かいじゅうになった女の子 (偕成社文庫2075)

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  • 偕成社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035507505

感想・レビュー・書評

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  • 子どもの頃にEテレの「てれび絵本」かな?でやってて魅了されて、当時図書館で借りて原作を読みました
    そこから「みちことミミ」シリーズにハマった記憶
    かいじゅうになったみちこと、かえるになったミミのなかなかすっとんきょうなお話

    2人の両親の描写や、外出した時の周囲の反応などは、かいじゅうになった=「みんなと違う」子への周囲の振る舞いのようで、大人になってから思い出すと風刺してるように感じました(末吉さんの意図はわかりませんが)

    自身も親になって、小言多めなママとお腹が出た呑気なパパの立場に近くなり、子供のころとは読む時の視点が変わりました
    ミミが3歳なのもあり、みちこだけが怒られがちなのもよくわかる…一方、ママがパパに明かした本音は深い愛によるもので、親としてそういう側面も共感できるなーなど思いました

  •  みちこは、うしろをふりかえりました。
     すると、かべにかけてあるかがみのなかにいるではありませんか、かいじゅうが。
    「きゃあ、たすけてえっ。」
     みちこは、あわててにげだしたひょうしに、ゴチーンといすの足にぶつかり、へたへたとすわりこんでしまいました。かいじゅうがだいすきなはずなのに、おかしなみちこですね。

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著者プロフィール

末吉暁子・作:神奈川県生まれ。児童図書の編集者を経て、創作活動に入る。『星に帰った少女』(偕成社)で、日本児童文学者協会新人賞、日本児童文芸家協会新人賞受賞。『ママの黄色い子象』(講談社)で、野間児童文芸賞受賞。『雨ふり花 さいた』(偕成社)で、小学館児童出版文化賞受賞。『赤い髪のミウ』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。シリーズ作品に「ざわざわ森のがんこちゃん」(講談社)、「きょうりゅうほねほねくん」「くいしんぼうチップ」(ともにあかね書房)など多数がある。

「2015年 『ぞくぞく村のランプの精ジンジン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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