びりっかすの神さま (偕成社文庫)

著者 : 岡田淳
  • 偕成社 (2006年4月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035509608

びりっかすの神さま (偕成社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • H30.1.28 読了。

    ・「テストごとに点数順にすわる場所をかえさせる、という実にいやらしい教師がここには出てくる。こういう傷つけかた、いやらしさに対抗するのは難しい。それを変えていったのは例によってスーパ-ヒーローではないごく平凡な男の子。」・・・解説より。
    児童書だと思って読んだら、面白かった。
    もっと早く出会いたかった本の一冊になりそう。

  • 小学校中学年ぐらいから大人まで、
    非常に楽しく読めます。

    そして、「人に勝つこと」「1番を目指すこと」について
    全く逆の見方をしてみることのおもしろさに気づきます。


    まずは、物語冒頭の母の言葉と、中盤の母のひと言。

    ==============================
    ・母「そんなことでは ひとには勝てん、
       お父さんの口ぐせだったわ。

       でも、人に負けないように仕事をするって、
       そんなにいいことだったのかしら」

    ・母「おともだちができるって、いいことね。

       一番になるためにがんばるよりも、ずっと いいことだわ、きっと」
    ==============================

    この、「おともだちができる」にいたるまでに
    非常に痛快な、びっくりするような友だちの増え方が
    描かれるのですが、それは本書を読んでみて下さい。

    最後に、主人公が「がんばる」にも2種類あることに気づくところから。

    ==============================
    ・あのとき、みゆきたちが、がんばれといってくれた。
     先生にいわれたときとちがって、きょうのがんばれは、いやじゃなかった。
     どうしてかな、と始(はじめ)は思った。
    ==============================

    「がんばること」について考えさせられたシーンです。

    作者の岡田先生は実際に西宮市で小学校の先生をされていたそうで、
    学校のシーンは非常に生き生きと描かれ、ひきこまれます。

    「がんばること」
    「1番になること」にこだわっているときに、
    読んでみたい本です。

  • びりにならないと見えない神様。
    びりになるために協力する…
    その中で子ども達が人の痛みや思いやりを学び取っていく。
    競い合ってではなく、協力しあって
    互いの力を高めていくのだけど、
    競い合う事が悪い事だと言っているわけではない。
    (競う事がなければびりになる事もないわけだから)

    真剣にぶつかりあい、対等な関係を結ぶこと。
    それぞれの違いを理解しあい、気遣いながら助け合うこと。
    “違い”があるのだけれど人としては“同じ”であること。

    設定のおもしろさはもちろんだけど、
    ぽろぽろと鱗がはがれ落ちていくような、
    心が広がっていくのを感じられる。

    子どもも大人も心が成長する一冊。

  • 神様には見えないけど、やっぱり神様だと思う。とっても面白くて、大好きです。

  • 学校の先生に、薦められて読みました!!
    絶対1度は読んで下さい!!
    「なんでこんなにも、面白い作品をつくれるのだろう・・・。」
    とおもうほどの面白さです!!
    ぜひぜひ読んで下さい!!

  • 0点でも一点でも何点でもいいからとにかく一生懸命頑張ることが大切だと、この本は教えてくれます。私も、このクラスのように心の中でお話ができるようになってみたいなとおもいました。

  • この本の場合は「クラス」が舞台だが、社会に置き換えると、社内で社員同士競争させるよりも、協力したほうが生産性がアップするという、当たり前のことが書かれている。子供時代から児童文学には触れてこなかったが、大人になって、その価値がわかった。

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「命・生き方」で紹介された本。

  • 本気で、走れよ。
    (びりっかすの神様)

    設定が面白い。
    順位より自分がどれだけ本気で頑張ったか。

  • 設定が面白く、子供達の気持ちがつながっていく感じのストーリーもいいんだけど、今大人の自分が読むとだいぶ違う感じで読めてしまい、素直に感嘆できないところがありました。というのは、この教室で起きている状況が授業中にSNSへのアクセスを認めることにした、という状況を連想させるからです。本当にそれに近いので、もうそれだと思ってしか読めない感じです。そうすると変にリアリティを意識してしまうので、そういうチャネルが開いたとしても会話の内容はそんな風にまとまるかな..といった余計なことを考えてしまってどうしようもありません。読んだのが今だというのが残念です。逆に言うと、著者の想像力に技術が30年かかって追いついたということで、素晴らしい想像力だったと言えると思います。
    そんな大人の感想はさておき、小2の子供は普通に楽しんでいました。不思議な設定と展開に頭をひねり、次にどうなるか楽しみにしていました。競争、努力、フェアネスというような少し難しいテーマについては、彼にはまだ早かったのでしょう。伝わった感じはしませんでした。

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