とび丸竜の案内人: 時間をとんだ竜と女の子の冒険 (偕成社ワンダーランド 1)
- 偕成社 (1988年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035400103
作品紹介・あらすじ
竜の世界から、失われたをさがしにやってきたとび丸竜。その案内人に、選ばれた理子は、とび丸竜と力をあわせて、時間と空間をとび、冒険の旅にでる。
感想・レビュー・書評
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竜の世界から、失われたをさがしにやってきたとび丸竜。その案内人に、選ばれた理子は、とび丸竜と力をあわせて、時間と空間をとび、冒険の旅にでる。
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女の子向けのファンタジー。
秋の食べ物マルメを秋以外に食べると、こわーい魔物がとんできてさらわれてしまう。
マルメって何?って思ったので調べたところ、マルメロっていってカリンみたいなもんらしい。
とび丸竜と理子の掛け合いがなんか可愛い。
美味しそうな食べものが出てくる。竜の国の星は金平糖でできているってところにきゅんとした。 -
竜の世界の太陽は四つ。
春の太陽には菜の花のみつを。
夏の太陽には桃のシロップを。
秋の太陽にはマルメの汁を。
冬の太陽にはハッカ液を。
月はパンケーキで、星は金平糖できております。
食いしん坊の少女理子はとび丸竜の案内人となって、竜の世界から失われた「秋の太陽」を探しに旅立ちます。
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この柏葉さんの本を皮切りに、刊行された《偕成社ワンダーランド》の本は、どれもおもしろく(特に『守り人』シリーズにはどっぷりハマり、いまも追いかけています)、ハズレがないというのが小学生の私の感想でした。
レーベルというものを意識したのは、《偕成社ワンダーランド》との出会いがはじめてだったと思います。
すでに絶版になっているものもあり、偕成社のHPにはのっていなかったりもするのですが、私が調べた限りでは以下のように刊行されていたはず、です。
最新刊のバク夢姫にはご挨拶がまだなのでいずれ……。(笑)
偕成社ワンダーランド 既刊一覧(2016年5月15日現在)
1 とび丸竜の案内人 柏葉 幸子/作
2 9月0日大冒険 さとう まきこ/作
3 闇の国のラビリンス 浅川 じゅん/作
4 そよかぜ野菜村 とき ありえ/作
5 ジーク 月のしずく日のしずく 斉藤 洋/作
6 黒ばらさんの七つの魔法 末吉 暁子/作
7 赤い円ばんあんパン号 沖井 千代子/作
8 大おばさんの不思議なレシピ 柏葉 幸子/作
9 メトロ・ゴーラウンド 坂東 真砂子/作
10 花豆の煮えるまで 安房 直子/作
11 仮面の国のユリコ 浜 たかや/作
12 てりふり山の染めものや おち のりこ/作
13 ひとりでいらっしゃい 斉藤 洋/作
14 ユメのいる時間に 山末 やすえ/作
15 精霊の守り人 上橋 菜穂子/作
16 かぼちゃの馬車と毒りんご 白阪 実世子/作
17 選ばなかった冒険 岡田 淳/作
18 ドードー鳥の小間使い 柏葉 幸子/作
19 満月の夜古池で 坂東 真砂子/作
20 ぼっこ 富安 陽子/作
21 闇の守り人 上橋 菜穂子/作
22 金のくるみ銀の星 白阪 実世子/作
23 夢の守り人 上橋 菜穂子/作
24 筆箱の中の暗闇 那須 正幹/作
25 ジークⅡ ゴルドニア戦記 2 斉藤 洋/作
26 マシュマロ王女の秘密の旅 白阪 実世子/作
27 虚空の旅人 上橋 菜穂子/作
28 神の守り人 [1]来訪編 上橋 菜穂子/作
29 神の守り人 [2]帰還編 上橋 菜穂子/作
30 うらからいらっしゃい 斉藤 洋/作
31 蒼路の旅人 上橋 菜穂子/作
32 天と地の守り人 第1部 上橋 菜穂子/作
33 天と地の守り人 第2部 上橋 菜穂子/作
34 天と地の守り人 第3部 上橋 菜穂子/作
35 黒ばらさんの魔法の旅だち 末吉 暁子/作
36 流れ行く者 上橋 菜穂子/作
37 まよわずいらっしゃい 斉藤 洋/作
38 炎路を行く者 上橋 菜穂子/作
39 バク夢姫のご学友 柏葉 幸子/作 -
なじ■
盗まれた「秋の太陽」を捜しだす為に
竜の世界からやってきたとび丸竜と、
その「案内人」理子の冒険。
とび丸竜&理子も竜王さま&ひな子さんも、
竜と案内人の関係が凄く可愛らしくて良かったなー!
ラストがかわいすぎてウワーーッ!!ってなりました。
そしてだんだら屋敷の花の描写が素晴らしかった! -
想像の世界が広がる話だと思う。
怖い思っていたおばあちゃんが、実は、自分と同じ食いしん坊で、竜の案内人だったのが、やさしい気持ちにさせる。
沢山の子どもたちに読んで欲しい一冊だと感じた。 -
この本を読むとすごくお腹が空く(笑)。マルメロ、死ぬまでに絶対食べたいもののひとつ。
オチが素敵だなあ。 -
まさに児童文学という感じですね。
冒険譚じゃありませんが、身近に新しい発見があったりと、ほのぼのしています。
マルメロ食べたい・・・。 -
小学生の頃この本を読んでから読書好きになりました。今読んでも面白い!
マルメ食べてみたいなー。 -
正統派ファンタジー。英国ファンタジーともうまく融合できていて、英国ファンタジーが好きな人は読んでいてニコニコすること間違いなし。タイトルだけを見ると安直な輸入ストーリーかと思ってしまうんだけど、柏葉幸子氏に限ってそんなことはなかったか。これまで読まずにいたことを後悔。