ほらふきじゅうたん

  • 偕成社
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本棚登録 : 56
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035325109

作品紹介・あらすじ

長いねむりからさめた大理石像の女の子にトラのじゅうたんが語りかけます。世界はなんと不思議にみちていることか…。小学校中学年から。

感想・レビュー・書評

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  • 老人の住むお屋敷の石像の少女に、ある日突然意識が宿る。なぜ自分は本を手にして座っているのだろうか、なぜ立ち上がれないのだろうか。悩む少女に床に敷かれた虎の絨毯が話しかける。
    石像と虎の真実は何かな?老人の生命とともに解き放たれる二人の最後がほんのり暖かい。

  •  本をひざにのせ、空のかなたをみつめている女の子の石像。FAITH(=信じる)という名前。同じ部屋の床にひかれているおしゃべりなトラのじゅうたんが語る話は…。

  • うそは あまい。
    ほんとのことは にがい。
    ためになるのは ほんとのほうだけどね。

  • ミツバチ「うそはあまい。ほんとのことはにがい。ためになるのは ほんとのほうだけどね」
    ハエ「そいつはどうかな。うそとほんとは まぜこぜらしいぜ」
    寝たきりになってしまった公爵の読書室で、石像の女の子フェイスと虎の絨毯が、云々、というお話。うそもほんとも幸せも、なんだかぼんやりしてくるけど、じんわり考えさせられるけど、ふんわり読み終えられました。絵本にしてはちょっと長めのお話。
    「いうべきことばを、いうべきときに、いうべき順番でいったんだろうね」
    魔法を解くにはコレらしいけど、きっと狙ってできることじゃないねぇ。

  • 絵が可愛い☆

    意味の深い素敵なお話だった。
    最後の女の子だけちょっと心配。

  • 空とぶじゅうたんと歩き出した石像の物語。

    心にさざ波がたつ感じがした。
    とても大事なことが、お話の中にちりばめられている…。

  • 絵本といってもいいような感じです。
    女の子の石像とじゅうたんの会話。

  • 永い眠りから覚めた石の彫刻の女の子は、虎の皮の絨毯といろいろなお話をします。そして…。モノトーンの絵は石の彫刻の女の子の状態をあらわしているような…そんな気がします。

  • 絵本って言っていいのかもしれないけど。
    じんわり、じんわり、効いてくる本です。
    なにを信じるのか。
    どこまで想像できるのか。
    とても大切なことを教わった気がします。
    いま、じぶんにたりないもの。
    というか、置き去りにしちゃったもの。
    と、とりもどせるかなぁ。

  • もう何百年もそこに座って外を眺めているフェイス。
    何故って、彼女は石像なんだもの。
    ある日、しゃべる事ができるようになり、トラのじゅうたんに
    自分が石像であることを聞かされる。そして、いつか動ける日が来るかもしれないということも。

    小高~

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