天と地の守り人〈第3部〉 (偕成社ワンダーランド)

著者 :
制作 : 二木 真希子 
  • 偕成社
4.35
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本棚登録 : 1006
レビュー : 130
  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035403401

作品紹介・あらすじ

バルサとチャグムはこの物語の発端となったチャグムの祖国、新ヨゴ皇国へむかう。新ヨゴ皇国は南のタルシュ帝国に攻めこまれ、一方、ナユグの四季も変化の時をむかえていた…『天と地の守り人』三部作ここに完結。

感想・レビュー・書評

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  • 国とはなんなのか、国が繁栄していく何をしなければ行かないのか、それを底辺で語っている気がしました。 あ~終わっちゃったな~。

  • シリーズ最終章。三部作を読了。これでバルサとチャグムの長い物語も幕を閉じた。

    迫り来るタルシュ帝国に抵抗すべく、皇国を守るべくチャグムが命をかけて文字通り、大海原へ飛び込み、そして戦がついに始まる。
    そのチャグムを追いかけるバルサ。ようやく二人が出会える再会シーンはグッと来る。
    二人の旅は、第一シリーズを思い出させる。

    この一連のシリーズは章ごとに、バルサ、チャグム、タンダ、トロガイ師、帝、そしてロタ、タルシュ、カンバルの国王や王子、将軍、密偵など、実に多くの登場人物の視点に切り替わって進んで行く。誰もが思惑を持っていて、人間味もある。100%の悪人が存在しない。だからこの物語はファンタジーなのにリアリティを何故か感じてしまうんだろうな。

    あと、リアリティと言えば、この世界の食べ物や着物に独自のネーミングを付けてしまうとこもすごい。徹底している。毎回、物語の最初に、国ごとの登場人物と地図、そして言語の解説に頁が割かれているんだけど、これは助かる。何せものすごい数のキャラクターが出て来て、「誰だっけ?」って思ってしまうもんだから。

    好きなシーンは沢山有るんだけど、チャグムが帰還して、父親である帝と二年ぶりに対峙するシーンは、息を飲んでしまう程の緊張感だ。

    バルサがタンダの腕を切断するシーンもかなりのインパクト。(上橋さんは、いとこに医師がいるらしく、アドバイスをもらったらしい。)
    あとは何と言ってもラストシーン。シリーズの後半は終始、戦が続き、争い耐えない目まぐるしい展開が続いたが、ほわーっとするエンディング。良かったね、バルサ、タンダ。

    バルサは本当にカッコいい女性。実際に戦うとめちゃめちゃ強いんだけど、その信念の強さに惹かれる。

    そして、アニメ「精霊の守り人」も今また見返している。11歳のチャグム可愛い。。
    このシリーズには、ドキドキさせられ、涙を誘われ、沢山夢ももらった。また数ヶ月後読みたくなると思う。今回は同僚に借りたので、大人買いしようと思います。

  • シリーズ初期のファンタジックな要素、
    中盤から顕著になった戦記ものとしての風合い、
    そして一人の若者の成長譚。
    それらが渾然一体となって物語を形作り、大団円を迎える素晴らしい最終章。

  • 再読。
    どうなるか大体分かっているのに、引き込まれる。
    番外編も読むつもりです。

    他の作品も読み返そうかなと思うくらい好きな作家さんです。

  • 2018/1/8 シリーズ全10冊、読了。10冊通じて、息もつかせぬ展開。こんな世界観を作り上げてしまうなんてすごい。シュガがいい。

    あとは番外編。

  • とりあえず、終了。
    ここまで再読のはずなんだけど。

  •  儀式の際に、近習のルィンがチャグムに顔をおおう薄布を差し出す。『虚空の旅人』でのシュガとの会話と対応する場面。チャグムのどのように民と向き合っていきたいかという強い意志が感じられる。

  • 読みごたえあり。

  • この話がとにかく好きだ。あまさず好きだ。

  • 最後に帝がチャグムを認めたのがよかった。最期も彼なりのけじめのつけ方だったと思う。チャグムが独り立ちする前に、ちゃんと両親や兄弟との絆をつないでいくところが作者の優しさなのかな。バルサとタンダのシーンもよかった。完結してしまってさみしいけど、こんなに素晴らしい作品に出会えて幸せです。

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著者プロフィール

上橋 菜穂子(うえはし なほこ)
1962年、東京都生まれの児童文学作家、SF作家。
1992年『月の森に、カミよ眠れ』で日本児童文学者協会新人賞、2000年『闇の守り人』で第40回日本児童文学者協会賞、2003年『神の守人 来訪編、帰還編』で 第52回小学館児童出版文化賞、2004年『狐笛のかなた』で 第42回野間児童文芸賞受賞他、2015年『鹿の王』で第12回本屋大賞など、多数の受賞歴がある。
2014年には「小さなノーベル賞」とも呼ばれる世界的な賞、国際アンデルセン賞作家賞を受賞している。

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