ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 (4)

  • 偕成社 (2015年5月19日発売)
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感想 : 61
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本 ・本 (166ページ) / ISBN・EAN: 9784036356409

作品紹介・あらすじ

不気味な少女よどみが「たたりめ堂」をオープン。悪意のこもった菓子で紅子の客を奪う。菓子勝負の軍配は、どちらの店にあがるのか? 全6話。

感想・レビュー・書評

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  • 『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』の四巻目ですね。
    今回は六話。ますます、因果応報の物語になってくるようですね。『たたりめ堂』の逆座敷わらしのよどみちゃん(?)と紅子さんの攻防が面白くなってきました。紅子さんが『銭天堂』をひらいた真相も出てきます。何より、よどみちゃんがあくまでも、人の悪意を欲しがるのに対して、紅子さんは最後まで駄菓子を選んだお客を見守って最後は救いの手を差しのべる人情が良いですね。
    招き猫は今回は出てきませんでした(*_*)
    第五巻が楽しみです。児童書ですが、大人も十分楽しめる魅力がありますね♪

  • 「子供の本」にしておくのはもったいないぐらいの面白さ。
    紅子さん、強くてかっこいい。
    良い運を掴むためには努力と覚悟がいるのだ。
    そして、たたりめ堂のよどみ。決して会いたくない。
    紅子さんとよどみ、2人の対決にもドキドキ。
    次回作も楽しみ。

  • 今回も6つの物語。たたりめ堂のよどみが銭天堂の紅子にライバル心を燃やす。

    テストの点数を上げたい雄太は銭天堂で「ヤマ缶詰」を買ったがその帰りにたたりめ堂に呼び込まれ「ずるずるあげもち」を食べさせられる。
    いじめられている洋介は銭天堂で「ウルフまんじゅう」を食べるが・・・。
    徹夜仕事をしている健司は、銭天堂の「眠り貯金箱」でいつも元気な紀子に秘訣を聞くが、手に入れたのはたたりめ堂の「眠れませんべい」だった。

    夏美が買ったのは家来になってくれる「ゴブリンチョコチップ」だったが、思った通りになるのだろうか?
    銭天堂で買った「歯磨きナッツ」がまた欲しくなった誠一はたたりめ堂の「虫歯あられ」を買ってしまう。
    絵が描けなくなったのまどかは銭天堂の「虹色水あめ」に出会う。絵が描けなくなったのは親友の百合子が、たたりめ堂の「デッサン汁粉」のせいだった。

    それぞれに人の欲望に応える駄菓子で面白いが、それを考えた廣嶋玲子さんはすごいなぁと感心した。

  • たたりめ堂のよどみさんと、銭天堂の紅子さんの静かな闘いがいい感じ。
    日本は広いんだから、同じ町内?に店を構えなきゃいいのに、なんてな。

    七巻まで読んだ娘に、早く早くと急かされている。
    まさか娘から読書を急かされる日が来るとは。
    夫からはマスカレードゲームを早く読めと急かされており、
    私は私で返却期限が迫った唯川恵さんの本が読みたいのだー!
    とりあえず、娘の意見を尊重し、五巻へ進む!

  • 優しいお話が多くて好きだったなぁ〜♡
    虹色水あめ選ぶ時点でなんかもう素敵な子じゃん!♡
    あのキャラとのお話も今回あって面白かった!

  • 眠り貯金箱と眠れませんべいのお話が良かった!
    私も眠り貯金箱が欲しい
    よどみちゃん、名前もだけど怖すぎます、、。

  • いろいろなものに頼ってはいけないのね。

  • たたりめ堂のよどみさんが登場して対決が本格的になってきた

    ただ失敗して終わるだけじゃなくてハッピーエンド?もあって安心した

    お菓子のネーミングセンスが素敵

  • シリーズ4作目。ゴブリンチョコエッグのお話がおもしろかった。よどみさんが銭天堂のお客さまにどんどん近づいて悪さをしてくるのが怖い。紅子さんはどんなふうに立ち向かうのか次が楽しみ。

  • 紅子対よどみさんと駄菓子勝負!紅子のじゃまをしようとしているよどみさん紅子はどうやってそれを回避するか考えるのが面白かった

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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