは大きな生きものの柔らかな毛なみにつつまれてぐっすり眠りました。お母さんの夢を見た女の子は、また、くろいのとともに居間にもどってきます。
わかれぎわ、くろいのは一輪の花をくれました。帰り道のとちゅうで、お父さんとばったり会った女の子は、ふたりでなかよく家にむかいます。

ひとりでいるときの子どもの心に優しく寄り添ってくれる不思議な生きもの、くろいの。そのくろいのとわたしの愛おしくなる出会いを描いたあたたかな絵本。

感想・レビュー・書評

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  • くろいのがいる。
    このくらいのがとても気になる。
    女の子とくろいの どうする どうなるのかドキドキしながらページをめくる。

    モノトーンの世界が広がる。
    動きや表情、絵の細かさにも目をうばわれる。

    くろいのは、いろんなところにいる。
    えっ、こんなところにも。
    だけど女の子しか見えてないのかな。
    くろい あとに着いて行くと…。
    お家の屋根裏へ。
    未知の世界へ。
    くろいのといっしょに楽しい冒険。

    こわさを感じないこんなひとときを過ごしてみたい。
    ちょっと違う気分になって、ちょっと嬉しくなって。
    招待してくれて ありがとうなのかな。

  • 小学生ぐらいの女の子が帰り道、塀の上にくろいのが座っているところを発見しました。次はバス停にいました。その後の様子を伺いました。すると、その黒いのにはお家があるみたいです。
    家の中に入ってお茶を飲みました。そして押し入れを開けると何も入ってなくて、押し入れは入るものらしいです。

  • 優しいタッチの絵と
    どこか懐かしさを
    感じる昭和風の街並みが
    読んでいて心地良かったです。

    白を背景とした絵が
    途中から黒に変わるのが斬新で、
    「この先どうなるんだろう」と
    わくわくする気持ちが強まりました。

    "くろいの"の正体は、イタチ⁈
    ふかふかの毛の生き物が
    私にはイタチに見え、"くろいの"
    のお母さんかなと思いました。
    正解は何なんでしょうね。

    私のお気に入りのシーンは、
    "くろいの"が"わたし"に
    お茶を出すところ。
    なんとも可愛らしく、
    思わず笑っちゃいました☺︎꒡̈⃝⌄̈⃝¨̮

  • 〝ひとりで帰るいつもの道、塀の上に “くろいの” がいた。 次に見た時は、バス停に坐っていた。 「ねえ、何してるの?」 おもいきって声をかけたら、コトコトコトッと降りてきて、とことことこっと歩き出した ••●●●〟陽だまりの縁側、押し入れの暗闇、草花の匂い、屋根裏で眠るふかふかな生き物…ジブリの “まっくろ黒すけ” を連想させる、キメ細かな銅版画で描かれた不思議なくつろぎの世界。

  • 不思議で少しこわい、けれどもどこか懐かしさも感じる絵本。少女が出会う「くろいの」は、言葉を発さない存在でありながら、その動きや佇まいから多くを語りかけてくる。細密に描かれた町の風景と静けさが、少女の内面とリンクしているように感じられ深く引き込まれた。こどもの頃の不安や好奇心を思い出させてくれる一冊。

  • とても良かった。
    どうしようもなく削れてしまっているときに、息をふきかえせるのは、こんなふうな奥の世界。たやすく誰もが入ってこられることのない世界なら、壁をゆるめて息をつける。それをこんなふうに描いてくれて、とてもうれしかった。

  • 子どもだけの友達と、屋根裏の夢のような世界。
    独特の筆致。

  • トトロみたいな感じ、、かな!?むすこ②は、くろいのはなんだかわからなかったけど、話はおもしろかったよー、だって。

  • 絵がかわいかった。
    黒い世界に行ってみたい!!楽しそう!!

  • エドワードゴーリーのうろんな客みたいな話かと思ったら、そうではありませんでした。

    個人的にはとても好きなお話しです。

    子どもの頃、こんな不思議な友達がいたら楽しいでしょうね!

  • 不気味だし知らないものについて行くのはちょっと控えたい。

  • 課題で取り上げた。
    銅版画の作画は現実感のないような、心に忍び込むような、遠い記憶の様な感覚になる。
    日常で気がつくとそばにいる、意識の隙間で一緒に戯れる、気持ちを満たしてまた日常に戻る。
    その境界線の曖昧なこと。

  • くろいの。

  • 不気味だけどなんかかわいい♪

  • 3y

  • いつもの帰り道、ひょっこり現れた「くろいの」がいざなう不思議な世界。壁の向こう、押し入れの奥に広がる別世界にはいつだってわくわくする。女の子ののんびりしたモノローグは多くを語らないが、白と黒だけで描かれた世界が逆に優しいにおいや手触りを感じさせ温かい。「黒」にはネガティブなイメージもあるけれど、こういう包み込むような温かさの「黒」もいいよね。

  • 結構気に入ってリクエストしてきた
    ちょっとドキドキしぬがら読む不思議な話

  • こわい話かと思ってドキドキしながら読んでたらとても可愛い温かいお話だった。小さい頃はこういうのが見えていたような気がする。

  • かわいい
    で、結局なに?

  • 図書館にて。
    大好き。くろいのかわいい。

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著者プロフィール

田中清代 神奈川県生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。油絵と銅版画を学ぶ。同大学で絵本研究会に所属、絵本の制作を始める。1995年、ボローニャ国際絵本原画展ユニセフ賞受賞。翌96年同展で入選。1997年、『みずたまのチワワ』(井上荒野・文、「こどものとも年中向き」1997年8月号)で作家としてデビュー。絵本に『トマトさん』『みつこととかげ』(以上福音館書店)、『おきにいり』(ひさかたチャイルド)、『おばけがこわい ことこちゃん』(ビリケン出版)などがある。かがくのとも絵本は『みつけたよ さわったよ にわのむし』についで2作目。静岡県在住。

「2016年 『うおいちば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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