ひよどりごえ (源平絵巻物語 第5巻)

著者 :
  • 偕成社
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034270509

感想・レビュー・書評

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  • ひよどりごえは、義経よりも、畠山重忠がかっこいいと思う。重忠は、馬に助けられてきたから、今度は自分が馬を助けると言って、馬を背負ってがけをおりた。優しい。馬のことが好きだからだし、それを行動で表せるのがすごい。
    それから熊谷直実が優しいと思った。自分の息子と同じぐらいの年のあつ盛を殺すのをためらったのに、結局殺さないといけなかったのが、切ない。武士の時代だからってこともあるけど、争いっていやなことだな。
    平家の陣地が火で燃えているのは、こわかった。絵のはく力がすごい。(小5)

  • ひよどりごえのエピソードは知っていたが、その前後も書いてくれているので、理解が深まった。

    鹿しか通らぬひよどりごえを馬で駆け降りる源氏の武士たち。
    その中にひとり、馬を背負って坂を下る男。
    「俺はこの馬にどれほど助けられてきたかしれぬ。今度はわしが、こいつを助けてやる番じゃ」と言った畠山重忠。
    『鎌倉殿』を思い出して、つい笑顔に。

    平敦盛の散りざま。
    知盛と愛馬の絆。

    今回は平氏の方にドラマがあった。

  • 「鹿も四つ脚、馬も四つ脚…」
    愛馬を担いで山を下りる、愛馬を放す話し
    「青葉のふえ」等有名な話しが多い❗️

  • 2012年4月25日

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著者プロフィール

●児童文学作家。1923年大阪府生まれ。早稲田大学仏文科卒業。在学中から早大童話会に属し、児童文学を志す。主な児童文学に『肥後の石工』『浦上の旅人たち』『光と風と雲と樹と』。そのほか絵本に「源平絵巻物語」シリーズ、『土のふえ』など。日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、芸術選奨文部大臣賞など受賞多数。1992年紫綬褒章を受章。2004年逝去。

「2017年 『ヘレン・ケラー自伝 (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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