学校ウサギをつかまえろ (創作こどもクラブ 16)

  • 偕成社 (1986年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (150ページ) / ISBN・EAN: 9784035301608

みんなの感想まとめ

子どもたちの成長や友情を描いた物語は、日常の中に潜む非日常的な体験を通じて、心に残る思い出を紡ぎます。主人公の小学生男子が仲間と共にウサギを捕まえる冒険を通じて、彼らの個性や感情が丁寧に描かれており、...

感想・レビュー・書評

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  • 4年男子が主人公。
    現実的で、そこまでのハラハラはないけど、
    楽しく読めたのと、
    主人公の、思い切ることができたところ、
    些細ながら成長が、良かった。

  • やっぱりそうだよ!小学生くらいの年代にとっての『大人になってもいつまでも心にあったかく残る体験』って、高価な服着てアミューズメント施設や外国に行って高級料理を食べて…とか「しつらえられた体験」なんかじゃ絶対にない!
    ちょっとした非日常的シチュエーションがあるとき不意に現れるっていうのは誰にでもあると思う。もちろん楽しいことばかりじゃない。なかなか思うようにいかないことも、服がドロドロに汚れてしまうことも…
    でも一番大切なのは、その時間と空間を、仲間と『分かち合った』ということ。
    1人ひとりの中身は人それぞれで違っていて、1つとして同じものなんか無いのはみんな知ってる。だから「分かり合う」というのは実は難しいというのも本当はみんなわかってる。だから「分かり合う」体験よりも「分かち合う」体験のほうが心に残る。

    この本の147ページのように、“ひと仕事”終えて、石油臭いストーブの前で紙コップに入れたインスタントのあったかい飲み物を手に持って、小学4年生の男の子4人と女の子2人、そして大人1人がそれぞれの最高の笑顔でわいわい話してる瞬間って、彼ら彼女らにとっては、今の時代で言うとスマホで撮れないしSNSに投稿もできないけど、そんなことどうでもいいよ、それくらいいい気分なんだよって、たぶん今の時代でも言うと思う。

    今の世の中、小学生から大人まで、日本から外国まで、社会一般から政治の世界まで、あちこち見回しても、分かち合わずに分かり合うことばっかり求めてるように思える。だからギクシャクして圧力として感じられる場面が多くなる。
    でも本当に相手のことを思うのなら、分かち合うほうが大切。ただそれをやるには相手への想像力や柔軟な発想力やコニュニケーション力を高くする必要があるから、横着してやらない人間が増えて、それが圧倒的多数となって窮屈な世の中をつくっているだけ。

    あーあ、せっかく久しぶりにいい児童文学作品に出会えて、率直な思いをレビューとして書こうとしたら、こんなイヤ事めいた結論になってしまった。自分もまだまだ恭や美佐子たちのような分かち合える体験が足りてなってことかな…

  • ドキドキ、きゅんきゅん、ハラハラ!

    ただに逃げ込んだウサギを捕まえるだけっておはなしなのに、細かい描写がされて、こちらもウサギ捕獲に巻き込まれる。

    6人のそれぞれのキャラクター、背後のお家の様子、服を汚さないことを自分で情けないと思う僕の気持ちなど、そうだよね、こどもたちひとりひとりにいろんな思いがあるんだよね、と思い起こさせられる。

    そして、最初は怖かったけど、実は気のいいにいちゃん!ここにもやはり、素敵な大人が登場する。。

    岡田淳さんは本当にこどものことをしっかり見ていた先生だったんだろうなぁ。素敵な先生だったんだろうなぁ。いいおはなしだった。

  • みんなで協力して何かを成し遂げるのは、本当に素晴らしいことだ。
    山田が帰ってきたのは感動した。
    みんないろいろな家の事情があるんだろうけど、心が一つになった後のコーヒーは、きっと忘れられない一杯になっただろうな。

  • 最後まで読み通して、ああ、作者はこの物語で大きくは1つの気分を書きたかったのだなあ、と思った。岡田淳さんなので、逃げたウサギを追っていった子ども達が不思議な世界に入り込むといったようなストーリーを想像していたが、まったく裏切られた。しかし一見たいしたことのない事柄の中に、本人たちにとっては大きなドラマがあって、みんなで何かに夢中で取り組むことの大変さと楽しさにあふれたお話だった。

  • 学校のうさぎが逃げ出すという日常の些細な事件を軸に、子どもたちが知恵を出し合いながらうさぎを捕獲するまでを描く。
    短い時間の中で、子どもたちの意外な一面や心の変化を丁寧に描いている。

  • ウサギもなかなか賢い!最後に山田が帰ってきたのが衝撃的~☺

  • 児童書で夢中で読める本は少ない
    これはいいなあ
    四年生の子ども六人の冒険!
    ではなく ちょっとした出来事
    でも 大切なものをつかまえる
    ウサギだけではなく
    イラストが子供にやさしいね

    ≪ ほんとはね ちょっと気になる 女の子 ≫

  • 学校ウサギだと思っていたが、実は・・・とか、謎の美少女の正体は・・・とか、マジックがあるかと思ったけど、特になし。
    子どもの友情物語。
    文章で状況が読みとれない子どもにも挿絵が説明してくれる親切設計。
    登場人物は4年生だが、読むのは2,3年生でも大丈夫な感じ。
    いい作品だとは思うが、岡田淳マジックを期待する子にはちょっと物足りないかなあ。

  • 学校の飼育小屋から工事現場のプレハブの下へ逃げ出したうさぎを子どもたちが協力して捕まえる物語。
    本当にそれだけで、不思議なことは何一つ起こらないのですが、ただこれだけのことで子供同士、というより人間同士の絆が深まるということを感じさせてくれる作品です。

  • 図書館本。プレハブ小屋の下に潜り込んでしまった学校で飼育しているウサギ。おびきだして捕まえようと小学生が知恵を絞る。ウソつき転校生や美人で無口な少女、お調子者、親の顔色を気にしつつも仲間に戻る子…。そして、それを見守る工事現場の兄ちゃん。ウサギを捕まえるその臨場感や声を掛け合うチームプレイが生き生きと伝わってきます。長女の「面白い!一気に読んだわ!」に納得。

  • ウサギのさいごの一ぴきがつかまってよかった。
    ※図書館で借りた本。あっという間に読んでしまった。

  • 978-4-03-530160-8
    C8393\1000E.

    学校ウサギをつかまえろ
    創作こどもクラブ16.

    1986年12月1日 
    2010年 11月  27刷
    作者:岡田 淳(おかだ じゅん)
    発行所:偕成社
    ------------
    カバー扉より
    ぼくのクラスに 美佐子って女の子が転校してきた
    目がぱっちりと 大きくて すっごく かわいいんだ
    だけど、ほとんど 人としゃべらない
    もう一か月になるのに、ぼくも まだ 美佐子と 口をきいたことがない・・・・

    目次
    1 伸二は、ウサギを見たといった
    2 おもしろいことになってきた
    3 ウサギ、はっけん
    4 ウサギ追いだし作戦
    5 にいちゃんは、ぼくたちの問題だといった
    6 山田は、口のはしでわらった
    7 のんこがわりこんで、ぼくらはひっつきあった
    8 達ちゃんはためいきをついた
    9 美佐子の目が、きらっとひかった
    10 ぼくは、かえりたくない気分だった
    --------------------
    主人公は小学校4年生、藤田恭 季節は1月。
    山田功(やまだいさお 山田 メガネでガリベン)
    沢井達也(さわいたつや 達ちゃん、スポーツ万能、隣の家)
    田代伸二(たしろしんじ 伸二 転入生 ほらふき)
    美佐子 二学期の終わりに転入してきた。話をしない
    紀子 (のりこ のんこ そろばん塾へ行く途中で加わる)

    -----------------------------
    学校で飼っているウサギ。たった一匹残っていたのが逃げ出した。
    ほら吹き伸二が見かけたという工事現場に居た。プレハブ小屋の下に入り込んでいたウサギを捕まえるまでの話。
    夕方で、かえらなきゃいけない。けど、ウサギはこのままにしておけない。
    そろばん塾に行く途中の紀子 塾へ行かなきゃと途中で抜けた山田も網を持って再戦
    工事現場の保安員のお兄さんも、ライトなどで協力して 何とか捕まえてウサギを学校の小屋へ戻した。
    ---------------------
    ウサギが逃げる 中々つかまらない その間のお話だけど、それぞれのおうちの事情やら、子どもなりに思いやった利するシーンもある。

    子どもたちの日常のひとこま。子どもなら楽しめそうです。
    書架整理のために手にしました。

  • 脱走したウサギを捕まえることで、みんなが仲良くなっていくお話。ほのぼのした。

  • 学校の劇

  • 小学校4年生の息子くんが、夏休みの読書感想文の宿題のために選んだ1冊。

  • 自分たちでやってのけたりドキドキもある感じ。好きです。

  •  学校の帰り道、校門を出て30メートルほど歩いたところで、伸次がウサギを見たと言い出した。工事現場の中に入っていったと言う。こんなところでウサギ?そういえば、中庭で飼育当番の美佐子がうろうろしていた。あれは、学校のウサギ?

  • しいく当番のみさ子がウサギをにがしてしまったから、みんなでさがすというお話です。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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