ふしぎの国のアリス (偕成社文庫2063)

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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035506300

感想・レビュー・書評

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  • 誰もが知る「ふしぎの国のアリス」ですが、初めて翻訳書を読みました。
    勝手にもっとメルヘンチックで少女向けのお話のようなイメージを持っていましたが、出版当時の有名な風刺画家ジョン=テニエルによる挿絵は可愛いどころかなんだか怖くて、思いもよらないキャラクターが次々登場し、いっけん全くのめちゃくちゃで、まさに訳者 芹生一さんのいう「へんてこりん」なお話でした。
    あとがきに記されているように本書はまさに「ことば」が先行し、支配している物語で、そのことばに合わせてキャラクターやストーリーがあるのです。
    これは翻訳がかなり難しいだろうなということは想像にかたくないし、読み手も巻末の訳注に助けられながら読み進められる内容でした。

    160年も昔の、まさにへんてこりんなお話なのになぜか最後まで読みやすく楽しめたし、他の色んな訳も読んでみたくなるし、出来ることなら原書で読んでみたくなりました。

  • 訳者はなんと化学者!共感を持ってしった(笑
    なお、挿絵は原書版のままで、役注もしっかり載っている。
    思ったより数学的な要素は少なく、言語と実態の乖離が散見できる。
    実態を伴わない数学を嫌うドジソンが何故このような本を書いたのか、とても不思議に思う。

  • アニメ映画とは違いイラストも楽しめました!

  • 「あー!わかったー!」と言って楽しそうに読んでいました。

  • ジョン・レノンも愛読していた本。ディズニー映画とは大違い。言葉遊びがたくさん。まるで悪夢のよう(笑)原語で読むと、また理解も深まるんだろうな。久しぶりに読み返してみましたが、公爵夫人の挿絵(テニエルによるもの)がお気に入り。鏡の国のアリスも読もうっと!

  • ふしぎの国のアリス 作者であるルイス・キャロルの作品です。

  • [公文]

    公文で待っている間に一人で読破。(と思ったらやはりまだ最初の一章だけだったみたい、ゆっくりでいいから最後まで読んでもらわないと)
    ちょうど教材に出てきたので読んだらしい。良かった。この本は読んでおかないとね。しかも今時のディズニーさし絵や絵本ではない、やや古典的な雰囲気のするシリーズで手にとれたのも、個人的には嬉しかった!

    しかも一段落して他の方の感想を読んでみると、訳者は高額博士?子供向けに字も文庫サイズもやや大きく、一文が短く読み易くなっている??そうか、そのせいもあってきっと一人で読めたんだ?こういう名作は沢山の訳、沢山の挿絵、そして簡略本も含めて紹介されているから、最終的には知らないよりはどの本でもいいから「読んで」知って欲しいとはいえ、少しでも好ましい状態の本に出会えてよかった。

    この同じ版で鏡の国など続編も出ているのかな?探してみよう。

  • ★★★★★
    小学生から読みやすいアリス。
    巻末の訳注や解説で、作中の詩の説明もあり、わかりやすかった。
    参考にされた先行アリス本にも敬意を払っておられて、こちらも読んでみたいと思いました
    (まっきー)

  • とてもふしぎなものがたりでした。文しょうがすこしヘンテコで、意味が分からないところもありましたが、どんどんおもしろいキャラクターがでてきてあきませんでした。

  • アリスの話し方が上品で、好みの訳です。

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著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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