ごきげんななめのてんとうむし 改訂大型版

  • 偕成社
3.54
  • (28)
  • (48)
  • (67)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 667
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034252901

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 手当たり次第ケンカをふっかけては、怯んで逃げるてんとうむし。ページをめくりながら「やめときゃいいのに・・・」と笑っちゃいました。
    最後は優しい仲間に気遣われて、よかったね。
    はらぺこあおむしは蝶になるまでの長い期間を描いた作品でしたが、こちらは1日の始まりから終わりを意識をおしゃれに意識するお話でした。

  • 1歳8ヶ月の息子の反応がよかった。絵が好きなのか動物が好きなのか、たくさんいきものが出てくるのでめくりながら指差しては反応してくれた。
    今は仕掛け絵本と絵で楽しんでますが、今後はストーリーや時間の経過などもわかるようになると思うとまだまだ楽しめそうです。

  • [台東区図書館]

    リサイクル本コーナーで。
    あれ?立ち読み程度でも読んだと思っていたんだけど、登録すらされてなかった、しかも読んでみたら、うん、やっぱり読んだことない!!"絵本"としては字が多めだけど、個人的には「はらぺこあおむし」以上の傑作、このつくりとしかけ絵本なら、読んでいたら絶対覚えてる!!!!
    ただ小さい子には少し字が多めで長いし、太陽の位置とか内容も少し難しく?なるし、対象年齢(小学校中学年くらい?)だともう絵本を読まない子もいるしで、著名ではないのかしら???

    あーあ、これ、息子が小さい時に読んであげたかったなー、そういえばはらぺこあおむしも多分読んであげたとは思うんだけど、さほど覚えてないな、エリックカール、おくればせながら一時期がっと借りて来たと思ったんだけどな、洋書絵本としての方角で見ていたからそれで多少縁遠かったのかしら、、、

    はらぺこあおむし同様、途中からは日めくりならぬ、時めくり形式のページの造りとお話で、その階段状のページになった途端、目をひくのはカラフルな山のような色と、とんがり帽子のように上がって下がってくる太陽の絵。しかも時間を経るごとにテントウムシのけんか相手は大きく、ページも字も大きくなっていく!

    そして最後のクジラのしっぽも"しかけ"となっていて、最後は友情?話で〆を。大人目線なんだろうけれど、個人的にはこの本が一番いいわ!

  • ●概要
    ・小さなてんとうむしは、自分に自信がありません。だから、いつも威張ってしまい、相手にけんかを売り込みます。
    ・自分の存在がもっと大きく見えるようにと、自負より大きな生き物にけんかを売ります。
    ・最後はクジラにけんかを売り、その胸びれ、背びれにも売ってたところ、おびれでふっとばされます。
    ・そして、元いた優しいてんとうむしのそばへ戻る。

    時間の経過とともに出会うさまざまな動物の大きさによって、ページの大きさも階段状に変化していく工夫で表現されて、展開されます。

    ●個人的に
    さすがカールさま!

    ●対象
    年少〜

  • てんとう虫が、人間に見えてきます。

  • 【エリック・カール展で】てんとうむしの小ささを改めて感じさせてくれる。

  • 初めて買ったエリック・カールさんの絵本がこれでした。
    「はらぺこあおむし」より先に!

    てんとう虫がでーんとこっちを見ている。
    そんな表紙に惹かれて買いました。

    ごきげんななめ、というより乱暴でけんか好きのてんとう虫。
    いろんな生き物に出会ってはけんかをふっかけます。
    でも相手が強気に出るとそそくさと次の相手を探しに行っちゃう。
    結局、威勢がいいだけで弱虫なんだよね。

    最後はへとへと。
    やっぱりもとのはっぱに戻って来ます。
    彼を待っていたのは…。

    最初からそうすればいいのにーなんて思ってしまうけど、
    彼にとってはその一日が大事だったのかもね。

    エリックさんの絵が相変わらずダイナミックで素晴らしい。
    ちょっとしたしかけもあって楽しい絵本。
    子供も大人も、何度も読んじゃうくらい大好き!

  • 娘は虫の中でてんとうむしが一番好きなので、この本を選びました。
    「ごきげんななめ」なてんとうむしがどんな風になっていくのか興味深々で絵本の世界に入っていました。
    本の作りにもこだわっているな~と思える作品です。

  • てんとうむしの負け惜しみがおもしろい。経時的にあわらしており、時間の勉強にもなる。エリックカールさんの色彩には脱帽。

  • 誰にでもきっとある。
    ご機嫌ななめの日。
    そんな気分の日に読んだら思わず笑っちゃう。

著者プロフィール

1929年6月25日、アメリカニューヨーク州生まれ。1967年、『くまさん くまさん なにみてるの?』(ビル・マーチン/文)で絵本作家デビュー。1969年の『はらぺこあおむし』以降、さまざまなしかけを施した作品を発表。また、舞台美術や立体作品など絵本以外の活動も行う。2003年、ローラ・インガルス・ワイルダー賞受賞。著書に『はらぺこあおむし』『パパ、お月さまとって!』『10このちいさな おもちゃのあひる』『えをかくかくかく』など多数。

「2021年 『エリック・カールのはらぺこあおむしスクラッチアート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エリック・カールの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×