屋根裏部屋の秘密 (偕成社の創作(38))

著者 : 松谷みよ子
制作 : 司 修 
  • 偕成社 (1988年7月1日発売)
3.85
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  • 本棚登録 :50
  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036353804

屋根裏部屋の秘密 (偕成社の創作(38))の感想・レビュー・書評

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  • TVで特集番組を放映している今日、これを登録するべきかと。
    祖父が731部隊に属していたことを知る主人公。
    異国の少女の幽霊が、自分は「丸太」だったと語ります。
    辛いお話です。

  • 小学校の時に読んだが、なかなかショッキングだった

  • ゆう子とエリコとおばさんと直樹が交代で章が進んでいく。祖父の残した別荘の屋根裏部屋に隠された一つのダンボール。そこかには、祖父の隠したかった秘密が…


    戦争系の本です。
    そう思わずにざっと読んだので、「え?そういう系?」って思いました。児童文学なのかもしれませんが、知らない子が、たとえば「ナルニア国物語」的なイメージで手に取るとショックを受けるかも。

    戦争のテーマは「731部隊」。重い、重いよ…。悲惨だよ。日本軍が人体実験を行った部隊なのですが、いや、重い。
    多分、主人公たち中学生、大学生らがこの歴史をどう背負っていくか、繋いでいくかがテーマだとは思うのですが、いかんせん731部隊の話の重さが際立っていて、それどころじゃなかったです。

  • 第二次世界大戦の中で、日本の行ってきたことの精算は、まだ行われていない。中でも「731部隊」の凄惨さは直視に耐えないものだが、そこに踏み込まないでは済まされない。
    日本は被害国なのではない。加害国なのだ。
    最後の最後で、それでも自分の罪を焼き払うことなく、次世代に任せると遺言したじじちゃまを、安易に赦すと言ってはいけないが、哀れと思う。

    それから個人的に、直樹が思いやりある考え深い青年になっていて、ちょっと感動した。

  • 小学生のとき、図書室で借りたのが最初でした。
    初めて、戦争というものを思い知らされた衝撃を今でも覚えています。
    日本は被害者であると同時に加害者でもある、なんて教科書では教えてもらえないのですから。
    アマちゃんの私には、悲しくて悲しくてどうしようもない事実だけど、戦争と真摯に向かい合う気持ちが持てるようになった気がします。

  • ★あらすじ
    ゆう子は、はとこのエリコに誘われて、久しぶりに花姫の山荘へ滞在することになる。
    エリコは育ての親である祖父「じじちゃま」を亡くしたばかりなのだが、いまわの際に、大事な遺言を託されたのだという。
    「山荘の屋根裏部屋にあるものを、若いお前たちに託す」
    屋根裏部屋はじじちゃまの書斎で、いつも鍵がかけられている開かずの間だ。それだけに、ふたりは託された「もの」に期待を膨らませる。じじちゃまはエリカに何を遺してくれたのかしら? 宝物? それともその地図かしら? 

    ★感想
    シリーズ4作目。
    テーマは731部隊。
    これは実は再読じゃないんですが、小学生の頃に読んでたらショックだったろうなあ。
    731部隊については、現在までたくさんの小説が取り上げてるし、興味もあるので何冊も読んできてますから、今となれば耐性がありますが、知識皆無の小学生の頃にでも読んでたら…(・Д・;))))ガクブル
    件の書類を焼き捨てようとした忠男さんの気持ちも、「こんなこと知りたくなかった! わたしには関係ないじゃない!」と叫ぶエリコの気持ちも、託されたからには何とか適切に世に出そうとする直樹の気持ちも、どれもよくわかる……

  • 直樹とゆう子のシリーズがやっぱりどうしても読みたくて

  • 「直樹とゆう子の物語」テーマは731部隊の人体実験。直樹とゆう子の成長とともに、テーマは益々奥深いものへと変化し、読み手の我々に多くの事を訴えかけ、そして考えさせる。

  • (2001/8/11(土))

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