まちんと (絵本・平和のために(1))

著者 : 松谷みよ子
制作 : 司 修 
  • 偕成社 (1983年8月発売)
3.80
  • (10)
  • (14)
  • (16)
  • (1)
  • (0)
  • 本棚登録 :106
  • レビュー :20
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034380109

まちんと (絵本・平和のために(1))の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 原爆の悲惨さを静かに伝えるお話。

  • 松谷みよ子に対しての信頼があるから、というだけではなく、間違いなく「名作」だと思った。短い文章、短い物語にも関わらず、胸に迫るものがあった。
    「まちんと、まちんと」と言って、少女が死んでいく。
    その後、少女は白い鳥になり、今も、どこかを飛んでいる。
    作者が書いているように、これは「伝説」なのだ。

    長く読み継がれて欲しい。

  • 無差別に殺すという、戦争につきまとう無感覚と鈍感さの極致を思った。

  • 前書きで問題意識を知る。魂がさまよう描写に戦争のむごさを感じる。

  • 原爆に被爆して、「まちんと、まちんと」と言いながら死んでしまった、小さい女の子。
    「まちんと」は、方言で(トマトを)「もうちょっとちょうだい」ということ。
    何が起こったのかも分からない、小さな女の子の姿に、心を打たれます。

  • eduで紹介されたいたので図書館で借りた。
    「まちんと」とは「もうちょっと」の方言。

    広島に原子爆弾が落ち、ひどい火傷を負った少女は母親に
    トマトをもらい、「まちんと」「まちんと」と言って息絶える。

    少ない文字数でも挿絵と共に強烈に胸に訴えかけてくる。胸に刺さる。

    小学初級からとなっているが、年中の長男にも読んであげようと思う。

  • 広島に原爆が落ちた。
    被爆して倒れた女の子はトマトが食べたいと言う。
    お母さんは必死にトマトを探すけれど、原爆の落ちた広島にトマトなんて見つかるものではなかった。
    それでもお母さんは必死に探し回り、やっと見つけて女の子に食べさせてあげる。
    女の子は「まちんと、まちんと(もうちょっと、もうちょっと)」と言いながら死んでいったのだった。
    そうして女の子は白い鳥になった。
    今でも空を見上げれば女の子の鳥は見えるのだった。

    短い文章なのに悲しみが伝わってくる。
    主体は罪もない女の子、子供が戦争の被害に遭っているというところだけれど、死にゆく女の子にせめて食べたがっているトマトを、をきっと自身だった被爆してあちこち傷だらけだろうにトマトを探し回る母親の姿が泣ける。

    タイトルの「まちんと」は町の何かのことかと思ったら、幼児語だったとは。
    松谷みよ子が各地で伝承の聞き取り調査をしている間に聞いた話が元になっているとか。

  • 請求記号E/ツカサ 資料番号020261368

  • 何回読んでもずっしりと胸に残る。
    司修の『本の魔法』にこの作品を書いた時のエピソードが載っているが、画家が苦しみ抜いて描いたからこそ、美しいけれど原爆の悲惨を十分に伝えられる絵になっている。
    個人的には松谷みよ子の母性的な力の強さに(ほとんど呪縛のようなときもある)辟易することも多いが、この作品は文章を絞り込み、語りすぎないので、絵が生きて、絵本としての質が極めて高い。
    ずっと読み継がれる傑作。

  • タイトルなんだろ~と思ったら・・
    原爆絵本だった・・うう・・

    もうじき3歳になる女の子が原爆にあって、
    トマトをほしがって
    「まちんと まちんと」といって亡くなって
    鳥になった
    って話

    かなしい・・

全20件中 1 - 10件を表示

松谷みよ子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
A.トルストイ
モーリス・センダ...
ユージーン トリ...
トミー=アンゲラ...
マージェリィ・W...
なかがわ りえこ
有効な右矢印 無効な右矢印

まちんと (絵本・平和のために(1))に関連する談話室の質問

まちんと (絵本・平和のために(1))に関連するまとめ

ツイートする