- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784034270202
感想・レビュー・書評
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これは史実ではなく、武蔵坊弁慶の“物語”絵巻である。
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前書きを読むと、武蔵坊弁慶という人物は「ほとんど歴史的にはみとめられていない人物」「(前略)とにかく、弁慶という人物は、日本の民衆によって創作しつづけられてきた興味ある人物」(引用)だそうです。
シラナカッタ…
この絵本では、「生まれたときから3歳くらいの容姿だった」「母親のお腹に18カ月もいだ」などの文章が見られ、“これは歴史書ではなくて物語絵巻だよ~”というメッセージが、しっかりと書かれています。
終盤には有名な五条の橋の上での牛若丸との対決がえがかれていますが、ここがメインというよりは、1冊の中の1エピソードという感じでやや派手さには欠けました。
しかし弁慶、奪った刀を999本あると数えた点については、「よく数えたよな…わたしなら絶対、途中で数えるの投げ出してるわ…」と思い、そこだけは「弁慶すげえ」と思ったのでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
弁慶には、強くてかっこいい人ってイメージがあった。でも、この絵本を読んで、ケンカが大好きでやんちゃな人でもあったんだなって思った。お母さんのおなかの中に、18ヶ月もいたなんてすごい。
弁慶をあずかっていた桜本の僧正は、ひどい。だから、弁慶は余計にひねくれちゃったのかな。でも、義経に死ぬまでついていった弁慶は、義経が大好きだったし、まじめで決めたことはやりきる性格だったのかもしれない。
絵がはくりょくがあって、弁慶がおにみたいだと思った。でも、好き。
弁慶が五条大橋で刀をうばっていたのは知っていたけど、奥州藤原氏の1000頭の馬や、松浦太夫の千の弓のえいきょうというのは、知らなかった。おどろいた。(小5) -
京の五条の橋の上♪と言う歌を思い出すわ~
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2012年4月25日
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20分かかる大作です。事前に担任の先生に了承を得て読ませてもらいました。子ども達が5年生(高学年)になるのをずっと待って温めていたものです。レベルが高いものですが、子ども達が驚くほど聞けました。(数人疲れのため息があったことはもちろんですが。)このレベルもいけるんですね!!