ピラミッド―その歴史と科学

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 41
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035293200

感想・レビュー・書評

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  • ピラミッドについて知りたいことが全部載ってる!と思える絵本。
    小学生のときこういう本が家にあったなら、何度も何度も読み返して、ひとつひとつの挿絵やページの端にちょっと書かれたエピソードから、情報だけでなく好奇心をおおいに受け取ったに違いない。

    ピラミッドの絵本、というと七不思議的な取り扱いが多いですが、謎でなく生きた歴史として捉えたい、未来に繋がる意味あるものとしたいという加古里子さんの強い思いが反映された力作です。
    大人にとっても十分な読み応えがあり、一家に一冊、と言いたくなります。

  • 東京理科大学の学長 藤嶋先生もお勧め。かこ先生が事実に基づき、エジプトの歴史からピラミッドを建てるまでを分かりやすく説明された本です。ピラミッドは4500年前からあるのですが、実は現存しているクフ王のピラミッドなどは基礎がしっかりしているから残っているそうで、同じピラミッドでも基礎が甘いものは崩れて残っていないそうです。これは、今の教育界で、基礎学力を固めることの重要性が謳われていることにも関連するのではとお考えで、また、藤嶋先生も、常々基礎が大切ということをおっしゃっており、それを学生さんに説くときには、このピラミッドの本を紹介しながらお話されるそうです。

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著者プロフィール

加古里子(かこ さとし、1926年3月31日 - 2018年5月2日)
福井県越前市(旧・武生市)生まれ。8歳から東京都板橋区で育つ。成蹊高等学校(旧制)を経て東京大学工学部応用化学科卒業後、昭和電工の研究所に勤める。工学博士、技術士の資格を取得。勤務のかたわら困難を抱えた人々に寄り添うセツルメント活動、児童向け人形劇、紙芝居などの活動に従事自作の紙芝居が福音館書店の松居直の目に留まり、59年に絵本『だむのおじさんたち』でデビュー。
1973年に会社を退職後、ニュースキャスター、大学講師、海外での教育実践活動に励みながら、物語絵本、知識絵本、童話、紙芝居など非常に多くの作品を記した。特に自然科学の専門知識を活かした「科学絵本」の開拓者・先駆者となる。2008年菊池寛賞、2009年『伝承遊び考』で日本児童文学学会特別賞をそれぞれ受賞。
50代で緑内障を患って以来左目はほとんど見えず、近年は持病の腰痛もあって車椅子生活が続いたが、創作意欲は全く衰えず、1月には「だるまちゃん」シリーズの新作を刊行。亡くなる前日まで、届いたファンレターの読み上げを聞いていたという。

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