不思議を売る男

  • 偕成社
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感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035404200

感想・レビュー・書評

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  • グリム童話のような短編集が散りばめられています。最後まで読み進めていくと、謎の男の正体が・・・!ラストの読み取り方が、読む人によって変わってくるんではないかと思います。
    とっても面白かった!

  • リサイクルショップやアンティークショップに行く度に思い出します。
    中古品というのはすごく想像を掻き立てるものだと良く思いますが、骨董品店という店そのものも現実から少し離れた場所にあるように感じますよねー。

  • おおー!
    面白かった!^^

    本好きの若い(年齢不詳)の男が
    貧乏な母子の骨董屋に住み込んで
    いろんな品物をお話つきで売っていくお話

    短編集。アラビアンナイトみたいな(訳者によると)

    男の正体も面白い!よくできてる~!
    女の子が好きになっちゃうのがいいなー
    お母さんも実は好きなんじゃないかとか^^

    どのお話も面白いけど、
    中国のお皿の話と
    晩さん会で死屍累々の話と
    カトリック狩りの話と
    鉛の兵隊の話がとーーっても面白かった!

    でも、鉛の兵隊の話は、なんか知ってるような気がしたんだけど、わたしこの本読んだことあったのかなあ・・
    98年だから12年前か・・
    ありえるからこわい・・笑

    お話上手っていいな!
    うらやましー!

  • 翻訳された文章は、
    原作を通して翻訳者が創りだすひとつの作品だ。
    「A pack of lies」を「不思議を売る男」と訳する
    金原氏には比類なきセンスを感じる。

    MCCが紡ぎだす魅力的なストーリー、
    そんなMCCに魅かれていく少女エルイサ。
    最後に明かされる真実。

    こんな古道具屋さんがあったらなあ、
    と想像力を掻きたてられる。

  • これはほんとに大好きでさいごを何回も読みなおしてしまう
    佐竹さんの絵もすてき

  • 表紙がすごく好き(^ω^)
    雰囲気があった

  • 買ったのは小5のとき。一つ一つのお話が秀逸!現代版千夜一夜物語っていうキャッチコピーをどこかで見ました:)

  • 金原瑞人、佐竹美保のゴールデンコンビ。学校だか図書館だかで繰り返し借りて、プレゼントでリクエストして、もらった。

    原題は「嘘の詰め合わせ」。
    ちょっと陰気な生活をしてる母と小学生?の娘が営む古道具屋。
    図書カード以外身分証明持ってない男が転がり込んで、客や、お隣さんや、電話止めに来たおっさんに、古道具の来歴の「お話」をする。

    「大時計・・・迷信の話」
    「寄木細工の文具箱・・・うそつきの話」
    「鏡・・・虚栄心の話」
    「鉛の兵隊・・・誇りの話」

    植民地時代のインド、海賊、清教徒弾圧、清朝の身分違いの恋、「傘!」
    なんかもう、児童書じゃなくて売ってもいいんじゃないか。

    好い文体。じつは良い構造。昔はよくわかんなかったけれども。

  • 小学生のときに初めて読んで、大人になった今、Amazonで取り寄せした思い出深い1冊。
    心に残る、大好きなファンタジー小説です。

  • 不思議な居候が始める、不思議な物語たち。
    どのお話も魅力的で、どんどん引き込まれてしまう。
    最後のオチには感服しました。

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