子ぎつねヘレンがのこしたもの (偕成社文庫)

著者 :
  • 偕成社
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本棚登録 : 207
感想 : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035509509

感想・レビュー・書評

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  • なんとなくタイトルだけは知っていたが、しっかり読んだことがなかった。すごい可愛い。写真がめちゃ可愛い。子ぎつねの可愛さの破壊力が、半端なかった。

    野性動物の獣医さんの苦労(お金にならないけど、見捨てられない)が、ユーモアたっぷりに書かれていてよかった。

    主役である子ぎつねヘレン以外の、スズメや大人キツネなどの脇役たちも愛らしかった。

    耳も聞こえず、目も見えず、嗅覚もないヘレン。彼女とコミュニケーションをとろうとする夫婦に、コミュニケーションというのはこちらの思い込みでこれが欲しいんでしょ?と押しつけるものではないんだな、考えて考えて、相手の立場になりきってやっと伝わるものなんだな、と感じた。

    死に場所を定めたようにやってくる野性動物たち。それを受けとめる私たち。死は、遅かれ早かれどんな個体にでも訪れる。ではなぜ、目の前で殺してはいけないのか。生き延びるわずかな間に苦しむだけならば、生きさせられることは決して幸せではないのではないか。

    死にゆく動物たちの、ほんのわずかな生を見届けた彼らからの問いかけは重く、心にのしかかります。子どもから読める命の教科書です。

  • 動物の生死は感動的ね…

  • 獣医の竹田津先生の元に保護された子ぎつねがやって来る。野生動物が事故などでかなりの障害を持ってしまい、そういった動物は多くの場合は安楽死させるようだ。人間も、動物も長く苦しまない為に。しかし、重い障害がありながらも幸せそうに長生きした子も知っている先生の葛藤と、生きるとは、命とは?を考えさせられる。
    多くの小学生は、とても純粋で、どんなに世話が大変でも生かしてあげたい。生きていれば幸せになるはずと疑いなく思うようです。
    動物も子どももただひたすらに生きるという感じかな。大人はもっと余計な事に貪欲になってしまい、生きる姿勢を学びたくなります。

  • 20131006
    M図書館

  • 今までに読んだ本の中で一番心にのこりました。私は、この本を読む前、表紙を見てヘレンはオスだと思っていたけれど、メスのキツネだったのがびっくりしました。

  • 子ぎつねヘレンは、目が見えず、耳も聞こえず、保護されて竹田津先生のところへ行きました。ヘレンの生活、様子が見どころです。

  • 子ぎつねヘレンのいちばんさいごにかんどうしました。
    おなじさくしゃのひとがかいたスズメのチュンというほんもおもしろいです。(^-^)/

  • 子ぎつねヘレンの映画をみていたので借りました。
    映画ではヘレンを主にお世話をするのは
    小さな男の子だったけど
    実際は獣医さんだったようですね。

  • ヘレンはかわいそうだった。耳も聞こえないし、目も見えない。
    私だったらと思ったら、なんだか困った気持ちになった。

  • 目の見えないキツネのヘレンを病院に連れていく。
    とても感動した。

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著者プロフィール

1937年、大分県生まれ。獣医師、写真家。1963年より北海道東部の小清水町農業協同組合家畜診療所勤務。1970年、同診療所所長。傷ついた野生動物の保護・治療・リハビリ作業を行いながら、45年間、キタキツネの生態調査を続ける。現在、北海道東川町在住。
1978年、映画「キタキツネ物語」企画・動物監督。著書『子ぎつねヘレンがのこしたもの』(偕成社)が「子ぎつねヘレン」として映画化された。その他の著書に『えぞ王国』(新潮社)『オホーツクの十二か月』(福音館書店)「どうぶつさいばん」シリーズ(偕成社・あべ弘士/絵)ほか、多数。

「2019年 『クマゲラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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