ふしぎ駄菓子屋 銭天堂10

著者 :
  • 偕成社
4.23
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本棚登録 : 785
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784036357000

作品紹介・あらすじ

本人の強い希望で銭天堂に居つくことになった少年健太。紅子は墨丸に彼の監視役を命じます。はたして健太は何者か? そしてその目的とは? 最終話ですべての謎が明かされます。
 駄菓子にまつわるエピソードは、6話収録。ひと粒食べると一日晴れるキャンデイ「天晴れレモン」、ひそひそ話を聞き取れるようになる「聞き耳グミ」など、さて今度の駄菓子は、お客様に幸運をもたらすでしょうか。
 巻末に、招き猫たちの座談会がついています。

感想・レビュー・書評

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  • 最後に金色の招き猫たちの座談会があったよ(^。^)

  • 紅子とよどみの対決がまたしても始まる予感。

  • 健太くんの巻です
    どうなるのかと思ったけど、最後の終わり方よかったです!
    冷凍庫からの悪意が心配です
    次も楽しみです♪

  • またまた新たな登場人物
    小さな男の子です。
    この本は本当に子供向けなのか、大人向けなのかわかりません。
    でもついついハマって読んでしまう。
    すぐ読み終えるし…

  • 紅子が旅をしているときにケンタという知らない男の子が来て手伝いたいという。どうなるかとても楽しいです♪。

  • 過去に戻ってやり直せるって凄いお菓子だなぁ。

  • 一話一話の話もおもしろいが、最後まで「この男の子の正体は!?」となる面白さがあるので星5つ!

  • おかみ、紅子のそばにいる8歳の男の子。
    駄菓子を選ばず、紅子のそばにずっといる。
    猫の墨丸は怪しんでいるけれど、どうも嫌な感じはしない。
    この少年、名前を杉田健太と言うのだが…いったい何の目的でここにいるのだろう?

    「天晴れレモン」は雨女の佳奈が親友の結婚式で使おうと思ったお菓子。
    でも、絶対晴れる、と思えば他のことにも使いたくなるのが人間…。
    このものがたりは、禍福は糾える縄の如し、という諺を思い出させる。
    私も雨女だが、雨の日は意外と、いいことが起きる。
    何事も悪いことばかりじゃない。

    「やりなおしおこし」は、健太少年が待ち望んでいたようだが、なぜ彼はやり直したいと願うのだろう?
    なにをやり直したいのだろう?
    「アドベン茶~」から続く物語は、子供の切実な願いだった。

    引き出しの中にあった数年前の手帳を片付けたとき、保育園で私の子供が話していたことがメモされていた。
    「ママは自分のことを好きじゃないんだ」と言っていた。
    そんなこと、ないのに。
    そんなことがあったがために、「やりなおしおこし」の話は胸が酷く痛んだ。

  • 10巻目だけどあきさせない、うまい展開をするなあ。
    最後の章、銭天堂で初めて泣きました。

  • 文量は多くないのに、読み終えたら一本の映画を見終えたような感覚になった。いつものことではあるけれど、今回は特に、然るべき人に然るべき機会が与えられているように感じた。

    天晴れレモン
    ある意味、間接的に天気で占いができるのがいいな。
    この人の話は、恋愛とビジネスにはシビアなイメージがある。人の業の深さが出やすい領域だからかな。
    逆に普通の家庭生活・学校生活のエピソードをたくさん出せてるのがすごいと思う。

    聞き耳グミ
    耳を綺麗にしておくって難しい。いろいろな意味で。

    家カエル
    遭難時の対応が有能。

    コントロールケーキ
    自転車でそこまでのカロリー消費できるとは思えないし、副作用には不文律の隠し要素ありそう。
    副作用を承知で使う話は読後感がすっきりしてて好きな話多い気がする。

    アドベン茶~
    「~」の間の抜けた感が好き。
    このまま理不尽に終わってくのかと不安になったけど、救済されてよかった。
    よどみに汚染されていなかったら、どんな世界でどういう楽しみ方ができたのか気になる。

    やりなおしおこし
    影響力の大きさだけ見たら、銭天堂史上最強のお菓子なのでは。生前の両親の言動からやり直しができるなんて。この子だからこそ、できた選択なのだろうな。
    エピローグの大団円って感じがじわっときた。

    ジュエリージェリーがどういうお菓子だったのかすごく気になる。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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