あららのはたけ

著者 :
  • 偕成社
4.22
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本棚登録 : 67
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035309505

作品紹介・あらすじ

横浜から山口に引っ越すことになった、小学4年生のえり。ある日、じいちゃんのすすめで、じぶんだけのちいさな畑をはじめることになりました。
そこで出会ったのは、ふまれても飄々と生きる雑草たちや、ももの木のうえから細かな毛を飛ばしてくる〈もものけむし〉、台風のまえの巣づくりで手ぬきをするクモ……都会から地方にやってきた少女の、みずみずしい視点でとらえた自然のすがたを手紙にして、横浜にくらす親友のエミへ送ります。

畑で見聞きしたこと、あたらしい生活のことに加えて、手紙の内容は、横浜の小学校で不登校になってしまった、ふたりの幼なじみ・けんちゃんのことに。部屋にこもってしまったけんちゃんに、ふたりができることとは……。

ふたりの少女の手紙のやりとりをとおして、自然のふしぎと、いじめをとりまく子どもたちの心の動きを繊細に描いた作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本。読売子ども新聞100冊から。これ、良本。何度も言うけど、読売子ども新聞オススメ100冊、いいです。定番本を渡り歩いてきた私にメスを入れてくれてます。いいものはいい。選本について母もまた無知だというこを長女と学ぶ。
    かつて仲良しだった少女とたちの手紙の交流。都会で暮らす少女と田舎に越した少女と。田舎に住む少女は目の前の自然から学んだことを手紙にしたためて、都会に住む少女はそれをネットで検索する。どちらも正解だからこそ、清々しい。
    1人読みの後、私と夫と2回読みきかせをした。どこまで読みきかせしていくかも検討せねば。

  • →「『あららのはたけ』は元気です♫」
    https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/5c99cda6b42f83de19b6ef3f3c645530

  • いじめ事件があった直後に家庭の事情で祖父のいる山口県に引っ越し、祖父からもらった畑で野菜作りをすることになったえり。仲良しのエミに手紙を出す。畑や家族の話を書き綴るが、もう1人の幼なじみのけんちゃんの話はなかなか書けなかった。
    えりとエミの手紙のやり取りを読むうちにいじめ事件のその後がわかってくる。ふたりの「なんとかしなきゃ」の行動が周りの大人や友だちを変えていく。
    いじめを扱っている話だが、陰惨にならずカラッとしている。
    ちょうど探していた蕗味噌の作り方が出ていてよかった。読後、畑をやりたくなる(^^)

  • 質問形式の畑とは・・・自然とは・・・が親切すぎる

  • 横浜から山口に引っ越したえり。
    おじいちゃんに25メートルのプールほどの畑を使っていいと言われ、畑をはじめる事に。
    都会育ちで、農作業なんてやった事ないけど、雑草抜きくらはじまって、ハーブやイチゴ、野菜を植え、育てていく。
    そして、横浜での友だち、エミに手紙を書く。
    それぞれの新しい毎日、畑の事、横浜での学校の事が書かれる。
    えりとエミの性格や、幼馴染で今は学校に行けなくなってしまったけんちゃんの事が、二人の文通を通してわかってくる。


    雑草は踏まれると、いっぺんは起き上がるけど、もういっぺん踏まれたら、しばらくはじいっと様子見をして、ここはもうダメだと思ったらそれからじわあっと根をのばして別の場所に生え変わる…
    えりのじいちゃんは、えりの好きに作業させて、失敗したら、実はな、といろいろ教えてくれる。そんなおじいちゃんもステキ。
    おじいちゃんの手間のかかるやり方に反対するお母さんも、失敗しながら、土いじりをするようになる。

    台風の時は、農機具を入れてる小屋は、ぴっちり戸締りするのかと思ったら、少し風を入れて、台風をしのぐ。

    毛虫やイノシシや鳥など、困った生き物との付き合い。

    畑を通して、成長し、それは横浜のエミやけんちゃんをも変えていきます。


    そして、えりは苦労しながらも、

  •  幼なじみのえりとエミは、えりが遠くに引っ越してから手紙のやりとりをしている。えりが田舎の畑で奮闘している様子を伝え、エミはもう一人の幼なじみのけんちゃんの近況を伝える。
     けんちゃんは、いじめられて学校に行けなくなっている。えりの田舎での経験に勇気をもらい、エミはけんちゃんに話しかけようと決めた。

  • いいねぇ〜♪これが読み終わってすぐの感想。
    引越しではなればなれになった小学校高学年女子の文通。まだ小学生なのに ちょっぴり大人びている文章はご愛嬌!読みがいのあった児童書だった。

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著者プロフィール

村中李衣(むらなか りえ)日本の児童文学作家・絵本作家・児童文化研究者。梅光学院大学教授を経て現職。山口県山陽小野田市出身。筑波大学人間学類心理学主専攻卒業後、日本女子大学大学院修了。その後、創作活動に専念。日本児童文学者協会会員・日本児童文学会会員・絵本学会会員。
 著書『読書療法から読みあいへ―「場」としての絵本』(教育出版、1998)『絵本の読みあいからみえてくるもの』(ぶどう社、2005)『跳ぶ教室―人間関係教育の試み』(教育出版、2004)のほか、絵本の著作も多数。

「2019年 『はじめよう! ブックコミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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