マメクジラくん、海へいく

  • 偕成社 (2024年9月11日発売)
2.92
  • (1)
  • (2)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035309802

作品紹介・あらすじ

ちいさなナメクジの大冒険!!
ナメクジのマメクジラくんは、家族に見おくられて、ほら穴の家を出ました。
しんせきのクジラに会うと言って、修行の旅に出たおじいさんをつれもどしに行くのです。
行く手には、こわいやつもいるけれど、銀色のねばねばのすじをひきながら、マメクジラくんは海をめざします。
ハラハラドキドキのストーリーと、おかしなセリフのやりとりが楽しい童話。
全見開きにオール2色のイラスト入り。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ナメクジのマメクジラくんは、海に行ったおじいさんとクジラに会いに、長い長い旅に出た。

    出会う虫たちとのやりとりがかわいくもおかしい。
    村上康成さんのイラストがかわいさに拍車をかけている。
    長い旅の途中にはたくさんのピンチがあるけれど、マメクジラくんの根性はすごい。
    だけど、あちこちで嫌われてしまうマメクジラくんの悲しさが針のように胸に刺さって切なく、涙を流さない彼を愛おしく感じる。

    あちこちに散りばめられる俳句は味があって、この本を読む子どもたちにも俳句を楽しく感じてもらえそう。

  • 主役はなんとナメクジ、、!
    きっと苦手な人、多いですよね。
    ですが読んでいるうちになんだかとっても愛らしく、応援したくなる存在に。

    所々で俳句が登場します。
    俳句に、自然と親しみをもてるようになりそう。

  • ナメクジのマメクジラくんは、しんせきのクジラに会いにいったおじいさんをつれもどしにいく話です。
    おいしくないときらわれ命びろいして海までいきおじいさんとあえてよかったです。
    富士山からおりてきたくじらぐもにのって最後にいくのもびっくりでした。

  • 村上さんの挿絵は可愛らしいが、私にはあまり合わず世界観にあまりはいりこめない感じだった。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

山下明生(やました・はるお)
1937年、東京に生まれ瀬戸内海の能美島に育つ。児童文学作家、翻訳家として活躍中。児童文学として『うみのしろうま』(理論社/絵・長新太/第11回野間児童文芸推奨作品賞)、『海のコウモリ』(理論社/絵・宇野亜喜良/第16回赤い鳥文学賞)、『カモメの家』(理論社/絵・宇野亜喜良/第32回日本児童文学者協会賞/第15回路傍の石文学賞)。絵本は『はんぶんちょうだい』(小学館/絵・長新太/第24回小学館文学賞)、『まつげの海のひこうせん』(偕成社/絵・杉浦範茂/第6回日本の絵本賞絵本にっぽん大賞)、『島ひきおに』(偕成社/絵・梶山俊夫)、『きつねのぼんおどり』(解放出版社/絵・宇野亜喜良)、『あふりかのあかいみち』(教育画劇/絵・しまだ・しほ)。翻訳に『バーバパパ』シリーズ(偕成社・講談社)、『カロリーヌ』シリーズ(BL出版)など、数多くの作品がある。

「2011年 『カワウソ村の火の玉ばなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山下明生の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×