うつくしい絵 (かこさとし)

著者 :
  • 偕成社
4.11
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本棚登録 : 328
感想 : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034170106

感想・レビュー・書評

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  • ダ・ヴィンチ、ゴッホ、レーピン、北斎、ピカソの人物像と代表作を丁寧に解説している児童書です。
    年齢を問わず、大人でも十分に楽しめる内容です。
    平易な文章ですが、絵をじっくり味わうことで読了に少々時間を要しました。
    そして、それは読み方として正解であった気がします。
    改めて加古里子氏の多芸多才に感心し、絵って素晴らしいなと思えた一冊。

  • 表紙にダ・ヴィンチの「モナリザ」、裏表紙はゴッホの「ひまわり」。
    この2作品はもちろん、レーピン、北斎、ピカソの有名な作品が丁寧な解説とともに載っている。
    その解説がしみじみと素敵で、かこさとしさんのこの本にかけた思いが伝わってくる。

    「絵描きさんは、みな生まれた国が違って、それぞれ変わったくせを持ったひとでした。
    しかしみな、美しい心を持ったひとたちでした。
    その美しい心を持ったひとだったから、みんが感心する美しい絵を描くことが出来たのです。」

    私も少しばかり絵を描くが、こんな風に思ったこともなかった。
    これは誰それの何年頃の作品で、何々派に属し、モチーフとなったものは・・なんて、そんな解説ばかりで頭を埋めていた。
    絵は、ただゆっくりと眺め、画家さんの心を感じ取ればそれで良いものを。
    名画と言われる作品に、美術館ではじめて出会った時の感動をなぜ忘れてしまったのだろう。

    庶民の生活とは無縁なところで、近代的と称して動いている画流や近代芸術論とやらに対する、疑問と批判も秘かに込めたかった、と後書きにある。
    かこさとしさんの願いが届くように、ゆっくりとページをめくって絵を見せながら読むと、ゆうに15分以上はかかる。
    それでもいつか、子どもたちの前で読んでみたい。
    美しい絵を見て、絵描きさんの美しい心をくみ取れるようになってほしいから。
    そして私も、美しい絵を感じ取れる大人に、なっていこう。

    • nejidonさん
      くりりんさん、こんばんは♪
      コメントありがとうございます。
      レビューに共感してくださって、とっても嬉しいです!
      子供向けの絵本ではある...
      くりりんさん、こんばんは♪
      コメントありがとうございます。
      レビューに共感してくださって、とっても嬉しいです!
      子供向けの絵本ではあるものの、選び抜かれた言葉と絵で、感動してしまいました。
      そしていつの間にか、こんな大人にはなるまいと思っていた大人に、
      自分もなっていたことに気が付きました。。
      恐るべし、絵本の力、です。

      そうそう、初めにお話しておかなければと思ったことがひとつ。
      私、小説はあまり読みません。特に現代ものは。
      どうかそのことでがっかりされませんように。
      2017/11/05
    • 夜型さん
      nejidonさん、こんにちは。

      出版社的にも、記述のやさしさからしても、これは児童に向けた本だと思うのですが、引用文はなかなかどうし...
      nejidonさん、こんにちは。

      出版社的にも、記述のやさしさからしても、これは児童に向けた本だと思うのですが、引用文はなかなかどうして心の訴えかけてくるのでしょうか。
      小生には、本質的なことはやさしくかけるものだと考えています。
      概念や抽象的な言葉は、多くの具体的な事柄に対して向けることが可能なように。

      美しい文化に触れて、美しいものを知っていれば、言葉にできなくともこれだと分かる感性が身につくのだと小生は信じています。

      スマホが流行り、ネット上のいろいろと厄介な言説に触れてしまうより、ゆっくりと美しい文章や絵を見るようなゆとりがほしいですね。

      よいレビューだと思いました。
      2017/11/06
    • nejidonさん
      読書猫さん、こんにちは♪
      素敵なコメント、ありがとうございます!
      引用文は、読みやすく漢字に変換してありますが、原文はほとんどひらがなな...
      読書猫さん、こんにちは♪
      素敵なコメント、ありがとうございます!
      引用文は、読みやすく漢字に変換してありますが、原文はほとんどひらがななのです。
      はい、言われる通り、子供向けの作品です。
      でも、子どもだけに読ませるのはとてももったいなくて(?)漢字混じりにしました。
      本質的なことは、易しい言葉でしっかり通じるものですね。
      中身がとても深いので、うっかりすると見落としそうですが。

      そうですね、ゆっくりじっくり、静かに美しいものに触れる時を、子どもたちには
      たくさん持ってほしいと願っています。
      その前にもちろん、親御さんも、大人も。

      図書館で借りていた間、毎日何度も読んでいた本です。
      読書猫さんのコメントも、何度も読ませていただきました。
      ありがとうございました。
      2017/11/08
  • なぜ、「うつくしい」と思うのかについて、ちゃんと考えてこなかったことに気が付いた。絵をかいた人のうつくしい心があらわれているなんて、思いもしなかった。絵に興味を持たせてくれた一冊。

  • こういう本に子供の頃、出会っていたら絵の見方が変わっていたと思うわー。とチビちゃんよりもバーちゃんが熱心に読んでいた。
    ゴッホ、ピカソ、有名なあの絵はなぜ魅力があるのか。
    描いている人の心が創り出す絵たち。
    絵画についても画家についても興味をもてるステキな絵本。

    Mちゃん、こういうお話じゃない絵本は好きじゃない。M10

  • 新聞で見て読みたくなった絵本。
    かこさとしさんがとても作りたかった絵本、という言葉に惹かれて。
    こんなにわかりやすく有名な絵を解説してくれる本もないと思う。子供だけじゃなく、絵画を知らない大人におすすめ。ゆっくり時間をかけて読みました。

  • 有名な作品達をとてもわかりやすく紹介、解説されている。小学校低学年から大人まで楽しめる。

  • ダヴィンチ、ゴッホ、レーピン、北斎、ピカソ

  • うつくしいこころ

  • 朝絵本
    何度もよんだよ~と長女がいうけれど
    今日はこれにさせて~と一緒に

    次女は2回しか一緒に読んだことないよって、
    実は私の記憶も2回w
    笑ってしまいました。
    長女は自分で何度も開いていたんですよね、でも文章は読んだ?

    クイズ形式にして、作者とどういった場面を描いた名作なのかを一緒に読み解くことに
    そうすると長女も楽しく聞けました^^

    この絵本にであって、作品には気持ちを込める
    気持ちが伝わるかた名作になるのだと
    言葉にしてもらったおかげで私も腑に落ちました。

    次女はモナリザをずっと写真だと思っていたことや
    どれが天使でどれが人間かということをずばりあてました。ダヴィンチの絵の天使は人と同じ姿をしているので、だから親しみがあるのかとうなりました。

    知ることって楽しい。

  • 大人でもずごく参考になる

    著名な画家の素晴らしさが
    えのことをよくわからない人でも
    親しみやすく
    偉大さがわかる

    美しい絵を書く人は皆美しい心を持った人だから
    美しい絵には美しい心が現れる
    美しい絵は見る人が絵を書いた人の美しい心を感じるとき
    一番強く響く

    美しい絵を感じ取れる人になれるように

    ダ・ヴィンチのモナ・リザ
    ゴッホのひまわり
    レーピンのボルガのふなひき
    北斎の富士山
    ピカソのゲルニカ
    美しさの秘密がわかりました

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著者プロフィール

かこさとし:1926年福井県武生市(現越前市)生まれ。大学卒業後、民間企業の研究所に勤務しながらセツルメント運動、児童会活動に従事。1973年退社後、作家活動、児童文化の研究、大学講師などに従事。作品は500点以上。代表作として「からすのパンやさん」「どろぼうがっこう」(偕成社)「だるまちゃん」のシリーズ(福音館書店)、「こどもの行事しぜんと生活」シリーズ(小峰書店)などがある。

「2021年 『かこさとしと紙芝居』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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