いいわけはつづくよ どこまでも

  • 偕成社 (2024年5月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (143ページ) / ISBN・EAN: 9784035307709

作品紹介・あらすじ

おじいちゃんはおとうさんのおとうさん。近くのアパートにひとりでくらしてる。おとうさんとおかあさんは仕事で家にはいないから、学校がおわったら、ぼくはおじいちゃんのアパートにいく。
手をあらってうがいして、テーブルの前のいすにすわったら、麦茶とおやつがでてくる。おじいちゃんはぼくに、いろんな話をしてくれる。

すごいクシャミのせいで追放されてしまったときのこと(「おじいちゃんのクシャミ」)や、友だちが先生にした奇想天外な遅刻のいいわけ(「いいわけはつづくよどこまでも」)、セールスマンをしていたとき営業に行ったお城で、とある王様を助けた話(「こんなところに王様が」)など今回の話は6話。


産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞の『願いのかなうまがり角』とおなじおじいちゃんと孫がおくる関西弁のユーモアあふれる連作短編。

みんなの感想まとめ

おじいちゃんと孫のユーモアあふれるやりとりが描かれた短編集は、奇想天外なエピソードが満載です。おじいちゃんが語るのは、思わず笑ってしまうようなホラ話や、友だちの面白い遅刻のいいわけ、さらにはしゃべるカ...

感想・レビュー・書評

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  • おじいちゃんの話をホラ吹きと気づきつつ、ツッコミながら聞く孫シリーズ第4弾!個人的にはツクローくんの話が好き!ブルドッグ付いてるって笑 岡田淳さん、77歳になられても尚、さえ渡る筆!面白い!3,4年生から読めます。

  • ぼくとおじいちゃんの日常で起こった出来事をきっかけに、おじいちゃんはとんでもない昔話をぼくにきかせてくれる。
    関西弁で漫才を聞いているかのようなお話

    「おじいちゃんのクシャミ」
    公園のベンチに一緒に座ってた時、おじいちゃんがでっかいクシャミをした。

    「ほんまはわからん」
    ぼくの組におとなしそうな子が転校してきてん。ぼくがそう言うとおじいちゃんは、はじめはそう見えてもそのうちにそんなことなかったとゆうこともあるからな、と言って、おじいちゃんが小学校の時におとなしそうな子が転校してきた話をしてくれた。

    「いいわけはつづくよどこまでも」
    先生の机の上の花瓶を割ってしまったユウちゃんの話をしたところ、おじいちゃんは小学校の時の友達ツクローくんの言い訳の話をしてくれた。

    「笑(わろ)たらあかん」
    おじいちゃんが授業参観に来てくれた。担任の先生は笑いを誘って皆の緊張をほぐしてくれた。笑いは人を幸せにする、そう言うておじいちゃんは小学校四年生の時の友達、タケちゃんの話をしてくれた。

    「しゃべるカバン」
    おじいちゃんが喫茶店に連れて行ってくれた時のこと。
    ふとぼくは、おじいちゃんの持ってる古いカバンを見て「それ、いつから使(つこ)てんのん?」と尋ねた。するとおじいちゃんは、これは二代目やねんと言って、カバンの話をしてくれた。

    「こんなところに王様が」
    おじいちゃんの部屋に遊びに行ってる時。部屋の中にモンシロチョウがひらひらと飛んできた。ぼくは窓を開けて逃がしてあげた。
    おじいちゃんは、ええことしたなと言って、恩返ししてくれるかもしれんと、生きものの恩返しの話をしてくれた。



    おじいちゃんとぼくの掛け合いが最高に面白いです。
    読んでいるとついおじいちゃんに、そんなわけないやろとツッコミをいれたくなりますが、そういう時にちゃんとぼくが、おじいちゃんの突拍子のない話にノるような肯定の合いの手や、それってどういうこと?こういうこと?と疑問を投げかけてくれるので、おじいちゃんの語る世界に自分も難なく入っていけました。

    私も一応、関西人の端くれなので、流れるように読むことができて、そのテンポの良さと頭の中で流れる抑揚の心地よさについ笑わせてもらっていますが、これは関西人じゃないともしかしたら読みづらいのかもしれない、もちろん読んで面白いと思える部分はあるだろうけど、最大限に活かせないかもしれないなと思い、これは関西弁を習得している人に読み聞かせてもらうのが一番だと思いました。
    イメージとしては、ミルクボーイの二人の掛け合いが私は一番しっくりきます。ああいうイメージです。

    追記。
    子どもに読み聞かせをしたところ、まんまと読みながら笑ってしまいました。
    私は「しゃべるカバン」が一番好みでしたが、子どもは「笑たらあかん」(一緒になって笑ってしまいます)「おじいちゃんのクシャミ」が気に入ったようでした。「こんなところに王様が」も、オチが綺麗について読み聞かせしやすかったです。
    挿絵で笑ってしまうところも多々あるので、読み聞かせや朗読で使うとしても、挿絵はぜひ見せて行うのがおすすめです。

  • ぼくのおじいちゃんはいつもおもしろい話をしてくれる

    でっかいクシャミがでるよう訓練して大さわぎになった話
    おかしないいわけをしつづけた友だちの話
    しゃべるカバンをもらって大金持ちになった話……

    《奇想天外な話をくりだすおじいちゃんと
     小学生のぼくのやりとりに
     ふふふと笑える短編集》──帯の紹介文

    「神戸新聞」に毎年1話ずつ発表している「おじいちゃんとぼく」の連作シリーズ第4作

    《関西言葉で交わされるおじいちゃんとぼくのゆるくておかしなやりとりを読むうちに、リラックスして、ふふふと笑えてくる本です。》──出版社サイトより

    本書は2018〜2021年に掲載された4作に書き下ろしなど2作をくわえて単行本化

    小学校の教室で読み聞かせしたら大うけまちがいなし
    この笑いについてこられる学級なら何があってもだいじょうぶ

    [シリーズ既刊情報]
    『願いのかなうまがり角』2012年5月〜産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞
    『そこから逃げだす魔法のことば』2014年4月
    『アチチの小鬼』2018年9月
    『いいわけはつづくよ どこまでも』2024年5月=本書

  • 3.4年から。おじいちゃんと孫が贈る6編のザ・ユーモアフィクション!シリーズ4作目。
    少しくどくなりがちなユーモアもあるが、これがクセになる。「こんなところに王様が」の終わり方がスッキリ気持ちよかった。田中六大さんの絵がぴったり。

  • 2026.02.20

  • 図書館の司書さんから面白いと勧められた児童書。
    ずっとクスクス笑いながら読んだ。時折笑い声まで出た。もしやこの本、大人の方が楽しめるんじゃないかな。
    シリーズ4作目らしいが、もっと注目されてもいい良書。

  • 低学年の子が読みやすい短さで、笑えて、ちょうど良いとは思う。

  • ほら話が得意なおじいちゃんと小学生がおしゃべりする、このシリーズはやっぱりおもしろい。特に、「いいわけはつづくよどこまでも」と「しゃべるカバン」「こんなところに王様が」が笑えた。

  • 図書館本。長女の「面白い」が出た本。おじいちゃんと僕とのとんちのきいた掛け合い。おじいちゃんがボケでぼくがツッコミ。

  •  ぼくのおじいちゃんの話は、不思議でびっくりするものばかり。くしゃみで桜を散らしちゃったとか、奇想天外な遅刻の言い訳がホントになったりとか。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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