家族になったスズメのチュン (偕成社文庫)

著者 : 竹田津実
制作 : 岩本 久則 
  • 偕成社 (2006年8月1日発売)
4.19
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  • 本棚登録 :75
  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784035509707

家族になったスズメのチュン (偕成社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 小4の国語教材としても採用された作品。
    ほとんどすべての漢字にルビが振ってあり、とても読みやすい。
    絵本作家さんである竹田津さんは、もとは獣医さん。
    その獣医さんだった頃、保護したスズメを何とか自然に帰そうと奮闘する
    竹田津さんと、何とか竹田津家に住まおうとするスズメとの交流を
    書いた作品。時折写真であらわれるチュンの姿がまことに愛らしい。

    怪我している野生動物を見ればつい保護したくなるのは誰しも同じだと
    思うが、その後こんな労苦があるとは想像もつかないことだろう。
    野生動物は「無主物」と言って誰のものでもないが、勝手に殺したり
    食べたり、更に言えば飼うことも出来ない。
    治療のための入院さえ違法であるという。
    「無主物」であるゆえに、診療費・入院費さえ払われないという現実。
    つまり竹田津先生は、無報酬で法律違反すれすれのことをせざるを得ないと
    いうわけだ。

    当然のことだがスズメのチュンは、そんなことはまるで念頭にない。
    竹田津夫妻に子どものように懐き、共に食事して家を守り、時に求愛までする。
    感心したり笑わせられたり考えさせられたり。
    誰もが知っている小さな鳥が、こんなにも個性的で賢いことには驚くばかり。
    子どもから大人まで、すべての方にお薦め。
    保護した生き物への接し方を学ぶことにもなった、貴重な一冊。

  • 野生動物なので大きな声では言えませんが、実は我が家もかつてスズメの雛を保護?する機会があり、その後家の中で家族として暮らしました。実に13年。阪神淡路大震災の前後を共に過ごしました。似たようなことがたくさん書かれていたので、かつてのぴーちゃんを偲びながら読みました。

  • 先日は、英国女性クレア・キップスの「ある小さなスズメの記録」を読みました。クレランスというスズメと老ピアニストの12年にわたる感動の実話でした。今回「家族になったスズメのチュン」(1997刊行、2006.9文庫化)を読みました。生まれてまもなく死にそうな状態で少年に拾われ獣医の著者のところに持ち込まれたスズメのチュンの話です。野生の動物を飼うことは禁じられてますが、緊急避難的に入院という形で治療し、長くて3ヶ月ぐらいで退院(自然に帰る)だそうです。ところがチュンは家の中がいいのか、外が怖いのかいつまでもw

  • 北海道の獣医さんの体験記。こども向けの本なのですぐ読めます。
    野性動物保護の難しさと、自分を人間と思っている雀のチュンの可愛らしさが書かれています。
    愛鳥がかわいくて、鳥の本を読んでみました。

  • 読みやすかった。小学生向け。
    チュンは最後はあっけなく旅立った。

  • スズメって結構怖い鳥なのですねえ。うちも野生の小鳥が似たような状態で家にいたことがあるので、生態に興味しんしんでした。

  • 獣医である竹田津先生のもとに、瀕死の状態で持ち込まれた雛鳥。それがスズメのチュンでした。北海道で獣医を営む先生のところには、家畜だけでなく、いろんな野生動物が連れてこられます。もちろん、野生は野に戻すのが原則ですが、チュンはちょっとばかり変わったスズメでした。人の手で育てられたチュンは、自分を人間と思いこんでしまったようです。チュンを中心に繰り広げられるドタバタ騒ぎ。これは先生の治療によって命を取り戻した、スズメの成長物語です。
    以前、竹田津先生の著書〝子ぎつねヘレンがのこしたもの〟も読ませていただきましたが、獣医という仕事のたいへんさと、その優しいお人柄が、いずれの本からも伝わってきました。
    動物や小鳥が愛しく思えるのは、彼らが感情を素直に表現できるからなのかもしれませんネッ。

  • テレビでスズメの生態についての番組を見て思い出し、久々に再読。
    飼っちゃいけないんだけど、スズメが買いたくなります(笑)
    書き方も子供向けに書かれたものなので、面白くて好きです。

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「生き物・自然」で紹介された本。

  • 落ちてしまったスズメの巣から瀕死のヒナが拾われ、無事に元気に成長するとっても運の強いスズメのチュンのお話。
    人と鳥のふれあいに温かい気持ちになりました。

    写真もとってもかわいいです。

    最後の退院の仕方がなんともあっけないというか・・・自然というか・・・チュンにとってはかわいそうなのか・・いいことなのか。

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