- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784035508809
感想・レビュー・書評
-
20代の頃、学校図書館員として配属となった先に、著者が在任しておられ、給食の時間に向かいで食べたことを思い出す。最初に読んだのは小学生の時だったが、著者ご本人と出会って四半世紀経った今、改めて読み直したい。
詳細をみるコメント2件をすべて表示-
waniwaniさん岡田淳さんの本が大好きです。一緒に給食、すてきですね!本が大好きな小学生より岡田淳さんの本が大好きです。一緒に給食、すてきですね!本が大好きな小学生より2023/04/20
-
Ctenolepisma villosaさん子どもの頃読んだワクワク感は、大人になるとまた違う感覚になっていました。また、ボチボチ読み返してみたです。子どもの頃読んだワクワク感は、大人になるとまた違う感覚になっていました。また、ボチボチ読み返してみたです。2023/04/20
-
-
今から12年前に僕が大好きだった本。
僕が読書好きになったきっかけと言っても過言ではない。
今年22歳になる僕だが、再び読みたくなってamazonにて購入。
ハードカバー版は1980年1月発売のようなので、今から24年前に書かれたものなのか。
読みながら「そうそう、こんな話あった」と懐かしく思い出す。
そして、思った以上にしんみりとした話が多くて驚いた。
ただ1匹生き残っている「学校ネズミ」が図工の先生である「ぼく」に物語を聞かせる、という形で話は進む。
話の舞台が全て学校なので、不思議な話も容易に想像が付くし、自分の身に覚えのある話もある。
僕が使っていた机に「LUNA SEA」と過去に掘ったあなた、今は何をしているんですか?
小学校4年生の僕は、「手の中のもの、なぁんだ」という話がお気に入りで、夕飯を作っている親の前で無理矢理朗読して聞かせたことがある。
それほど気に入る話を含む本は、12年ぶりに読んでも全く色褪せない内容だ。
微笑ましく、心に響き、懐かしかった。
ちょっと疲れたかな、と思ったときに読む児童書は、とても心に沁み入る。
「子供用の本だから」と侮れない。
忘れかけていたものを思い出させてくれる、そんなものだ。 -
お話が好きな学校ネズミが語る、学校を舞台にした少し不思議な物語。
学校のそれぞれの教室や場所にはそれぞれの学校ネズミがおり、学校の様子を見聞きしている。そしてその中からお話を作り、他のものに聞かせることを喜びとしている。そんな設定がとても素敵です。小学生の時に出逢いたい作品ですね。ラストの切なさと爽やかさも好きです。 -
初めて読んだときの感動が今でも忘れられない。
-
たまたまここのレビューを読んで即、衝動買い。
読んでよかったと思える本はこれまでにもたくさんあったが、読んで聞かせたいと思う本に、初めて出会った。
リズムよくとんとんと進んでいく話が、読んでいてとても心地が良い。
大人が読んでも楽しめる児童書。 -
今流行っている(と言っても青い鳥文庫ほど軽くない)児童文学作家でも、感心する作家は少ない。欧米にはたくさんいるんだけど。
岡田淳も、いつも読みやすく面白いけど、深みや奥行きがある作家じゃない(ピアスやカニグスバーグと比べてるから、辛いですよ)。
でも、こういう作品を読むと、たいしたもんだと思う。
学校の先生だけあって、リアルな小学生ライフがわかってるのが、この人の最大の強み。
喜ぶ小学生の顔が浮かんでくる。
「しゃっくり」「学校こわい」など、多ウケしそう。 -
岡田さんの作品は想像力を掻き立てられる。情景を描きやすいというか。児童文学としての役割をすごく果たしていると思う。物語として面白いだけでなく、きちんと子どもの成長を促すものに仕上がっているのが凄いなぁ。将来子どもができたら是非岡田さんの作品を読ませてあげたい。(*^^*)
-
きみは〈学校ネズミ〉を知っているかな?ただのネズミじゃない。2本足で歩き、人間のことばを話すんだ。それに、おもしろい話をたくさん知ってる。コトッ。―ほら、天じょうで音がしただろ?日本児童文学者協会新人賞受賞。
著者プロフィール
岡田淳の作品






この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。





