うちのおかあちゃん

  • 偕成社 (2022年7月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784033502304

作品紹介・あらすじ

おかあちゃんは、ほとんど目がみえない。
三味線をひくのがうまい。口が悪くて、えばっていて、たくましい。
ひとりでどこへでも出かけていく。
みんなのことが、ぼ〜っとゆうれいみたいにしか見えていない、
と言っていたおかあちゃんの目が、ある日とうとう、何も見えなくなった。
その日だけ、おかあちゃんが泣いた。
でもおとうちゃんの一言
「目も悪くて、口も悪くて、意地も悪い。それはヘレン・ケラーじゃな」で、
お母ちゃんは笑顔に。
「ようし、こうなったら、日本一のヘレン・ケラーになっちゃるで」

作者の小手鞠るいさんが目の見えないお母さんに心を寄せて描いたフィクション。
全て岡山弁でつづる。(小手鞠さんは岡山出身)
エピソードは、実際あったことばかりなので、リアリティがある。
障害のある人が身近にいたら、障害を特別と思わず普通のこととして受け入れる、
そんな世界を子どもたちに知ってもらいたくてと書かれた作品。
ダイナミックなこしだミカさんのイラストがストーリーを盛り上げている。

みんなの感想まとめ

目の見えないお母さんの力強さとユーモアが描かれた物語は、昭和の肝っ玉母さんを彷彿とさせます。三味線を弾き、たくましく生きるお母ちゃんは、少しずつ視力を失いながらも、日常生活を楽しむ姿が印象的です。目が...

感想・レビュー・書評

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  • 〝うちのお母ちゃんは、三味線をひくのがうまい。うちのお母ちゃんは、目が悪い。うちのお母ちゃんは、耳がいい。うちのお母ちゃんは、頭がいいけど、口が悪くて、えばっている。 ひとりでどこへでも出かけて行く。みんなのことが、ぼ〜っと幽霊みたいにしか見えていない、と言っていたお母ちゃんの目が、ある日とうとう、何も見えなくなった…。その日だけ、お母ちゃんが泣いた。でも、お父ちゃん一言「目も悪くて、口も悪くて、意地も悪い。それはヘレン・ケラーじゃな❢」で、お母ちゃんは笑顔に。「ようし、こうなったら、日本一のヘレン・ケラーになっちゃるで❢」…〟作者の<小手鞠るい>さんが、目の見えないお母さんに、心を寄せて描いたフィクション絵本。

  • 「作者の小手鞠るいさんが目の見えないお母さんに心を寄せて描いたフィクション。
    障害のある人が身近にいたら、障害を特別と思わず普通のこととして受け入れる、
    そんな世界を子どもたちに知ってもらいたくてと書かれた作品。」とあった。

    小手鞠さんのお母さんへの思いがある作品。
    親子の姿をありのままに伝えてくれる絵本
    うちのおかあちゃんは、耳がいい。
    うちのおかあちゃんは、頭もいい。

    「ついに、まったく見えんようになってしもうた。」

    症状が進み、見えなくなってしまったことを受けとめる。

    「ようし、こうなったら、日本一のヘレン・ケラーになっちゃるで。」
    うちのおかあちゃんは、たちなおりが早い。
    「まりえ、白いつえがもらえたんじゃ。どうじゃ、すごいだろ。これで鬼たいじができるわ。さあ、どこからでもかかってこい!」

    生きていると、病気や事故、いろんなことに遭う。絵本のおかあちゃんのように前向きにあるがままを受けとめ、自分のできることをする、そういったパワーを出せるかは人それぞれだし、自分のペースであっていいと思う。
    見た目には健康に思えても、人それぞれ悩みや病気を抱えている。いろんな人がいて当たり前。それを互いに思いあうことをつい忘れがち。

    「白杖の歴史は、1920年ごろ、フランス人のジャン・ドラージュが盲人用の杖を考案したことに始まります。 杖は当初、暗色であったが、周りからも認識しやすくするため、現在のように白色となったとされています。 」(東日本盲導犬協会の活
    動日誌について)
    絵本を読んで東日本盲導犬協会のサイトを見に行ったが、知ることが多い。また、
    日本点字図書館https://www.nittento.or.jp/index.html
    「いっしょに歩こう」目の不自由な人の誘導方法を簡単にまとめたリーフレットがダウンロードできるようになりました。
    とあった。声のかけ方、誘導の仕方、迷った時の参考にしようと思いました。

    一生懸命毎日生きることを忘れてはいけないと読み終えて思った絵本。

  • 目が見えなくなっていく不安や不自由さをふきとばして、いつでも明るく過ごす母。
    たった一度、全盲になった時だけ涙を流した母。

    母の力強さに励まされる。

    すべてをふきとばし、またはつつみこみ、またはうけとめる、家族間のボケつっこみがめっちゃおもしろい絵本。
    中学年くらいだと、つっこみをスルーしちゃう(理解してない?)部分もあって、そんな反応も楽しみながら読みきかせをしました。

  • 今では珍しくなって肝っ玉母さんのお話

    粗雑だけど生命力の強いお母さんや、笑いの感覚、ストレートにほろりとさせる感じが昭和の昔の絵本のようだった。描かれている風景が1970年台の日本の家庭や風景で、2020年代に書かれた絵本だけど時が止まっていて、不思議な感覚になった。

  • 三味線弾きのおかあちゃんは目が少しずつ悪くなっている。でも、買い物もするし、言葉も良く知ってる。耳が良すぎて心の声まで聞こえる…みたいだ。でもある日、ついにおかあちゃんの目が全く見えなくなってしまう。
    目が見えないことの具体的な違いは表現されていなくて、中途半端なのがどう受け止められるか?ただ、見えないことを否定せず受け入れる前向きな心や、家族を思う気持ちは良く伝わると思う。

  • 8'30"

    失明していく 母と娘のお話

  • 中途失明のおかあちゃん。
    子どもを持つ親にとってはやるせない。
    でも、このおかあちゃんのポジティブさ!
    眼科検診に行こう!

  • <図書館だよりで紹介した本>

  • 2025.02.01

  • 2024.11.6 6-2

  • 2023.10.2 6-2

  • だんだん目が見えなくなっていくお母さんをポジティブに現していて、応援したくなる。
    広島のことばがまたいい。

    28回日本絵本賞最終候補
    2023絵本50

  • 目が見えなくなってしまうおかあちゃんと娘の話。
    どこまでも明るいおかあちゃんに、読み聞かせ中もうっかり泣きそうになる。

  • 7歳10ヶ月の娘
    4歳10ヶ月の息子に読み聞かせ

    パワフルお母さん

  • 表紙の絵が多くて、楽しそうだったので手に取ると…
    目が見えなくなる、明るいお母ちゃんと家族のお話。
    小学生になったらもう一回借りて読んであげたい、
    前向きに生きる強さを、迫力のある絵で伝えてくれるお気に入りの一冊になりました!

  • いくつになっても、母って、、、

  • 2022 おかあちゃんは三味線の先生
    目がだんだん、見えなくなっているけど、
    とても逞しい

    とうとう目が見えなくなってしまうけど、
    白杖をもらって
    よろこんで
    鬼退治にいくという

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。
詩とメルヘン賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化
賞などを受賞。松倉香子さんとのコラボ作として『お菓子の本の旅』
『少女は森からやってきた』『未来地図』『晴れ、ときどき雪』『泣くほど
の恋じゃない』『瞳のなかの幸福』(以上、カバー装画)『ようせいじて
ん 星座のようせい』『うさぎタウンのおむすびやさん』『うさぎタウンの
パン屋さん』『ゆみちゃん』(以上、挿画と装画)。本作は、松倉香子さ
んとの初のコラボ絵本となる。

「2025年 『まほうの絵本屋さん 月夜のチョッコラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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