びりっかすの神さま (偕成社文庫)

著者 :
  • 偕成社
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レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035509608

感想・レビュー・書評

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  • H30.1.28 読了。

    ・「テストごとに点数順にすわる場所をかえさせる、という実にいやらしい教師がここには出てくる。こういう傷つけかた、いやらしさに対抗するのは難しい。それを変えていったのは例によってスーパ-ヒーローではないごく平凡な男の子。」・・・解説より。
    児童書だと思って読んだら、面白かった。
    もっと早く出会いたかった本の一冊になりそう。

  •  評価が高いので読んでみた。児童書なのでサクっと読めた。私にとったら正直なところまあ普通かな、って感じだった。小学生に読ませるには良いかもしれない。いや、むしろ大人の方が良いかも。

     主人公の男の子は転向した学校で小さな大人の姿をした神様を見る。その神様はビリにならないと見えないらしい。その神様を見るために少年はわざとビリを目指していく。その神様を見たくビリを目指す子どもたちが増えていって・・・。

     なんでも一番を目指すことだけが正しいことではない。そして頑張れと言うことも。ただ、一生懸命にやることは大切なこと。そんなことを教えてくれる。そんな作品だ。
     「がんばれ」にも2種類ある。考えさせられた。

  • この本の場合は「クラス」が舞台だが、社会に置き換えると、社内で社員同士競争させるよりも、協力したほうが生産性がアップするという、当たり前のことが書かれている。子供時代から児童文学には触れてこなかったが、大人になって、その価値がわかった。

  • 小学校中学年ぐらいから大人まで、
    非常に楽しく読めます。

    そして、「人に勝つこと」「1番を目指すこと」について
    全く逆の見方をしてみることのおもしろさに気づきます。


    まずは、物語冒頭の母の言葉と、中盤の母のひと言。

    ==============================
    ・母「そんなことでは ひとには勝てん、
       お父さんの口ぐせだったわ。

       でも、人に負けないように仕事をするって、
       そんなにいいことだったのかしら」

    ・母「おともだちができるって、いいことね。

       一番になるためにがんばるよりも、ずっと いいことだわ、きっと」
    ==============================

    この、「おともだちができる」にいたるまでに
    非常に痛快な、びっくりするような友だちの増え方が
    描かれるのですが、それは本書を読んでみて下さい。

    最後に、主人公が「がんばる」にも2種類あることに気づくところから。

    ==============================
    ・あのとき、みゆきたちが、がんばれといってくれた。
     先生にいわれたときとちがって、きょうのがんばれは、いやじゃなかった。
     どうしてかな、と始(はじめ)は思った。
    ==============================

    「がんばること」について考えさせられたシーンです。

    作者の岡田先生は実際に西宮市で小学校の先生をされていたそうで、
    学校のシーンは非常に生き生きと描かれ、ひきこまれます。

    「がんばること」
    「1番になること」にこだわっているときに、
    読んでみたい本です。

  • とても面白い。沢山の子供たちに勧めたい!

  • 0点でも一点でも何点でもいいからとにかく一生懸命頑張ることが大切だと、この本は教えてくれます。私も、このクラスのように心の中でお話ができるようになってみたいなとおもいました。

  • びりにならないと見えない神様。
    びりになるために協力する…
    その中で子ども達が人の痛みや思いやりを学び取っていく。
    競い合ってではなく、協力しあって
    互いの力を高めていくのだけど、
    競い合う事が悪い事だと言っているわけではない。
    (競う事がなければびりになる事もないわけだから)

    真剣にぶつかりあい、対等な関係を結ぶこと。
    それぞれの違いを理解しあい、気遣いながら助け合うこと。
    “違い”があるのだけれど人としては“同じ”であること。

    設定のおもしろさはもちろんだけど、
    ぽろぽろと鱗がはがれ落ちていくような、
    心が広がっていくのを感じられる。

    子どもも大人も心が成長する一冊。

  • 神様には見えないけど、やっぱり神様だと思う。とっても面白くて、大好きです。

  • 学校の先生に、薦められて読みました!!
    絶対1度は読んで下さい!!
    「なんでこんなにも、面白い作品をつくれるのだろう・・・。」
    とおもうほどの面白さです!!
    ぜひぜひ読んで下さい!!

  • 児童書やけど面白かった。
    特に運動会のシーン。
    児童書やからこそ、シンプルに学ぶ事がある。

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著者プロフィール

岡田 淳(おかだ じゅん)
1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校の図工教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。自著の挿絵も手がけている。
代表作に『二分間の冒険』、『選ばなかった冒険―光の石の伝説』など。

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