イグアナくんのおじゃまな毎日 (偕成社おたのしみクラブ)

著者 : 佐藤多佳子
制作 : はらだ たけひで 
  • 偕成社 (1997年10月1日発売)
3.79
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  • 本棚登録 :37
  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036101108

イグアナくんのおじゃまな毎日 (偕成社おたのしみクラブ)の感想・レビュー・書評

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  • 樹里が誕生日プレゼントにもらったのは、イグアナ。
    大大叔父で、お父さんの上司だから命令?だまされて?無理矢理飼うことになったイグアナ。
    おかげで、増築しておしゃれにしたはずのサンルームはイグアナの専用スペースに。お父さんもお母さんもイグアナの世話は樹里の仕事だといって、何もしない! しぶしぶ、泣き泣き、イグアナとの生活が始まった。
    けれどイグアナのせいで家族は喧嘩ばかり。朝6時に起きてイグアナサラダを作らなきゃいけないし、イグアナが脱走したら家中めちゃくちゃになるし、うんちの世話だってあるし、熱帯にあわせてエアコン設定の電気代かかるし。
    でも、アメリカ帰りの日高くんは、グリーンイグアナ飼ってるなんてうらやましいって!ちょっとクールで変な日高くん。樹里がクラスメイトにイグアナ菌って言われても、イグアナ菌食べちゃうくらい、変で、なんだか、樹里はうれしいのだ。
    イグアナ一匹のために家族はへとへと、とうとうある日、樹里はイグアナを捨てに行ったけど・・・。捨てられなかった。お父さんもお母さんも樹里の気持ちもわかってくれて、だんだん、イグアナ・ヤダモンとの生活に慣れてきた。
    イグアナを押しつけた徳田のジジイは、もともとの飼い主の孫の勉と偉い学者先生を連れてきて、樹里たちのイグアナを見た。学者先生はヤダモンがきちんと元気に飼われていることに感動、ついでに樹里は言っちゃった!「ホントは徳田の大大大叔父にだまされて押しつけられて飼い出したイグアナ。世話がイヤだからヤダモンって名前。だけど、イグアナと一緒に寝たら、緑の夢を見るし、いいこともある」って。
    学者先生は大感激で、パパはクビ。でも、貧乏でもなんでも、樹里も家族も、これでいい、って思う。

    両親が押しつけがましくていい加減で、上司にへいこらして、ブランドの服とか趣味の鉢植えばかり大切にしてイグアナの世話から逃げて、最低だと思ったけど、・・・でも、ちゃんとみんながまとまっていって、いい。日高くんもだけど、樹里も面白い。


    生き物を飼う大変さ、イグアナという生き物の不思議さ(かわいさ)、そして人間がきちんとリアルに描かれていている。

  • こんな子供になりたかったという理想の私がいて、号泣。

    こんな風に嫌なことは全力で嫌、好きなことは全力で好きな子供でありたかったなぁ

  • 小学校の図書館にて。

    樹里が誕生日プレゼントにもらったのは、「生きている恐竜」イグアナ。草食で、攻撃性がなくて、おとなしい、鳴かない、におわない、人によくなれる、いま人気のペットだそうな。でも、世話がたいへん。南の国の生き物だから、二十五度以上四十度以下の温度で飼わねばならず、成長すると、二メートルの大トカゲになるという…。

    ヤダモン(グリーンイグアナ)がやってきてからてんやわんやの樹里の家。でも徐々に彼の存在を受け入れようとする様子が丁寧に描かれる。ラストで、気まぐれに連れ戻そうとした父方の大叔父(徳田のジジイ)に向かって家族がキレるシーンにはスカッとした記憶がある(笑)

  • おもしろかったです。父親の生殺与奪を握る?「徳田のジジイ」とその孫、勉のせいで、リフォームしたばかりのサンルームに巨大なイグアナを飼うはめになってしまった主人公・樹里たち一家。イグアナ・ヤダモンは黙ってのんき好き勝手に日々をくらすのみだけれど、家族はイライラが募って、やがて怒りが爆発してしまう。樹里の周りの大人たちやヤダモンの所業が容赦なく、ごく普通な小学生の女の子である樹里がほんとに気の毒で笑えてしまう。最後は丸く収まるのだけれど、どう展開していくのか、読んでて楽しみになれる一冊です。

  • この著者の小説を「しゃべれどもしゃべれども」「一瞬の風になれ」と読んできて今回が3作目。今回は児童小説。この人は何でも書けるんだなあと感心した。大人向けでも、子供向けでも。
    また、取り扱う題材の広さにも感心する。「落語」「陸上」そして「イグアナ」。
    この人の小説を読むと楽しいだけでなく専門知識まで身につくのがうれしい。今回はイグアナ。生育温度、食べ物、習性。飼うのは容易ではない。
    ぱっとしない人間ばかり登場するはなしだったが、主人公のボーイフレンドの日高くんだけは、とびきりよかった。

  • 懐かしい。

  • 平和な一家に突然やっかいな怪獣が舞い込んで来た・・・!
    そんなお話です(笑)。

    どうなっちゃうのー?!とハラハラしつつも、文章とイラストが可愛くて始終にこにこしながら読んでしまいました。

    緑の夢、私も見てみたいです。

  • 佐藤多佳子さんの本は無条件で好きです。夢中になって読んで、最後は心がほっと温かくなる。

  • 子供向けですが、充分面白いです。

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