ニホンカワウソはつくづく運がわるかった?!

著者 : 熊谷さとし
  • 偕成社 (2015年10月14日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035284802

ニホンカワウソはつくづく運がわるかった?!の感想・レビュー・書評

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  • 人間がかかわる絶命種について。
    ・ドードー
    ・リョコウバト
    ・オオウミガラス
    ・ステラーダイカイギュウ
    ・スティーブンイワサザイ
    ・ロンサムジョージ
    ・ジャイアント・モア
    ・チョウセントラ
    ・シフゾウ
    ・アラビアオリックス
    ・タスマニアタイガー
    ・ニホンオオカミ
    ほか。

    保全と保護の違い。
    動物園の役割など。

  • 2012年8月、環境省はニホンカワウソの絶滅宣言を出した。
    1600年以降に絶滅した哺乳類の内、75%は人間の影響によるものである。その原因を探り、今絶滅を危惧される生き物の保全の道を探る。


    ニホンカワウソやニホンオオカミ(ヤマイヌ)…われわれ人間は幾種もの生き物を絶滅させてきたことか。
    確かに今のように保護という考え方がなかった時代もあっただろうが、リョコウバトのように想像すらできないほどの数がいた種までを絶滅させるとは。やはり人類は、自然界の生態系から一線を画してしまったのだろうか。
    絶滅してしまった種はもう戻すことが出来ない。それはもちろん哀しいことだが、私が危惧するのはその影響についてだ。その生物が生態系の中で意外な役割を担っていたかもしれない。たとえそれが人間にとって害獣(虫)とされていつものだろうとも。無くなってしまってから気付いても遅いのだ。
    だがそれを守れるのもまた人間なのだ。もちろんどこかの団体のように過激に叫ぶのでは駄目だ。かえって反感を買ってしまうだけだし、私を含め大多数の人は今の生活を手放してまでは…と思うことだろう。
    何が何でも保護するのではなく、代替え地を用意したり一時的に保護・繁殖をする保全の方が受け入れやすいだろうと著者もより現実的な道を模索するようになったらしい。
    あとショックだったのが、環境に良いだろうと思っていた自然派と言われる商品の製造の為、森林が開発され生息地を失う生物がいるということ。目先のことだけではなく、大元まで見ないと分からない…環境保護と一口に言っても難しいものである。

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