リスのたんじょうび

  • 偕成社 (2018年9月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (130ページ) / ISBN・EAN: 9784035213604

作品紹介・あらすじ

なにもわすれることがないように、リスは家じゅうのかべに、小さな紙きれをはっておきました。そのうちのひとつ、すみっこのほうの紙きれには「ぼくのたんじょうび」と書いてあります。
「ほんとうだ! もうすこしで、わすれるところだったよ! ぼくのたんじょうびを……」
待ちにまった当日、リスは招待した動物たちにたくさんのケーキをふるまい、いっしょにダンスをおどり、とびきりすてきな1日をすごすのですが……。

わすれっぽいリスの、わすれられない夜を描いた表題作「リスのたんじょうび」と、8つの小さな物語。オランダの国民的作家がおくる、宝物のような短編集です。

みんなの感想まとめ

忘れんぼのリスが誕生日を迎える様子を描いた物語は、心温まる日常の一コマを優しく切り取っています。リスは森や海、空の友達に手紙を書き、ケーキを焼いて誕生日を待つ姿が愛らしく、物語を通じていきものたちの何...

感想・レビュー・書評

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  • 忘れんぼのリスは、明後日が誕生日。
    森のみんな、海のみんな、空のみんなに手紙を書いて、ケーキを焼いて誕生日を待つ。
    いきものたちの何気ない日々が描かれる、中学年向けの本。

    表紙のかわいさに惹かれて図書館にて。
    読んでよかった、の一言。
    優しくほっこりする。
    いつもみんなでパーティをして、誕生日のお祝いをして、こんな毎日いいな。
    「今夜」を箱の中に入れて取っておけるなら、どんな夜を過ごすだろう。
    いつもいつもケーキを食べたいリスに同感。

  • とっても不思議な気持ちになる作品。
    挿絵が可愛かった!
    この著者の他の作品も読んでみたいと思った。

  • おたんじょうパーティにはケーキを食べる!
    そのケーキを振る舞うこともまた、おたんじょうびの楽しみなのね。
    みんなが美味しく食べてくれる、それが嬉しい。
    祝われ、もてなす。
    そして祭りのあとの名残惜しさと、寂しさ。
    キリギリスのお話と、仮装のお話は、完璧であることについて考える。
    完璧であることは、完璧でないことがないと証明できない。
    でもそうすると、完璧でないことが完璧となってしまう。
    わざと完璧を崩すことで完成をみるんだな。

  • リス達が催すパーティーはとても
    楽しそう!
    いろんな動物とのダンスも踊りたくなる。
    沢山のケーキも色々あってどんな味
    なのだろう?
    ちょっとの寂しさと孤独も癒してくれる
    一冊。

  • いろんな生き物たちのパーティの様子。
    静かな詩的な語り。
    ケーキがたくさんでてくるところが子どもを惹きつけるかな。

  • 〈動物たちの小説シリーズ〉は実にたくさんの生き物が登場する。土の中、海陸の生き物、ほんとに様々。モグラ・クジラ・クマ等暮らしている場所が違っても、集まればダンスもするし一緒に紅茶も飲む。作者はシリーズで、動物の大きさを皆同じに設定している。なんともおかしなシーンがいくつもあるが、そのチグハグさが愛らしく思えた。

  • トーンテレヘン作品のなかで1番好きな動物は何ですか?私はリスです。思慮深く、さり気ない気遣いができるけど、ちゃんと自分も大切にするリス。そんなリスのたんじょうびがどんな風か、これはチェックせねば!と読みました笑。さすがリス、パーティーは苦手だけどリスの主催ならわたしもお呼ばれしたいなって思わせてくれます。パーティーをテーマにした他8編が収録。オランダのかたってパーティー好きなのかな?と調べたら、オランダ人のパーティー好きは周辺国でも有名なんだとか(笑)

  • 絵本として可愛かった。
    カラフルだったら幼児向けになると思う。

  • 癒される、の一言につきる。素敵な夜をしまっておける箱があるとしたら、どんな夜をしまっておきたいですか?

  • 『ハリネズミの願い』がかわいい絵で大ヒットしたけど、読んでみたら想像してたのと違って、なんだかおんなじところをぐるぐるするような話だったと噂には聞いていたので、これもそうかなと思いながらも、絵がかわいいし、装丁もしゃれてるし、『ハリネズミ』より薄いから読んでみた。
    偕成社から出てるから、子どもが読んでもいいような内容なら、多少とっつきやすいのではないかとも思ったし。
    結果。ぐるぐるする話でした。
    いや、深読みすればいろんな意味があるんでしょうよ。でも特に深読みしたくもならないというか。最初の表題作とクジラの話はちょっと印象に残ったけど、いつまで覚えていられるやら。
    でも、きっと合う人にはすごく魅力のある作家なんだと思うよ。これだけ翻訳されてるんだもん。
    私には合わなかっただけで。
    絵は本当に良かった。素敵だった。

  • 優しい動物たちの世界。

    本屋大賞翻訳小説部門を受賞した『ハリネズミの願い』が有名なトーン・テレヘンの作品。表題作「リスのたんじょうび」を含む9つの作品が収められている。どれも優しい動物たちが、のんびりと彼らの日を生きている。

    「リスのたんじょうび」リスは迫る自分の誕生日に、あらゆる動物たちを招待する。招待された動物たちはプレゼントや衣装を用意し、リスは招待客たちのためにケーキを用意する。そして、誕生日のパーティが行われ、皆はケーキやダンスを楽しむ。すべてが終わった後、静かな夜が印象的。

    「ほこりがひとつ」マルハナバチのお店で売っているものは、誰もあまり欲しがらないものばかり。でも、パーティに招かれたキリギリスは、欲しいものがあって、マルハナバチのお店を訪ねる。小さなほこりの使い道が秀逸。

    「サイのほしいものリスト」コオロギが「ほしいものリスト」を作るお店を始めた。サイのほしいものは――。突っ込むのは野暮というもの。誰も不幸にならない商売はいいものだ。

    「仮装パーティ」仮装するのが条件のパーティに招かれたリスがした仮装は、まずアリ、そしてスズメバチ、それから――。どうするのか、ハラハラしながら読む。諦めないで、と。オチでほっこり。

  • 野坂悦子×植田真 朗読とライブペインティング・トークイベント~『リスのたんじょうび』刊行記念~ | 偕成社 | 児童書出版社
    https://www.kaiseisha.co.jp/news/25136

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    なにもわすれることがないように、リスは家じゅうのかべに、小さな紙きれをはっておきました。そのうちのひとつ、すみっこのほうの紙きれには「ぼくのたんじょうび」と書いてあります。
    「ほんとうだ! もうすこしで、わすれるところだったよ! ぼくのたんじょうびを……」
    待ちにまった当日、リスは招待した動物たちにたくさんのケーキをふるまい、いっしょにダンスをおどり、とびきりすてきな1日をすごすのですが……。

    わすれっぽいリスの、わすれられない夜を描いた表題作「リスのたんじょうび」と、8つの小さな物語。オランダの国民的作家がおくる、宝物のような短編集です。
    https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784035213604

  • 表紙だけど観た印象で絵本と勘違いしている人が多いようですが、絵本ではありません。じっくり読める一冊。リスの健気な奮闘ぶりがとてもかわいらしいです。

  • 哲学的で、考えさせられる1冊。

  • いくつかのエピソードは『きげんのいいリス』とかぶってるのかな?こちらは、児童文学のジャンル。

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著者プロフィール

1941年オランダ南部の島に生まれる。アムステルダムで医師として開業。『ハリネズミの願い』で本屋大賞翻訳部門受賞。ほかに『きげんのいいリス』『リスのたんじょうび』『おじいさんに聞いた話』など。

「2020年 『リスからアリへの手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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