権大納言とおどるきのこ―今昔物語絵本

  • 偕成社
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本棚登録 : 37
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034272107

感想・レビュー・書評

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  • 京の都に食いしん坊で怖がりな権大納言がいた。
    朝からお菓子を食べていると突然お菓子が浮いて、お驚く権大納言。
    友達の陰陽師がやって来て不思議な術で動かしたのだ。
    陰陽師は朝からお菓子を食べていることを注意すると同時に、犬に気を付けるように言う。
    権大納言はいつもこの友達の陰陽師に一歩負けでばかりなので、いつか見返してやりたいと思っていた。
    その夜、物置の方からおかしな音が聞こえる。
    権大納言が恐る恐る行ってみるとそこには化け物が。
    驚いて悲鳴を上げると、心配して来ていた陰陽師が駆けつける。
    化け物の正体は桶を被って抜けなくなっていた犬だった。
    だから、犬に気を付けろと言ったのに、権大納言は本当に怖がりだ、と笑う。
    あるとき、権大納言が峠を移動していると、足を滑らせ谷へ落ちてしまう。
    権大納言は下から家来たちに駕籠を降ろせと言う。
    家来たちが駕籠を降ろすと、上げろと言う。
    上げてみると案外軽くて、中にはキノコが入っていた。
    食いしん坊の権大納言らしく、家来たちも飽きれる。
    権大納言も駕籠に乗って上がって更に山を歩いてると、山の中で楽しそうに踊っている女たちがいる。
    これはどうしたことかと聞いてみると、キノコを食べたら楽しくて踊ってしまうのだと言う。
    権大納言たちも食べてみると笑って踊ってしまう。
    これは、陰陽師に持って行って一杯喰わせてやろうと、権大納言が採ったキノコと交換してもらう。
    そうして、いいキノコが手に入ったと陰陽師にご馳走するが、陰陽師は食べても一向に変化がなく、ご馳走様、と帰ってしまう。
    おかしいなと思い権大納言が食べてみるととやっぱり笑って踊り出してしまうのだった。

    今昔の複数の話から創作。
    今昔を知っているとより楽しめるかも。

    落ちたのにキノコを先に上げる話は、古典の教科書にも載っているほど笑い話は有名。
    全体的に笑い話として構成されている。

    このシリーズの権大納言と陰陽師はシリーズ通して同じ人物なのだろうか。

  • ★★★★☆
    今は昔…、くいしんぼでこわがりで犬にもからかわれた大納言のおっちゃんの話。
    谷に落ちても大好物のきのこを両手いっぱいに抱え、友人の陰陽師にとあるきのこを食べさせワクワクしながら見守るおっちゃん。
    憎めへんワァ〜
    (まっきー)

  • 教えてもらって、子供が読む前に読んでしまった。絵がほのぼの。
    陰陽師強し。

  • 権大納言にまつわるお話が二つ合成されたような話し。最後のキノコの方は結末がいまいち尻切れとんぼですが、原著が今昔物語やからこんなのもありかな。

  • 2012年6月17日

    装丁/タカハシデザイン室

  • 絵がきれいで、色も好き。
    今昔物語を絵本では難しいかな、と思ったけど、読みやすく子供も楽しめる。
    この時代の権大納言に陰陽師といったら、ドロドロしていて暗ーくてというイメージだけど、ふんわりとした色彩に、まん丸な権大納言。
    おどるきのこの色は毒々しいけど、なんだかおいしそうな気にもなる。笑。
    「毒もしれないんだよ。勝手にキノコ食べたら駄目だよ。陰陽師はさ、なんか呪文唱えてたんじゃない?」(S7)

  • 今昔物語の絵本。
    権大納言のキャラが、とても親しみやすく、読みやすいと思う。
    食いしんぼうぶりとか、こわがりぶりとか。

  • 山にいって、不思議なキノコを見つけます。
    食べるとなんと笑い出して止まらない…。
    このキノコを使って、陰陽師をだまそうとしますが…。

  • くいしんぼうで有名な権大納言は、友人の陰陽師を
    みかえしてやりたいと思っていました。
    ある日山で不思議なきのこを手に入れた権大納言は・・・
    きのこのイラストが毒々しいですね。

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著者プロフィール



「2016年 『トンチンさんはそばにいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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