大どろぼうホッツェンプロッツ (世界の子どもの本 15)

著者 : オトフリート=プロイスラー 中村浩三

• 偕成社 (1966年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[YuKisanさんの感想 · 2012年8月27日]

おばあさんの大事なコーヒーひきが大泥棒ホッツェンプロッツに盗まれた！この世に二つとないコーヒーひきをプレゼントした孫のカスパールとゼッペルは、ホッツェンプロッツを捕まえる作戦を決行する。粗野なくせに知恵が働く、抜け目のない大泥棒と、知恵がありそうでない、いやあるのか？な二人。最後に笑うのはどちらでしょうか。
軽快でさくさく読めました。一筋縄ではいかない大泥棒は、さすが悪党だけあって非情です。

[ヒギリさんの感想 · 2010年8月13日]

子供の頃大好きだった。

わりとひどいことが普通に存在するのに、子供を残酷な目にはあわせない。

子供なりの賢さと勇気をもった主役の男の子たちはもちろん可愛いんだけど、それ以上に大人たちが魅力的。
粗野な外見を裏切って賢く勤勉なホッツェンプロッツは悪役のときでさえ魅力的。
それなりの友情があるツワッケルマンはおそろしいはずなのに可愛い。
ジャガイモ好きすぎ。よっぽど食べたかったんだな。
被害者なのに男前なおばあさんも威圧的なのに礼儀正しいディンペルモーザー氏もみんな素敵だ。

訳もいい。意外と難しい言葉を使っていたんだな。
きっと知らない言葉があったはずなのに違和感なく読んでいた。
多分私はこういうものをよんで言葉を覚えたんだ。

[おかさんの感想 · 2005年10月7日]

ベーコンがね・・