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Amazon.co.jp ・本 (309ページ) / ISBN・EAN: 9784035402305
みんなの感想まとめ
ファンタジーの要素が色濃く表現された物語が展開され、主人公たちの成長や葛藤が描かれています。特にトロガイとタンダのキャラクターは魅力的で、特にトロガイの言葉には深い味わいがあります。しかし、物語の中で...
感想・レビュー・書評
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守り人シリーズ第3弾。今回はちょっとイマイチ。花とか夢とかの概念がいまいち飲み込めずムムム???と思いながら読み、やっぱりわからないまま終わってしまったので。私にはファンタジー色が強すぎたようです。
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守り人シリーズ三巻目
トロガイとタンダが主役。話はファンタジーらしいつくりなのだが、なんか読みにくい。
花の意味がなんだかよくわからないままだ。 -
そうかい?そんなにみにくいかい?でもね、これがわしだよ。五十二年もかけて、そだててきた顔さ。
そう言うトロガイ氏がかっこよくて! -
〈花〉のファンタジーランドとして楽しく読了。再読の今回は、強い共感というよりも理解の深まりの紐解きの楽しさだった。
共感がやや難しい理由は、はやい時点で明確に意識できた。「夢」には、大きく2つのタイプがあって実現への力強い推進になる「夢」と実現不可能で現実からの逃避の妄想のような「夢」があるのではないかと思っていた。「夢の守り人」の「夢」は後者に大きく傾いている。弱い心の逃げ込み、逃避先として描かれている。抗い様のない、そして安らぎや休息の心をとても大事には思うのだけれど、その心に「夢」という言葉を使うことに違和感がある。「夢」は逃避やリラックス、夜の世界のまどろみだけではない、むしろ生きる活力、エネルギーの源であってほしいと。「夢」という素敵な言葉を負に寄った捉え方をして良いのだろうか。この作品で夢を妄想・逃避と変換するならば分かり易かった。が、これでは作品から香る人の心の弱さに思いを寄せる優しさが削がれてしまう。
実現推進となるつまり前者のタイプの「夢」が、4箇所あった。タンダの「おれの夢のみおれのものなり」とつぶやく、花守りになってしまう時の最後の抗い。シュガが微笑みながら思う「いつ役にたつかわからないものを追い続け、考え続ける」という夢。ユグノの最後の夢「歌いたい」という強烈な思い 。そして、トロガイ師 の夢。タンダ曰く「〈花〉の夢からは帰ってきたけれど、呪術師になっちまったんだからな(夢から帰ってこなかった)」
このトロガイ師の「夢」でハッとした。妄想の夢から覚め戻り、現実の力に、夢の実現にしていったのだなあと。私の思っていた2つのタイプの夢を行き来したことに気がついたのだ。「行き来する」に思いを至らせれば、ユグノの歌もより広く捉えることができる。励ましの歌、さざ波よりも繊細に大気を揺らす、響きが響きを織る歌、夢のいざないともなる歌。歌風の息吹をのせられる「夢」の様々なありようを軽やかに呼吸のように感じていたら良かったのだ。
物語では、受粉の時期との結びつきから「夢」という言葉は、強烈な形での人の弱さの現れとなったのであろう。物語に表出しなかった色々な夢の形、歌はそれを励ましたり掻き立てたり、沈めたり、誘ったり、どうかすると追い込んでしまったりしていたのだろう。
「夢のタイプは大きく2つの意味でわけられるが、その時々の心のありようで実現の活力になるものと逃げや安らぎの温かさとの2つの意味を行ったり来たり、あるいは真ん中でとどまったりする。」と言い換えようと思う。
「夢の守り人」というタイトルは、「人々の夢を守る人」とまずは感じる、が、一読後は、「現実から逃避し夢に逃げ込んでしまう魂を〈夢〉から救い守る人」と解釈せざるを得なかった、腑に落ちないわだかまりをちょっと抱えながら。事件の解決の足取りをシンプルにみれば、そう感じても無理はない。トロガイ師やタンダの呪術師としての手助けは、やはり人々の迷い逃避からの引き戻しではあろう。
が、物語を大きく俯瞰すれば、「心を現実に引き寄せて生きる力、夢を実現させようとする力、(欲望や憎しみも含めて)夢を抱き続ける心」を守っている人という言い方で包んで良いように感じられてきた。人は弱さを抱えている、が、共に人々と関わりながら夢を抱いて生きて行くこと、力強く生き得ることができるのだ。そう、人の織りなす普遍的な美しさが綴られた物語であった。
シリーズ全体の中で、うーんよくわからないと思っていた作品をこのように読み返しができてとても嬉しい。素晴らしい作品は、いく層もの、読み手の数ほどの織物を見せてくれるのかもしれない。 -
タンダとトロガイが大活躍。
異界とか呪術が多めの回でした。
チャグムとタンダの距離感も好きだなぁ。
怖いけど、歌も聞きたくなります -
再読。タンダが好きだったのと、夢の中の話が好きなため、子ども時代からシリーズ中一番好きな一冊でした。今もとても好き。
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痛みを感じず、死をも恐れなくなったタンダの描写がすごかった。ロボットが暴走する怖さとか、蜂が大群で押し寄せる怖さに近い気がしました。痛みや恐れというものが一線を超えない防壁になっているのかな。
現実を逃避して、夢の中で暮らすことは幸せなのか。
ちょうど、すごい古典シリーズの『アーレント 人間の条件』を読んだばかりだから、生きること以上の価値について、考えてしまいました。
人を巻き込むのはやめた方がいいけど、夢の中に入った人を起こすことは正義なのだろうか。死ぬことがわかっていてもなお夢の中にいたいと思う人を止めるべきなのか。ただ、未来への希望をいまここで終わらせる必要はないと思う。 -
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「そなたは小言をいう機会をとらえるのが、じつにうまいな。」この台詞を親子間で用い、ニヤニヤしたい。
陰謀劇である前作に対し、本作は心の奥底に蠢く感情や生きる悲しみを真正面から描き、美しいファンタジーに昇華している。心理描写の比喩表現も素晴らしかった。タンダの肉体が敵になることでバルサの戦闘能力が封じられ、タンダの献身、励まし、あたたかいやり取りによって事態が動いていく。
本作はバルサとタンダ、お互いへの想いが今まで以上に明言される。「殺すくらいなら殺される」なんて、これ以上の愛の台詞あるだろうか。関係性よりも己の生命よりも相手の存在を大切にする姿が実に彼ららしい。
全てを理解できなくても幼いうちにぜひ読んでほしい作品。特にタンダとチャグムのやりとりは子どもに戻って読みたい。 -
タンダが、自分がぎせいになるかもしれないのに、人を助けようとするのが、すごい。やさしくて、お人好しで、明るいタンダは、一直線な感じがして、すごい。
ぼくは、自分のことを考えちゃうし、先生に止められているような危険なことはできない。タンダみたいに体をのっとられるのがこわい。ただ、家族のためだったら、行きたくないけど、やっぱり行っちゃうかも。でも、タンダは、「行きたくない」気持ちがない。
今までは、タンダが一番好きだと思っていたし、タンダがそばにいたら心強いけど、自分がタンダの家族だったら心配だなって思うようになった。
シュガは、かしこいだけじゃなくて、いたずらっ子みたいになっていて、前より好きになった。(小6) -
圧巻のシリーズ第三弾。今回はタンダを主軸に、パルサ、そしてチャグムは出るわ、トロガイ師は出演するわの、フルキャストで読み応え十分。
そしてファンタジーの醍醐味である圧倒的な世界に飲み込まれながら、読者の立ち位置を問うてくるようで。
消化不良になりながら生きているのが、タンダであり、チャグムであり、パルサも、そしてトロガイ師であり。
これを若い時に読んだ子は、どう思うのでしょうか?
中年の僕は、娘に勧められて読んで、なんとも複雑な心境で。きっと生きる過程で読んでいくことで、世界の広がり方が違う一冊、シリーズだと思います。 -
割と好きな話です。再読してみると、こんなにつかみどころのない話だったのかと。タンダやチャグムと言った懐かしい面々もたくさん出てきますし、バルサだけだった前作と違って賑やかですが、「夢」の概念や「花」の世界が捉えどころのない世界観を生み出しています。何より、チャグムの見ていた夢が、あの狩穴での暮らしだなんて切なすぎて、もう……!夢の中で再会したタンダの言葉に「親」を感じました。血はつながってなくても擬似家族だなと。かつてはここまでしか出てなくて守り人三部作だと思っていました。そしてこれがベストでした。
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守り人シリーズ第三作
相変わらず面白い。トロガイ師の過去があきらかに‼再び、バルサと会えて良かったねチャグム(´・-・。) -
オーディブル。舞台は新ヨゴ王国、主人公はトロガイとタンダ、異界や呪術のウエイトが大きい印象。チャグムとシュガ、バルサなどとも物語が繋がっている。登場人物の過去やキャラが深まっていってますます好きになる。
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守り人シリーズ。1作目の「精霊の守り人」がとても面白かったのでこちらも。2作目を読む前にこの3作目を読んでしまったが、十分楽しめた。
中盤以降、タンダがどうなってしまうのか気になって、読むスピードが上がった。
ファンタジーは苦手だと思っていたけど、この作品は好き。
続きも読みたい。 -
話の内容が難しかった。 タンダが心配でした。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
上橋菜穂子の作品
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