ふしぎ駄菓子屋 銭天堂8 (ふしぎ駄菓子屋銭天堂 8)

  • 偕成社 (2017年10月3日発売)
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本 ・本 (190ページ) / ISBN・EAN: 9784036356805

感想・レビュー・書評

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  • 銭天堂の工房によどみさんの黒い招き猫がもぐりこみ悪意エキスを混ぜたり、説明文を引っ掻いたりと悪さをする。そのため、駄菓子は正しい効果が出なくなったり、使用法を誤ったりしてしまう。
    それでも、『おっかさん仮面』のように、大事なことに気づく事ができたり、『泣かんパイ』では、わかってくれている人が近くにいてくれる事にホッとする。
    悪事のバレたよどみさんはこれからしばらくは登場しなさそう。
    墨丸が大活躍でした。(=^・^=)

  • 『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』の八巻目ですね。
     常闇横町警察に捕まり、鳥かごに閉じこめられていたよどみが、紅子のもとにやってきて、宣戦布告をする。よどみが、紅子のもとを去るときに、よどみの着物のそでから、小さな黒いものが二つころがりでて、ものかげにすべりこんだ…。
     『銭天堂』で出した駄菓子が、おかしな効果をするので、紅子は調査をするはめに……。

       目次

      プロローグ
      ほしいイモ
      おっかさん仮面
      泣かんパイ
      夜の工房にて
      マスク・メロンパン
      バイリンガール
      スリスリリンゴ
      エピローグ

      怪童おすすめのたたりめ堂駄菓子ベスト5

     いつもながら廣島さんの創作力は冴えていますね。
    ふしぎ駄菓子のネームと効力をよく思い付くものだと感心します。それなりのリスクが出ても、紅子か墨丸が対応して、因果応報に物語は進みます。
     今回は、墨丸の活躍はもちろん、まねき猫たちも出てきて大活躍。ますます面白味を増してきます。
     最後には、よどみが『銭天堂』の工房に忍び込んで、とんでもないことに……!
     楽しく元気に読めました。

  • 置いておくだけで、全ての家事をやってくれる「おっかさん仮面」が欲しい!しかも50円!

    感謝をしなくなり、あっという間におっかさんに成敗されそうだけど、読後の今はちゃんとルールがわかっているので大事にできるよ!!
    紅子さん、銭天堂を我が家の近所にオープンしてください。

  • おっかさん仮面 絶対母の日にゆっくりしてもらうから、うちにも来て欲しいです!
    もちろん感謝の気持ちも忘れません!!

  • いつもの銭天堂です。面白いです✨
    銭天堂シリーズは、何回読んでもあきません‼️

    銭天堂のお菓子には、ダジャレ、似た言葉などを組み合わせてお菓子の名前を作っています☆
    私はその銭天堂のお菓子の名前が面白いと思います。

  • 鳥かごから出てきた よどみさん 少しは懲りているかと思ったら、紅子さんの店の商品に「悪意エキス」を混入させて大変な事に!!(゜゜;)しかし、よどみさんの真の目的は他にあった(>_<)今回は紅子さんの黒猫・墨丸が大活躍♪そして過去に銭天堂から商品を買った皆さんも登場!(^^)よどみさんが心を入れ替える日は来るだろうか?(-_-;)今回欲しくなった商品は「おっかさん仮面」(^^)♪

  • 大人気アニメの原作で、「親子で同じ本を読んで感想を書こう」という宿題がでたらしく、小学生の娘が選んできた一冊。
    紅子さんが店主を務める銭天堂。そこで売られているのは子どもたちにとっても身近な駄菓子で、実はどれにも不思議な効力が宿っている。
    銭天堂にたどりついて、その時の自分に必要なアイテムを購入できるところまではラッキーだが、購入者たちがその効力をどのように用いるかによって、結末は幸福にも不幸にもどちらにでもなり得るというストーリーが、綺麗事だけで済まされない感じでおもしろい。さいきんの児童書のそういうとこいいよね。
    この8巻では、ライバル店?であるたたりめ堂のよどみちゃんも暗躍することで、汚染された駄菓子を買った人たちの、ふだんは眠っているはずの小さな悪意が呼び起こされてしまう展開が、いやまして際立っていたように思う。おっかさん仮面ほしい!
    そしてなんといっても黒猫の墨丸がおりこうさんでかわよいねえ。

  • 今までで一番面白かったです。
    墨丸(猫)がとても活躍してて、「すごいな。」と思いました。

  • なんかすごい人気のようなので
    ちゃんと内容把握しとこうと思ったら
    はじめのほうの巻も最新刊も予約待ち。
    ぽっかり残っていたのを借りてみました(笑)

    おお〜、なるほどこういう短編集か!
    読みやすいし、ちょっとドキドキしたり
    なんとなく良かったねぇと思ったり
    自分が小学生だったらハマる気がする!

    選んでくれる駄菓子の効能といい
    紅子さんが和服を着たド○えもんに見える
    というのは禁句でしょうかしら。

  • 表紙の金まねきねこたちがかわいい


    よどみとの対決も一旦終わりかな?
    悪意エキスをばらまいたのはいいけど自分がそれでやられてしまうとは...



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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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