きょうはこの本読みたいな 3

制作 : 現代児童文学研究会 
  • 偕成社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035390305

感想・レビュー・書評

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  • 好きだからいじめる。威張りたいからいじめる。仲良しが喧嘩になる。がまんの限界で喧嘩になる。いじめっこといじめられっこが喧嘩になる。口喧嘩。自分と自分との喧嘩。しょっちゅう言い合いをしていうのに、本当は仲がいい、そんな喧嘩。けんかをして、相手をぎゃふんといわせたい。けんかをした後は、むしゃくしゃした気分が晴れるような、ほんわりとした作品が読みたい。


    ◎けんかして(詩) 高木あきこ

    ◎一つが二つ 小沢正

    きつねが、一つのものを二つにふやす機会を発明した。動物たちは感心して機械の周りに集まり、りんごや、にんじんなどの自分の好きなものを二つにふやしてもらった。トラのトラゴロウは「ぼくを二匹に増やしてもらおう。そうすれば、ぼくが竹藪の中で昼寝をしているあいだに、もう一匹のぼくににくまんじゅうをさがしてもらったりできて、とても便利だもん。」と言い出し、機械の中に入る。見事二匹に増えたトラゴロウだが・・。

    こんなお話、ドラえもんにもあったような?のび太が自分が楽をするために、ドラえもんの道具で自分の分身を作ってもらうお話。
    そりゃうまくいかないよね、なまけものの自分が二人に増えるんだもん(笑)

    ◎はじめてのキャンプ

    おけらのシローと、かたつむりのダットンと、みみずのピッピが夏にキャンプ場へ出かける。
    しかしみんな足が遅くて遅くて遅くて・・・
    イライラするおけら、落ち込み泣きだすカタツムリとみみず、悪いことを言ってしまったと反省しつつ、そう簡単には謝れない気持ち。でも相手があっさりと降参し謝ってきたら、なんか一言ちょっと言いたくなるのが人情・・。喧嘩をした時のいろんな感情と、喧嘩しているのになんだかのほほんとしてみえる3人組と、くすっと笑ってしまうお話が良い。

    ◎神様と仏様 筒井康隆
    神様と仏さまの、人間への八つ当たり 笑
    えーそんなオチー!?と笑ってしまう、筒井康隆ショートショート。

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