キララの海へ (黒ねこサンゴロウ 2)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 217
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035282204

感想・レビュー・書評

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  • マリン号の船長サンゴロウは、うみねこ島に住む船乗りのひとり。2週間ぶりに島へもどってきたサンゴロウは、医者をしているナギヒコから、とあるたのみをうけて──。シリーズ2作目。
    1巻は人間の男の子とイケ猫サンゴロウの出会いのおはなし、としか覚えていない。2巻はその男の子登場しないと知って残念な一方、このように1巻の内容はうろ覚えの状態のおかげで素直に読めたかも。1巻とは別に人間の子どもが登場、1冊ごとに入れ替わるのかな?少しずつサンゴロウの秘密が明らかになる様子なので、続き読むの楽しみ。

  • 多分小学校以来。このシリーズは挿絵や装丁もすき。絵のことはよく分からないけど、輪郭線はほぼなく、斜線だけで陰影が表現されていて光の方向が分かる。黒い線で光を描くという感じ。今回読んで、ナギヒコとサンゴロウは対称的だと思った。しがらみと自由。社会と孤独。サンゴロウの一人称で語られる物語はぶっきらぼうでつきはなしているような感じもあるけど、どこか優しい。

  • 黒ねこサンゴロウシリーズ2巻。
    ネムリ病の薬となるガラス貝を求めて、危険なキララの海へ。

    無事にマリン号の船乗りになっているサンゴロウだけど、ケンのことやハナミサキのことをすっかり忘れてしまっているのがなんともせつない。

    ミリとイカマルは可愛い。

    あたし、鳥になりたい。
    信じていれば、いつかかなうさ!

  • 1作目ではあまり気づかなかったが、この2作目以降のサンゴロウはかなりクールでニヒルな性格であることがわかる。また、作品全体もやや暗いトーンになっている。と言っても、作品はそれなりによくできていて、サンゴロウは格好いいです。通信機なしで少女と通信する方法が面白い。

  • ガラス貝を手に入れるため、危険な海域に向かう黒ねこサンゴロウの冒険。なぜか海猫族の会話術を使いこなす少女に出会ったりして、読むほどに謎が深まっていく。また、「サンゴロウにはわかっていないが、1巻を読んだ人にはわかる」事柄もいろいろとあって、もどかしい気にさせられる。
    続きを読まざるを得ない。

  • ネムリ病の薬となるガラス貝を手に入れるため、サンゴロウはきららの海へと向かうのだった。
    1巻のラストからの繋がりが判らず、おや?と思ったのですが、どうやら話の中に色々と伏線が張られている模様。これから色々明かされていくんでしょうね。また前作ではケン少年の目から見たサンゴロウが描かれていましたが、今回はサンゴロウ自身の目をもって語られます。淡々としてクールでいながらどこか熱いものがある、そんな文章がまた格好いいです。ただ単なる冒険ものでない感じが面白いですね。

  • ねむり病が、うみねこ島の一部ではやり始めた。
    しかし、病気を治すための材料である『ガラス貝』が切れていた。
    ガラス貝は珍しく、そこらへんの海では見つからない。
    唯一いまだにガラス貝がある海は、船乗りが一番行きたがらない海、キララの海だった。
    サンゴロウは、親友のナギヒコに頼まれ、そのキララの海へ、ガラス貝を探しに行った。
    しかし、そこでやみねこに出会う。
    帰りに、やみねこのせいで、海に放り出されてしまった。
    サンゴロウは、人間の女の子のミリに出会う。しかも、ミリは人間なのに、声の波・貝の耳を使いこなした。
    結局、ブロック越えをしたウミガメ号に助けてもらい、うみねこ島に帰った。
    この本を読んでから、毎日声の波・貝の波を練習中です。

  • 読みかけのまま本棚に放置してあったのを
    最初から読みなおした。

  • 『黒ねこサンゴロウ』シリーズ第2巻。
    第1巻とは打って変わって、《うみねこ島》での物語。

    危険を承知でキララの海に向かうサンゴロウ。
    ●●●●やミリとの出会い。

    ある意味、もっとも“サンゴロウの物語らしさ”が詰まった巻です。

  •  第1作で登場した黒ねこのサンゴロウが、ねこの世界で出会う冒険の始まりです。
     と言っても、本人(本ねこ?)はいたってクールで、冒険しようとは考えていないようですが。
     サンゴロウの秘密が少しずつちりばめられながら、シリーズは進んでいきます。初めての人は、ここから読み始めてもいいかと思います。

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著者プロフィール

竹下文子(たけした ふみこ)
1957年、福岡県生まれ。東京学芸大学で幼児教育を学び、在学中に童話集『星とトランペット』でデビュー。1995年に「黒ねこサンゴロウ」シリーズで、路傍の石幼少年文学賞を受賞。主な作品に『ちいさなおはなしやさんのおはなし』、『スプーン王子のぼうけん』、『ピン・ポン・バス』など多数。翻訳に『どうやって作るの? パンから電気まで』など。静岡県在住。

「2019年 『まじょのむすめワンナ・ビー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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