幽霊の恋人たち: サマーズ・エンド

著者 : アン・ローレンス 金原瑞人

• 偕成社 (1995年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[スキッパーさんの感想 · 2020年8月27日]

３姉妹の家で働く流れ者の男から聞いたお話という設定で８つの短編が載っています。幽霊と恋に落ちた人間の物語…ですがいわゆるオバケ的な幽霊ではなく、妖精や不思議…という捉え方がしっくりきます。
タイトルに「恋人」と入っているものの、ラブロマンス＜ファンタジー要素が強いと感じました。佐竹美保さんの挿絵が本当に素敵です。

[あさこさんの感想 · 2022年9月7日]

ちょっとホラーなのかな?!ちょっとファンタジーなのかな?!
赤木かん子さんがおすすめしていたので読んでみました。
結構厚いのですがお話の展開が早く、あっとゆーまに読み終わってしまいました。物語にはいりやすい！読みやすい！わかりやすい！の三拍子でした。

[ゆきさんの感想 · 2020年6月30日]

お気に入りです。再読したい。

[mokuyoubiさんの感想 · 2023年9月22日]

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幽霊の恋人たち
ーサマーズエンドー

1995/06.　初版第１刷発行
作者：アン・ローレンス
訳者：金原瑞人（かねはら　みずひと）
画家：佐竹美保（さたけ　みほ）

発行所：株式会社偕成社
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カバー袖より
夏の終わり、ベッキーの家にふらりとあらわれた流れ者のレノルズさんは　ベッキーたち三姉妹に　幽霊と恋に落ちた人間の物語をはなしてきかせる…。-------

目次
夏の終わり
怖いもの知らずの少女
タム・リン
チェリー
ウィリアムの幽霊
野ウサギと森の番人
泉をまもるもの
ジェムと白い服の娘
最後のお話
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表紙だけでなく
中のタイトルページにも
目次にもふんだんに画が描かれていて
物語の世界に入ってしまう。
今年の夏は暑かった、やっと今頃になって少し和らいできた。この本を読むのにちょうどいい季節かもしれない。

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期待しすぎたのか　私には合わなかった。

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年3月13日]

夏の終わりにやってきたレノルズという流れ者が、冬の間、ベッキーたち三姉妹に語る幽霊に恋をした若者たちの話８編。

[naococoさんの感想 · 2017年1月31日]

村の宿屋の3人姉妹のもとに夏の終わりに現れたレノルズさん。彼は、お家賃がわりに3人に不思議なお話を語る。

幽霊や妖精といったこの世ならざるものと人間との恋のお話が8編。タム・リンのお話なんかは妖精伝説そのままだったり、イギリスの昔話をもとにした不思議なお話。どれもおもしろかった。「こわいもの知らずの少女」と、「野ウサギと森の番人」から続く「泉をまもるもの」がとくによかった。

[08natsukiさんの感想 · 2011年10月18日]

素敵な話がたくさんつまっている。
そんなに長くなくて、でも読み終わった後に気持ちが温かくなる。

[kaiha1223さんの感想 · 2010年11月28日]

ファージョンのマーティピピンを思い起こさせるような、お話の組み立て方。ただしそこに現れるのは、ようせ・・・と最後まで口にするのが憚られるような人たち。

[桜雪さんの感想 · 2009年3月28日]

イギリスの民話を元にした、ロマンティックな物語集。

[トミィさんの感想 · 2006年1月29日]

サマーズエンド。夏の終わりにベッキーたち三姉妹の前に現れたレノルズさん。三姉妹の遊び場に間借りすることになった彼はお家賃をベッキーたちに払います。それは彼女たちにお話をすることでした。どれも幽霊のお話。おどろおどろしい幽霊ではなくて、とても人間味溢れる幽霊たち。好きになっちゃうのも分かるね！読んでて思い出すのはローラ・インガルス・ワイルダーとかアン・シャーリー。のんびりした田舎の時間の流れ方にほっとします。たとえ小学生レベルといわれても！

著者プロフィール

1942年、イギリス生まれ。その作品に、15冊以上もの独創的なファンタジー小説、そしてガーディアン賞次席に選出された『五月の鷹』をはじめとする一連の児童書がある。44歳という若さで生涯を閉じたあともその作品は高く評価されつづけ、アメリカ、スウェーデン、日本でも刊行されている。

「2021年 『五月の鷹』 で使われていた紹介文から引用しています。」