精霊の守り人 (偕成社ワンダーランド)

著者 :
制作 : 二木 真希子 
  • 偕成社
4.16
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本棚登録 : 2331
レビュー : 360
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035401506

作品紹介・あらすじ

あちらの世界「ナユグ」からこちらの世界「サグ」を見守る精霊は、100年に一度だけこちらの世界の人に宿って新しく誕生するという。精霊が無事に生まれると、そのさき100年は人の世に大きな災害や飢饉がおきないという。

感想・レビュー・書評

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  • 用心棒を生業とする「短槍使いのバルサ」は、秋の日に、川に流されかけた幼い第二皇子チャグムを救う。
    チャグムは、なんと実の父である国王から命を狙われていた。その理由とは――

    『精霊の守り人』、読んでなかったことを後悔しました。面白いわ。
    子供騙しをバッサリ切った児童文学。世界観が素晴らしい。
    王家すら下に置く「星読博士」、先住民であるヤクーの文化、祭り。
    何よりヤクーの構想する「世界の成り立ち」の豊かさよ。アイヌもあんな雰囲気だろうか。我らが先人も惜しいことをしたもんだ。

    「地図付きの児童文学はベストセラーになりやすい」と聞きますが、上橋菜穂子の本も当てはまる。要は、地図を書けるほど世界観を突き詰めろということなのでしょうか。

    • ダイコン読者さん
      nyancomaruさんへ
      『ムーミン』の地図、好きです~/// そして『たのしい川辺』は未見ですorz まだまだ読みたい本が山のごとくです...
      nyancomaruさんへ
      『ムーミン』の地図、好きです~/// そして『たのしい川辺』は未見ですorz まだまだ読みたい本が山のごとくですね!(^^;)

      上橋菜穂子は、今から読破する予定ですが、図書館からジャンジャン借りられちゃって(笑)
      順番待ちがんばります。
      児童文学ゼミの恩師が、「上橋菜穂子は『月の守にカミよ眠れ』がいいのよ~~」としきりに感動してはったので、そこまで辿り着きたいな~と*
      2012/07/28
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「上橋菜穂子は『月の森に、カミよ眠れ』が」
      そー言えば、私も知人から薦められました。一冊本だから先に読もうかな、、、
      「上橋菜穂子は『月の森に、カミよ眠れ』が」
      そー言えば、私も知人から薦められました。一冊本だから先に読もうかな、、、
      2012/07/30
    • ダイコン読者さん
      あ、一冊モノだったんですか!何も知らなかった(笑)先生に怒られそうですw
      それなら先に読むのもいいですね~(^^*)
      あ、一冊モノだったんですか!何も知らなかった(笑)先生に怒られそうですw
      それなら先に読むのもいいですね~(^^*)
      2012/07/30
  • なにが、いいって、
    主人公が女性だけどしゃなりしゃなりしていない、凛々しく格好良い用心棒、しかもものすごい切れる強さの持ち主で
    そして  
    そして歳が三十路だという所。
    30にしてその強さ、格好良さ。

    若い時に読んでいたらまた違ったのかもしれない。
    同じ位の歳でそれを見せつけられ、その上 数個上の物静かで包みこむ優しさと知性をたたえた幼馴染が・・・幼馴染が・・・私の事を待っていてくr

    とにかく。冒険もわくわく、時々香る不器用なドキドキ。
    それはとても 心地よかったです。
    軽く読み進められるので読み終わった感よりもそのまま続きに行きましょうという感じでした。

  • こんなに素晴らしい日本うまれのファンタジーがあることを誇りに思う! 久しぶりに読み返したけれど、やっぱりとてもおもしろかった。

  • 短編集を読んだいきおいで、もういちど読み返したくなり読みました。おもしろいなあ。まだ序盤のせいか設定紹介が多く、時々ページをめくる手が遅くなったりはしたんですけど…。ていうかタンダ、一巻の時点でもうプロポーズしていたんですね。タンダ!ああ〜 と、小学生のときに読んだのとは全然ちがうおもしろさが…。笑。あのときは、ナユグの描写のほうにうっとりとしていた気がします。

  • 中学の時に全巻読了。
    高校に入って、久しぶりに読んで見ると当時は気づけなかった事があったり、当時と全く違う見方ができたりで面白いです。
    この本は、何歳になっても楽しめるんじゃないかな

  • 一応の児童文学で、主人公が王子様でなく、三十路過ぎの女性の用心棒。
    この時点で、ファンタジー好きには驚きだ。(でも実は、主人公の出自については秘密がある。ここはファンタジーのお約束)
    文化人類学者でもある作者からだからか、私達の現実世界と違う文化・風習である事を、私達が普段口にするものと名称が違う事を細かく描写しながら、異世界の「リアリティ」を描き出す。
    またこの食べ物が、美味しそうだったりする。
    この辺りが、今まで読んできたファンタジーと違うのだ。

  • 先住民と、あとから来てその地を支配することとなった民との、文化と伝説と歴史の違いや経緯の関係が、面白かった。どちらが悪い良いのではなく、どちらが間違っている正しいのでもなく…ということが優しく描かれているなぁ、と。そして、子どもから大人への一つの段階を上がるチャグム。過去と向き合うバルサ。まさにハイファンタジーでした。面白かった!続きが読みたい。

  • この本に出会わなければ、本を読むことにこんなに夢中になることはなかっただろうな、と思う 
    タンダの山菜鍋、食べたい!

  • 若くもなく、容姿も秀でているわけでもなく、ただただ強い女用心棒が主人公。ざらっと乾いた大きな手で、日に焼けて艶のない髪をしてる感じ。世間を知っていて、うまく立ち回る方法を知っているけど、自分の中に正義も持ってる。
    児童書の設定としてはすごく珍しいタイプの主人公だと思うけど、この人が魅力的なので話を最後まで見守る気になる。
    登場人物たちがみんな色々悩んだり考え込んだりしてるので、テンポとしては重いし、読んでいてなんかすげ疲れるんだけど、その疲れってのは多分、登場人物たちと一緒に一歩ずつ歩いてる感じを味わってるからかも。でもいざ戦いのシーンとなると緊張感と迫力がある。
    言語とか世界観とかがアジアっぽくもヨーロッパっぽくもなく、どこにも似てない世界のイメージを作ってるのも作者のこだわりな気がする。モデルを持たないでオリジナルな世界を作るってすごい大変なことだよなあ。

  • 私の記憶に残る最古の夢中になって読みあさった本

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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