- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784036356706
感想・レビュー・書評
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「シェフ・ショコラ」は悲惨すぎる。
児童書でこれを書いちゃうのか。
言葉を文字通りうけとめても、もっと大人向けに読み込んでも、この話はなかなか辛いものがある。
まあ、こうやってたまに本当に怖い話を紛れ込ませてくるところが本シリーズの楽しみで魅力。
昔、「彼氏にカレーを作ったら味がなかった」と言っていた後輩は、ちゃんと子供に味のついたカレーを食べさせてあげているだろうか。
無理しなくてもレトルトで十分美味しいからね!
それはさておき、この家庭が、なんとか良い方向に進むことを願いたいが…
このお母さんは銭天堂に辿りつけるだろうか。
さて、本書で読み逃せないのは、エピローグ。
なぜ、よどみがここまで銭天堂に執着するのか。
その理由がわかる。
でもまさかあの巻の、あの物語がここまで引っ張られるとはね…
児童書だから、道徳の話でしょ、なんて読んだら大間違いだ。
うまい作者は決して手を抜かない。
それが大人に向けてでも、子供に向けてでも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
怪童との果たし合いが始まった
まさかよどみ堂のお菓子がお店に並ぶとは...
よどみの黒いまねき猫がまたお菓子を作るのかな...
巻末の墨丸の絵日記がかわいい。
紅子さんの簪もきちんとかいてある笑
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あり
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よどみさんとの因縁がわかりましたね、
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銭天堂VSたたりめ堂。どちらのお菓子を選ぶのか。
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銭天堂のお菓子vsたたりめ堂のお菓子の巻でした。もうすぐ鳥かごから出られるというよどみさん。次あたり紅子との直接対決かしら?でも、よどみさんが紅子を憎む発端が、なんともなぁ。いくつか良くない結末の話もあったので、最後の墨丸の絵日記にほっこりでした。
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「ドリームドーム」、「最後にわら麩」、「ハンターバターサンド」、「ショコラ・シェフ」、「おもてナシ」、「餓鬼ニッキ」と幕間の7編。
銭天堂にたたりめ堂の駄菓子を置いてお客さんにどちらか選んでもらうという趣旨で、身動きの取れないよどみの代わりに天獄園の怪童が紅子さんと勝負をする。
「最後にわら麩」にはたたりめ堂の「負け知らずアンズ」、「ハンターバターサンド」にはたたりめ堂の「強欲アンコ」、「おもてナシ」には銭天堂の「らくらくがん」、「餓鬼ニッキ」には銭天堂の「団結ナッツ」たたりめ堂の「王メン」も登場。
「最後にわら麩」
「最後にわら麩」を買ったあとに、「負け知らずアンズ」を買ったせいで何にでも勝ってしまってつまらない老後になってしまったおじいさん。
でも、勝負のない習い事とかはどうなんだろう…。
料理とか、園芸とか…。
コンクールに出なければ周りの人を思う存分満足させるだけで済むかな。
コンクールに出れば一流のプロになるのかな。
「餓鬼ニッキ」
過去にたたりめ堂から買った「餓鬼ニッキ」の効果を打ち消したいと思うようになるお客さんが登場。
結局今回の駄菓子はどちらも選ばないという新しいパターンに。
「正義の味方ヒーロー刑事プリン」を食べたお兄さんも登場。
「ショコラ・シェフ」
食べた本人ではなく、周りの人が迷惑をこ被ってかわいそう…。
これ自分で買いに行って自分で食べた分には本人には実害がないような。