わたしのいもうと (新編・絵本平和のために)

著者 :
制作 : 味戸 ケイコ 
  • 偕成社
4.06
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本棚登録 : 427
レビュー : 90
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784034380505

作品紹介・あらすじ

妹をいじめた同級生たちは、そんなことなど忘れて中学生になり、高校生になっていきました。

感想・レビュー・書評

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  • 悲しすぎて悲しすぎて!怒りを覚えました
    でもぜひ読んでみて下さい
    二度とこのような悲劇をうまないために。

  • ある資格の取得のために学校に行っていた時期があります。そのときの一緒のクラスになった子がいました。その子と周囲の子の関係を見ていて心配になった先生が「いじめられているのではないですか」と本人に何度も聞いていた。その子は「いじめられていない。ただイジられているだけ」と言っていた。心配して言ってくれている先生を、その子は嫌がっていた。自分が今の立場になって思うことがあります。例え「イジられている」だけなのかもしれないけど他者が「いじめている」ように感じることは度が過ぎているということ。そして本人は良いかもしれないが、イジっている子が他の子に同じことをしたときのことを考えないといけない。なぜなら違う子にとっては「いじめ」と感じる可能性がある。そして、その子達は「いじめている」という感覚を失ってしまっているかもしれないのだから。被害者も加害者も出さないように考えないといけない思います。

    読んでいて悲しくなる。どうして助けてあげることができなかったのでしょうか。そして加害者になった子ども達は、どのような大人になったのでしょうか。いじめの被害者が出たとうことは加害者も出たということ。被害者も加害者も出さないように教育していかないといけないですよね。

  • 絵本です。だけど・・・私は今までに、こんなにも救いのない絵本を読んだ記憶がありません。

    お姉さんの語りで物語は進んでいきます。そんなお姉さんが語るのは、”いもうと”がいじめられているということ。

    ”いもうと”の姿は、そこに描かれているのに・・・”いもうと”の顔が描かれていません。

    ブログにて詳しいレビューしています。
    http://egaodekurasu.jugem.jp/?eid=1065

  • 妹をいじめた子達は、セーラー服を着ている…絶対に読んで欲しい。

  • 小学生のときにずっと読んでた本。

    ページ毎の女の子を
    今でも鮮明に思い出せる。

    テーマは〝いじめ〟

    家族の悲しみと
    やり場のない苦しみや寂しさが

    イラストに描かれています。

  • 「わたしをいじめたひとたちは、もうわたしをわすれてしまったでしょうね」

    家族をいじめの末亡くした遺族から受け取った一通の手紙。
    それがこの絵本の始まりだったそうです。

    これは私が生まれた年にできた本。
    初めて読んだのは幼い頃でした。

    小学校でいじめに遭った妹が、やがて部屋に閉じこもり、家族にも心を閉ざす。
    やがて年月が過ぎ、いじめていた子たちは中学生になり、高校生になり。
    そして時間が止まったままの妹は・・・

    よく「自分がされて嫌なことは人にしてはだめ」と怒る人がいます。
    でも自分がされて嫌なことでも、相手にとってはそうではなかったり、
    逆に自分は大丈夫でも相手にとってはとても嫌なことだったりすることがあります。

    自分にとって”ほんの冗談のつもり”、”からかっただけ”が、
    相手にとっては取り返しのつかないほど深い傷を与えているかもしれない。

    まず最初に、目の前の”あなた”のいのちに想いを馳せること。
    1冊の絵本の中に、人として生きる上で大切なメッセージがぎゅっと込められています。

  • イジメにあった女の子の話です。

    転校していった学校で、いじめにあった妹。「ことばがおかしい」と笑われ、「とびばこができない」といじめられ、「クラスの恥さらし」と罵られ、「くさいブタ」と言われ……。

    いじめにあった妹が傷つき、学校へ行けなくなり、何も口にしなくなり、命がなくなりそうになりながら、それでもなんとか生きる事が出来たけれど、部屋から出る事が出来なくなってしまいました。

    でも、いじめた子たちは、妹の事を忘れています。
    セーラー服を来てふざけながら楽しく中学に、高校に通います。
    妹は、部屋に閉じこもったまま、本も読まず、音楽も聞かず、黙って遠くを見ているだけ…。

    辛いです。心に刺さります。

    世の中には、イジメをする人と、される人がいて、そして傍観者もいて。
    イジメをした人は、イジメをされた人が、その辛さをずっと引きずり続ける事を知りません。
    イジメを受けた人が、いつまでもそれを引きずっている事を、女々しいと馬鹿にされたりすら、するのです。

    殴られたり、暴力を受ける事だけがイジメではないんです。
    心を傷つける事で、命を失わせる事もあるんです。

    自分は、イジメはしない、していない、と思っている人にも読んでほしい。
    イジメにあっている人も、何かの拍子に、イジメをする側に回る事があるかも知れない。
    そう思って読んでほしい。

    誰でも、「わたしのいもうと」になる可能性があって、誰でも、「いもうとをいじめたひとたち」になる可能性があるんだって事を、覚えていてほしいです。

  • ☆将来、子供に読み聞かせたい本☆

    本屋さんで見かけて読みました。心にぐさりとくる絵本。いじめた子達は何気ない気持ちで面白がってやったんだろうけど、それはこんなに人の人生を狂わせてしまうものだっていうことを知って欲しい。

  • 小学校の図書室にありました。この絵が怖かったはずなのに低学年のころ何度も読み返していました。白い鶴が頭から離れません。

  • パパが買ってきた本。いじめられたいもうとのかなしいお話。まだよんであげていない。

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著者プロフィール

1926年東京生まれ。児童文学作家。戦時中の1943年、童話『とかげのぼうや』を執筆。戦後、坪田譲治に師事し、1951年に『貝になった子供』を出版。1955年、瀬川拓男と結婚後、ともに民話の採訪に取り組み、共著『信濃の民話』『秋田の民話』を皮切りに、民話の採録・再話をつづける。
『龍の子太郎』(国際アンデルセン賞優良賞)、『ちいさいモモちゃん』(野間児童文芸賞)以降のモモちゃんシリーズ、『いないいないばあ』以降の「あかちゃんの本」シリーズや「あかちゃんのわらべうた」シリーズ、『朝鮮の民話』全3巻、『私のアンネ=フランク』(日本児童文学者協会)、『あの世からの火』(小学館文学賞)など著書多数。民話に関する著作に『昔話十二か月』全12巻、『現代民話考』全12巻、『現代の民話』など。

「2014年 『民話の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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