アナベル・ドールと世界一いじのわるいお人形

  • 偕成社 (2005年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784036315307

みんなの感想まとめ

物語は、陶製の人形アナベルとプラスチック人形ティファニーの冒険を描いており、彼女たちが意地悪なプリンセスに立ち向かう様子が魅力的に展開されます。工夫を凝らした挿絵は、物語の雰囲気を引き立て、読者の想像...

感想・レビュー・書評

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  • 生きている人形アナベル・ドール(人間には秘密)は、親友のティファニーとともに屋根裏部屋への冒険に出た帰り、持ち主のケイトに見つかりそうになり、急いでデイパックの中に隠れる。
    機会を見て自分たちの家に戻ろうとするが、そのまま学校に連れて行かれてしまう。
    学校でも好奇心にかられて探検するが、うまくデイパックに戻れず学校で一夜を明かし、その後デイパックに入るものの、それは別の子どものものだった。
    知らない家(ゴードン家)に連れてこられたアナベルたちは、そこに住む人形たちと、その人形をいじめるプリンセス・ミミと出会い……。

    前作でドールハウスを出て、家の中を探検したアナベルが、今度は家の外を冒険します。
    冒険が大好きなのに、自身のデリケートなつくり(百年前の陶製アンティーク)や心配症に悩む彼女は、ミミに煩わされながらも、知恵を働かせ、自分自身の魅力に気づいていきます。

    前作に比べると構成が荒い感じ(特にゴードン家の描写)はしますが、繊細なアナベルと大胆なティファニーとのコンビは今作も魅力的。
    前作でもそうでしたが、表紙から見返し、遊びに至るまでの工夫はお見事!この物語を読む気のない人でも一見の価値ありです。

    でもぜひ初回作「アナベル・ドールの冒険」から読んでください。

  • 本を開いてみて、まず印象的だったのは工夫を凝らした挿絵。物語を予感させるちょっと敗れた人形のカタログだったり、ドールハウスの詳細な見取り図だったり、コマ送りのように少しずつ変わっていく絵が何ページにもわたっていたり。
    勿論文章がメインですが、ふんだんに描かれた絵は、読者の想像のお手伝いをしてくれます。
    本作のタイトルから、主人公である陶製のお人形のアナベルや、その親友のプラスチック人形であるティファニーが、"いじのわるいお人形"に散々困らせられることは容易に想像ができますが、どんな風に出会うのか?どんな目に会うのか?そしてもっとも興味深い、『どんな最後になるのか?』は実際に読んでみないと判りません。
    今回の物語は、舞台が家から外へと広がった分、出てくる人形たちや人間の数もグッと増えます。
    その為に、前作とは違い、人間の世界や人形の世界の様子が詳細に描かれ、物語に深みを与えています。
    "いじのわるいお人形"──であるプリンセスがあの手この手でアナベル達へ仕向ける嫌がらせは、まるで人間そのもののようです。
    物語の結末で、アナベルとティファニーによるプリンセスに対する見解は、そのまま現実の人間にも当てはまることに、きっと読者は驚くでしょう。多くの犯罪者の心理を、巧みについているのです。
    多感な時期の子供たちに、是非とも読んで欲しい一冊です。

  • 待ってました!続編!!
    「人形界」や「永久人形状態」など、世界観がぐぐっと広がっているのが印象的。
    前半のキャリー宅でのハチャメチャおもちゃ戦争と、後半のシリアスで重たい展開。このギャップが非常にドラマチックに感じられた。
    ラストの、ミミの迫害から解放されたおもちゃ達のメッセージがとても胸熱なのでした。

  • 好きすぎて感想画入選したぐらいハマりました!
    読むほど世界に引き込まれます。

  • アナベル・ドールの冒険の続編!
    悪役登場だよ~!

  • 冒険度さらにパワーアップ。アナベルとティファニーがついに家から外の世界に飛び出します。学校、そして知らない家。女王様気取りの意地悪な人形の出現でアナベルたちは大ピンチ。アナベルたちの冒険は面白いんだけど、ちょっと教訓話っぽいかも。前作のような爽快感には欠けるかもしれません。

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著者プロフィール

宮崎県生まれ。東京大学文学部卒業。出版社勤務をへて、英米児童文学・絵本の翻訳、編集をしている。おもな作品に『あひるのウィッツィー』などのスージー・ズーの絵本や、『手と手をつないで』『ブルーがはばたくとき』(いずれもBL出版)、『ありがとう、アーモ!』(鈴木出版)、『北極の宝もの』(あすなろ書房)、『わたしねこがかいたいの』(岩崎書店)などがある。

「2022年 『なみのむこうに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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