夏ものがたり―ものがたり12か月

制作 : 野上 暁  高畠 那生 
  • 偕成社
3.58
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本棚登録 : 31
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035393207

作品紹介・あらすじ

なつ-つゆあけ、なつやすみ、うみ、まつり、さまざまな夏をえがいた短編と詩十五編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • ブクログのお仲間さんのレビューがあまりに楽しそうだったので、手に取って読んでみた。
    遅読のはずの私が、暑くて眠れない夜に読み終えてしまった。
    読みやすい文字サイズのせいもあるが、読むと、どんどん・・・どんどん・・面白くなってくるのだ。
    あらためて見れば野上暁さんの編集。さすがである。
    シリーズで春と秋と冬もあるらしいが、そちらも楽しみだ。
    15人の作家さんによる、夏に寄せた詩と短編集。
    さて、皆さんのお気に入りの作品が見つかるだろうか。

    6月は清岡卓行さんの詩で始まり、すぐ裏側に芥川の【青蛙 おのれも ぺんきぬりたてか】の句が。くすくす。
    すべての詩の裏側に一句載っているのでお見逃しなくね。
    杉みき子さんの【電信柱に花が咲く】がほのぼのとしてくる。
    電信柱に花が?ええ、咲くのですよ。

    7月は松永伍一さんの詩に、水木しげるさん、江國香織さん、灰谷健次郎さん、たかどのほうこさんの短編。
    あたりの空気までひんやりとしてくる江國香織さんの作品は、ある意味恐怖だ。
    灰谷さんは良いなぁ。この目線がとても良い。
    障がいを持ったお子さんに「おはよう、今日はお出かけ?」って話しかけて、親御さんに目が飛び出るほど怒られたことがある。
    「ほおっといてください!」って。あれは悲しかった。うちで、こっそり泣いた。
    もう亡くなられたけど、灰谷さん、健常者って抱えた優しい気持ちの行き場がないのよ。
    健常者は優しさがないというのが灰谷さんの設定だけど、そんなことはない。知識不足で、そして方法を知らないだけ。
    たかどのほうこさんの作品は、特殊能力を持ってなくても、不幸を抱えてなくても幻想の世界に行けるところがとても好き。そして、もちろんちゃんと帰って来るところも良いな。

    8月は阪田寛夫さんの詩から始まって読み応えのある短編がずらり。
    上橋菜穂子さんの【縁日の夜】が特に素敵だ。
    故郷の縁日で、私もこういう体験をしてみたい。
    この方の、他の作品もぜひぜひ読んでみよう。
    そうか、この一冊は日ごろなじみのない作家さんの作品世界への紹介にも役立っているんだね。
    巻末に、野上暁さんによる、とても丁寧な解説付き。
    教えてくださったブクログのお仲間さん、どうもありがとう。

    • 山本 あやさん
      nejidonさん、こんにちはー[*Ü*]

      ほんと読み進める手が止まらなくなりますよねーっ。
      アンソロジーや短編ってこんなに楽しかったんだ...
      nejidonさん、こんにちはー[*Ü*]

      ほんと読み進める手が止まらなくなりますよねーっ。
      アンソロジーや短編ってこんなに楽しかったんだって
      再確認しちゃうというか、なんともいえない魅力が
      いっぱい詰まった1冊ですよね~。
      夏っていうのもまたステキなお話に繋がってるのかなぁ。
      今のところ後「冬」しか持ってなくて、「春」が一番読みたいなぁと
      思いつつ、値段だけがネックです…[´ー`;]

      短編集って、また新しく大好きになる作家さんが
      増えるのもうれしかったり、また新たな次に買う本の
      悩みの種になったり…[笑]ですよね。
      杉みき子、上橋菜穂子さん、たかどのほうこさんは
      この本以来、いっぱい本を買っちゃいました。

      大人の本よりも児童書やYAの本にたくさんのことを
      学ぶこともいっぱいありますよね[^-^]
      読んでも読んで知らないことだらけだなぁと
      最近更に思うこともたくさんです。
      1人でも多く、1冊でも多くのステキな本に出逢いたいですね♡
      2013/07/27
    • nejidonさん
      あやさん、こんにちは♪
      この本をご紹介いただいて、ありがとうございました~!!
      「ちょっとだけ読んでみるか」のつもりが、どんどんどんどん読ん...
      あやさん、こんにちは♪
      この本をご紹介いただいて、ありがとうございました~!!
      「ちょっとだけ読んでみるか」のつもりが、どんどんどんどん読んでしまいました(笑)
      それぞれの作品の上手さもありますが、編集も上手いですよね。
      「夏」という繋がりだけでこんなに面白いなんて新発見でしたよ。

      そうそう、確かに価格が泣き所です。
      しかも、どの一冊も図書館に無い!!
      当分は、他図書館からの借り入れに頼ろうと思います。
      「春」がもし読めたら、すぐにご報告させてくださいね。

      あら、挙げられた三人の作家さん、私と同じです!
      巻末にそれぞれの方の他作品も紹介されていて、そこも丁寧で嬉しかったです。
      上橋菜穂子さん、素敵ですよねぇ、私ももっと読みたいです。

      【読んでも読んで知らないことだらけだなぁと
       最近更に思うこともたくさんです。
       1人でも多く、1冊でも多くのステキな本に出逢いたいですね 】
      はい、それはもう、まったく同じです!
      読みたい本のために、少しでも長く健康でいたい、なんて思いますね(笑)
      2013/07/28
  • 豪華作家陣による、様々な夏の景色の短編と詩のアンソロジー。
    地にはお豆が実り、夜空にはさそり座が輝く、少し昔の
    子供の頃の夏休みの香りが本いっぱいに充満しています。

    水木しげるさん、江國香織さん、灰谷健次郎さん、
    村上春樹さん、芥川龍之介さん…などなど、豪華すぎる
    作家さんたちの短編が一気に読める!と喜んで購入したけれど、
    思った以上なんて言葉では追いつかない大収穫で
    また読みたい作家さんと本がどんっと増量!

    今まで読んだことのなかった作家さんの短編が特に素晴らしくて、
    短編でこれだけの世界を見せてくれるなんて!
    な、お話がいっぱい。小学校中学年さんからの対象本なので
    文字も大きく軽やかな印象だけれど、内容は濃厚。
    しかも、ほんとにステキで淡い夏の夢のようで
    心が夏の楽しさでいっぱいに。

    夏の始まりのまさに今読めてほんとによかった。
    あの塾の先生ではないけれど、まさにそんな気分な[笑]

    おてんばな女の子といたずらをしかけてばかりの男の子。
    木の電信柱と花束とかわいい歌の竹下文子さんの「雨あがり」。
    角のカッコがお嫁に行って、電信柱に花が咲く。
    木の電信柱はおろか、最近では電柱が地上にあまりない今だけど、
    木の電信柱ががんばってくれていた、夢見る頃の
    日本の明るさとほがらかさと淡い恋の憧れにきゅーー♡

    水木しげるさんの「のんのんばあ」は、水木さんが
    幼少期にのんのんばあと出会ったことで、妖怪への興味を
    深めて、水木しげるへとなっていくなりたちが垣間見れて感激!
    1冊の本として発売されている中の抜粋とのことで
    早速本を購入することに。

    他にも不思議な時間旅行のような、たかどのほうこさんの
    「百まいめのきっぷ」。
    子供の頃の肝試しにドキドキわくわくする子供のキモチと
    縁日の楽しい思い出が、大人になった時にもたらしてくれた
    奇跡の優しく不思議な上橋菜穂子さんの「縁日の夜」。

    不思議な世界が身近にあった子供の時間。
    本を開くと、あっという間に忘れていた小さな思い出と一緒に
    子供の時間へタイムトリップできるような、
    そんな不思議で優しい夏の景色が詰まった宝箱みたいな本でした。

    "夏の雨 きらきらりと 降りはじむ"
    心の中に溜まった澱が、梅雨の雨と一緒に
    どこかに飛んでいったような、眩しい夏の始まりにぴったりの
    大切な大切な出会いの詰まった1冊になりました。
    他の季節も全部読んでみよう!

    • 九月猫さん
      あやさん、こんにちは♪

      昨夜、あやさんのレビューを読んで、
      たかどのほうこさん・・・たかどのほうこさん・・・
      と、つぶやき続け、朝...
      あやさん、こんにちは♪

      昨夜、あやさんのレビューを読んで、
      たかどのほうこさん・・・たかどのほうこさん・・・
      と、つぶやき続け、朝起きてからやっと
      「あっ、高楼方子さんだっ!!」と気付きました(笑)

      ひらいて書くと意外に気付かないものですね(;^_^A
      「十一月の扉」大好きです♪

      こういう本、いいですねー。
      四季全部の巻があるみたいで、ちょっとわたしもチェックします♪

      「のんのんばあ」は、水木しげる記念館や水木しげる展で見ただけで
      全部は読んだことないのですが、いつか読みたいと思ってます。
      レビュー楽しみにしています♪
      2013/06/29
    • 山本 あやさん
      [♥óܫò]∠♡九月猫さん

      九月猫さん、こんにちはー♡

      たしかにひらがなで書かれてると
      別の人な印象を受けますよねーっ。
      この本を読んで...
      [♥óܫò]∠♡九月猫さん

      九月猫さん、こんにちはー♡

      たしかにひらがなで書かれてると
      別の人な印象を受けますよねーっ。
      この本を読んでから、気に入った作家さんの本を
      ピックアップして注文する時に、漢字表記を知って
      わぁ~、印象が違う~[*Ü*]って、ワタシは九月猫さんと
      逆の気付きでした[笑]

      「十一月の扉」も注文した1冊ですーっっっ。
      わぁぁああ、九月猫さんが大好きな本なんて
      ますます楽しみーーーーー♡
      かなりの著書があるから一気に買うのは無理だけど
      少しずつできる限りいっぱい読みたい作家さんですよね♡
      もー、すっかり夢中な作家さんのお一人です[*´▽`*]

      「のんのんばあ」届きましたーっ[*Ü*]
      妖怪の夏!の始まりな感じですっ[笑]
      水木しげる館に水木しげる展、ステキですねーっっ♡
      楽しそうっ。妖怪の世界って怪談とわくわくの中間で
      ゆらゆらと揺れてる感じもまたいいですよね♪
      今年の夏こそは積んでいる水木さんのほかの本も
      ぜひぜひ読みたいです!

      四季シリーズ、高いのがちょっと、うぅぅ[´iωi`]だけど、
      でもこれだけ有名な作家さんのステキな作品を
      一気に読めるなんて贅沢ですよね♡
      2013/07/02
  • ものがたり12ヶ月シリーズの夏。
    夏だけ教科書に載っているので、夏だけ買ってみた。


    豪華作家陣による詩と短編のアンソロジー。
    作家たちの他の作品も紹介。

  •  「お母さんはかたつむり」は小4のせいいちが主人公の話。ようやく雨があがり、空は真っ青に晴れ上がっていた。家に帰り台所にいるはずの母さんに声をかけると、母さんの姿はない。かわりに、とてつもなく大きなかたつむりがいた。「おかえり、せいちゃん」

  • 上橋菜穂子さん目当てで読んだ今作。
    夏に関する短編がたくさん入っています。
    初めて読む作家さんも多く、新たな作家さんを開拓するのにもぴったり。
    夏の他にも春・秋・冬と出ているみたいなので、また読みたいです^^

  • 上橋菜穂子「縁日の夜」のみ読みました。数少ない短編かつ現代もの。やはり上橋菜穂子さんの作品は長編ファンタジーの方が好みでした。

  • 江國香織さんがすきで手にとりました。
    児童書なだけあって文字もおおきいし、ふりがながふられていて弱冠読みずらかった。
    他には北村薫さんのはなしがまぁよかったかな

  • 15人の作家による,夏にまつわる短編小説と詩を収録。

  • 夏(6、7、8月)の詩、俳句、物語が詰まっています。
    以前とあるイベントで紹介された芥川の俳句が載ってて、ほくそ笑まされました。

    青蛙おのれもペンキぬりたてか

    シビレル。

  • 夏をテーマにした作品が詰まってます。

    上橋菜穂子さんの「縁日の夜」とたかどのほうこさんの「百まいめのきっぷ」がお気に入り。

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