トランプおじさんとペロンジのなぞ

制作 : にしむら あつこ 
  • 偕成社
3.57
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本棚登録 : 49
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035283607

作品紹介・あらすじ

トランプさんは、しょうしょう変わり者と評判のおじさんです。村はずれのガタピシした家にひとりで犬とくらいているからでもあり、皮肉やでがんこだから、でもあります。けれど、トランプさんが、ほかの人とちがっているいちばんのことといったら…、じつは、このトランプさん、動物のことばがわかるおじさんだったのです。小学校高学年から。

感想・レビュー・書評

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  • たかどのさんらしい楽しいお話。本当に、伝説の怪物「ペロンジ」の仕業なのか、それとも「ペロンジ」になりすました誰かの仕業なのか。

    2008年の作品にしては、ちょっと時代遅れの感じではある。今で言うなら、新聞じゃなくてスマホかな?「ペロンジ」はスマホの文字もなめてくれるのかな?

  • 娘よりひとこと…
    「わたしは、たんていものがすきなので、
    こういうのは、よくよみます」

    親の私も、読んでいて楽しかったです。
    とぼけた雰囲気が好きな方、
    たかどのほうこさんがお好きな方には、
    ぜひ、おすすめしたいです。

    かわいらしい絵で、ひらがなが多めで、
    低学年でも、一人で読めそうな印象ですが、
    中学年でも難しいことばも出てきます。
    大人も一緒に読んで、
    フォローしてあげると良いかもしれません。

    冒頭は、りくつっぽいおじさんの様子が描かれているので、
    進みにくいかもしれませんが、
    次のページからは、楽しくなりますよ♪

  • 村はずれに住んでいる哲学者のトランプおじさんは変わり者で評判です。がんこで理屈っぽくて皮肉屋で、でも一番変わっているところは動物と話せるってこと!
    哲学者のおじさんはたくさん本を読みます。新聞も町の新聞と村の新聞、そして森の動物の新聞までとっています。その中の一つ、もぐらクラブの新聞がここのところ真っ白で文字がないのです。ある日集金にきたもぐらのもぐろうに皮肉を込めて尋ねると、わっと泣き出してしまいました。

    可愛らしい絵。探偵ものです。続きものなんですね。2作目を先に読んでしまいましたが、問題なく読めました。
    本をよく読める低学年向けという感じかな。探偵、推理ものの導入としていいなと思いました。

  • 「トランプおじさんと家でしてきた子ブタ」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4035284300から。
    こっちのほうが先に出てる。

    哲学者(だったのか!)のトランプおじさんと、その飼い犬イルカーネポポラーレが、白紙で届く新聞のなぞを解く物語。
    たくさん新聞をとるおじさんが新聞読まなきゃ、読むものがいっぱいで困るとぼやくのをきいて、とらなきゃいいじゃんとツッコミをいれるイルカーネポポラーレがかわいい。

    完全に子供向けの(子供のために描かれた)本であり、なおかつ大人が読んでも楽しい。
    ちゃんとはられて回収される伏線にちょっと驚いた。
    子供向けだからって手を抜かない。児童書なめすぎてたなあ。

    読書に耽溺する楽しさと、文字ばかりみているとそばの人をないがしろにしてしまう危うさと、両方をなごやかに描いている。
    「最近の若い親は携帯ゲームばっかりして子供をみない」みたいな批判はよく見かけるけれど、向き合わないこと自体を問題にするものは案外少ない。
    (携帯叩き等「いまどきの若いもん」論は、自分の知らないツールと自分の知らない種類の人たちを叩きたいだけだから批判とはいえない)
    人も大事にしなさいってのと、読み物を大事に作ったり読んだりしている人がいるってのを、一般的には良いものとされる新聞で書いちゃうのがこの本のすごいところ。

    このあったかさは良いなあ。

    モグラのケーキやさんの「モングラン」や「モグロール」という名前がかわいい。

  • 台詞がなかなかおもしろい。高学年くらいから。新聞、もぐら、など。

  • みにぴ 2011.04.09

  • 2009年読了。

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著者プロフィール

高楼 方子(たかどの ほうこ)
1955年、函館市生まれの作家。1996年『いたずらおばあさん』『へんてこもりにいこうよ』で路傍の石幼少年文学賞、2000年『十一月の扉』産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2006年『わたしたちの帽子』で赤い鳥文学賞、小学館児童出版文化賞、2006年『おともださにナリマ小』産経児童出版文化賞をそれぞれ受賞。
絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」シリーズ(フレーベル館)など。幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(以上福音館書店)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ルゥルゥおはなしして』(岩波書店)「へんてこもり」シリーズ(偕成社)など。高学年向きの作品に『時計坂の家』『十一月の扉』『ココの詩』『緑の模様画』(以上福音館書店)『リリコは眠れない』(あかね書房)『街角には物語が.....』(偕成社)など。翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)『老嬢物語』(偕成社)がある。

たかどのほうこの作品

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